ハワイのホノルルで……いや、アメリカで知らない人はいない砂浜、それがワイキキビーチです。もともとタロイモ畑だった場所に白砂を敷き詰めて作ったこの場所は今や世界的なリゾート地として知られ、誰もが一度は憧れる常夏の島No.1の観光スポットと言えるでしょう。
今回はハワイにあるワイキキビーチの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ旅行計画にお役立てください。

ワイキキビーチは世界を代表する南国の楽園!



この記事では「ハワイにあるワイキキビーチの観光情報」「デューク・カハナモク像の見どころ」をまとめるよ!
1.ワイキキビーチの概要


まずはワイキキビーチの概要を見ていきましょう。
- 国:ハワイ
- 地域:ホノルル
- 特徴:砂浜/レジャー
- 目玉:デューク・カハナモク像
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
ワイキキビーチは、世界で最も名の知れた砂浜で、ハワイはもちろんアメリカでも知らない人はいないリゾート地です。人工的に作られたとは思えない純白の砂浜はまさに天国……現代のユートピアを体現している観光スポットと言えます。
ちなみに「ワイキキ」は、ハワイ語で「水が湧くところ」という意味の言葉です。
もともと湿地帯でタロイモ畑として活用されていた場所で、まだハワイが独立国だった19世紀末までは王族の保養地でした。後の1898年、ハワイがアメリカの自治領として併合された3年後の1901年、ワイキキ初の大型リゾートホテルとしてモアナホテルが開業。1910年代~1920年代にかけて、ハレクラニやロイヤルハワイアンなどの建設が進みました。
当初、ワイキキビーチに砂浜はありませんでしたが、1920年代~1930年代にかけてアメリカ本土のマンハッタンやオアフ島のノースショアから白砂が運ばれ、人工の砂浜が作られたことで現在の形となったとされています。戦後の1950年代~1980年代にかけては、航空機の発展による観光客・旅行者の激増に伴い、建設ラッシュが加速。結果的に、ホノルルはハワイを代表するリゾート地として世界中に知られるに至りました。
なお、2011年~2012年にかけて、250万ドルを費やして砂の補給が行われたことで、縮小していた白砂が復活……現在も維持・管理が進められています。



ハワイを訪れるならワイキキビーチは外せないね!



ホノルルを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.ワイキキビーチの観光情報


次にワイキキビーチの観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:10万円~30万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はハワイ旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:2時間~3時間
- 必要期間:5日~15日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:ハワイ/ホノルル
- 住所:Honolulu, 96815 Hawaii
- 行き方:バス/タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- バス:20分~30分
- タクシー:10分~20分
- レンタカー:10分~20分
- 徒歩:30分~1時間
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「ホノルル⇒ワイキキビーチ」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:やや暑くて晴れやすい気候
- 4月~6月:暑くて晴れやすい気候
- 7月~9月:暑くて晴れやすい気候
- 10月~12月:やや暑くて晴れやすい気候
- ベストシーズン:1月~12月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 25℃ | 21℃ | 60mm |
2月 | 25℃ | 21℃ | 50mm |
3月 | 25℃ | 22℃ | 60mm |
4月 | 26℃ | 22℃ | 40mm |
5月 | 27℃ | 23℃ | 30mm |
6月 | 28℃ | 24℃ | 20mm |
7月 | 28℃ | 25℃ | 20mm |
8月 | 29℃ | 25℃ | 20mm |
9月 | 29℃ | 25℃ | 25mm |
10月 | 28℃ | 24℃ | 40mm |
11月 | 27℃ | 23℃ | 50mm |
12月 | 26℃ | 22℃ | 70mm |
2-5.服装
- 1月~3月:薄手の服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:薄手の服装
- 持ち物:水着/タオル
⇒必要なものはレンタル可能
2-6.治安
- やや良い
ハワイは総じて治安が良く、旅の拠点となるホノルルも治安良好です。
2-7.注意点
- 運次第の催行状況
- 遊泳の可否
- 海中での混乱
- 動植物への接触
2-7-1.運次第の催行状況
ワイキキビーチのマリンスポーツは中止になる場合があります。レジャーはバナナボート・ペダルボート・ジェットスキー・カヤック・サップ・ウェイクボード・シュノーケリング・ダイビングなどから選択可能なので、催行状況に合わせて選びましょう。
2-7-2.遊泳の可否
ワイキキビーチでは遊泳の可否を旗の色で提示しています。旗の色は「赤色・青色・黄色・緑色」の全4色あり、それぞれ遊泳ができるかどうかの指標となります。
- 赤色:遊泳禁止区域
- 青色:遊泳不可
- 黄色:遊泳注意
- 緑色:遊泳可
原則として赤色の旗は遊泳禁止、青色の旗も遊泳不可です。一方、黄色の旗は遊泳注意、緑色の旗は問題なく遊泳可となります。旗の色は当日のコンディションで変わります。危険と判断された場合は例外なく遊泳禁止となるため、常にビーチの旗の色をチェックしましょう。
2-7-3.海中での混乱
ワイキキビーチではバナナボートやパドルボート、ジェットスキーやカヤック、サップやウェイクボード、シュノーケリングやダイビングなど生身で遊ぶことになるので、海中での混乱には気を付けたいです。トラブルを起こしたりパニックに陥ったりすると取り返しのつかない事態になるため、海中ではインストラクターの指示に従いましょう。
2-7-4.動植物への接触
ワイキキビーチには希少生物が暮らしているため、動植物への接触には気を付けたいです。この地域一帯は貴重な生態系を構成する生き物も生息しており、サンゴ礁などの動物やヤシの木などの植物も分布しています。当然ながら許可なく捕まえたり摘んだりしてはいけません。
同じくイモガイ・オニヒトデ・シロガヤ・ハコクラゲなどの毒性を持つ危険生物、ウツボ・ウミヘビ・ゴマモンガラ・サメなどの凶暴性を持つ危険生物もいるので、近づかないようにしましょう。



観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。



Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.ワイキキビーチの見どころ
ここからはワイキキビーチの見どころをまとめます。


3-1.デューク・カハナモク像
おすすめ度:
ハワイを象徴する銅像。


3-2.バニヤンツリー
おすすめ度:
ホノルル定番の街路樹。


3-3.プリンスクヒオビーチ
おすすめ度:
クヒオ王子の砂浜。


3-4.クイーンズサーフビーチ
おすすめ度:
波乗り女王の砂浜。
ワイキキビーチはデューク・カハナモク像やバニヤンツリー、プリンスクヒオビーチ、クイーンズサーフビーチなど見どころ満載です。
海岸通りをただ歩くだけでも楽しめるワイキキビーチですが、訪れたらまず挨拶したいのが全長約5mを誇るデューク・カハナモク像です。ホノルルの象徴とされているデューク・カハナモク像は、ハワイの英雄として崇められる人物を模した銅像で、周辺の砂浜はデューク・カハナモクビーチと呼ばれています。
“サーファーの聖地”とされるワイキキビーチ沿いには、巨大なバニヤンツリーも植えられているため、併せて見学しておくことも忘れずに!
ちなみに、ワイキキビーチは細かく分けると8つに分類されます。詳しくは次の通りです。
- アウトリガーカヌークラブビーチ
- カハロア&ウルコウビーチ
- クイーンズサーフビーチ
- グレイズビーチ
- サンスーシービーチ
- デューク・カハナモクビーチ
- フォートデルシービーチパーク
- プリンスクヒオビーチ
海水浴に適しているところやサーフィンに向いているところなど、それぞれの砂浜ごとに特色があるので、目的に応じて訪れるビーチを選ぶのもありかもしれません。
個人的には、グルメエリアやショッピングエリアが密集しているプリンスクヒオビーチ、もしくはローカル感が残っているクイーンズサーフビーチがおすすめです。もちろん、浜辺を歩きながらすべての砂浜を制覇するのもありだと思います。



ワイキキビーチではデューク・カハナモク像とバニヤンツリー、プリンスクヒオビーチ、クイーンズサーフビーチが目玉!



個人的にはシンボル的存在のデューク・カハナモク像がおすすめ!
4.ワイキキビーチの体験談
最後に管理人が2023年9月に訪れたワイキキビーチの体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。





ワイキキビーチに到着……もう言わずもがな、最高すぎる。



今まで王道の海外旅行先は避けてきたけど、ついに来ちゃった、ハワイ。



結局、王道には王道たる所以があるってことか……ホノルルすごい。



青い空に白い砂、ずらっと並ぶヤシの木だけで感動しちゃうよね。





おぉ、あれがかのデューク・カハナモク像!



デューク・カハナモクは、ハワイの英雄で「サーフィンの父」とも呼ばれたウォータースポーツの功労者なんだよね!



ワイキキで生まれ育って、常に海が遊び場だった彼。



オリンピックに3回出場して、金メダル3個・銀メダル2個を獲得。ハワイ初のオリンピック選手として競泳種目でも活躍。



映画俳優や親善大使、保安官も務めた正真正銘のヒーローなのさ!



水難事故から人々の命を救うなど、アロハスピリット溢れる人物ということもあってか現在でも島民から尊敬を集めているんだってさ!





これが、バニヤンツリー?



そう、別名でベンガルボダイジュと呼ばれる植物。インドが原産だけどハワイでは街路樹としてよく植えられてるんだよね。



一見すると1つの巨木に見えるけど、実は複数の枝や幹の集合体。強烈な太陽光を遮ってくれるありがたい存在。



長寿や豊饒の象徴としても知られてる植物で、いわゆるカーテンフィグツリーの一種。



現地の人の情報によると樹齢は約140年。



ワイキキではスピリチュアルな力がある木としても知られてるっぽい。





ここはワイキキビーチを8つに分けた砂浜の1つ、プリンスクヒオビーチ。



クヒオ王子にちなんで名付けられた場所。



ちなみに、彼はハワイ王国最後の王子。1871年にカウアイ島のコロアで生まれ、同国の政治家で初めてアメリカ議会に出席した人物。



ハワイ王国復刻に尽力した人で、誕生日の3月26日はクヒオデーとして国民の休日に指定されてるんだよね。



当日はプリンスクヒオデイセレブレーションやプリンスクヒオフェスティバルなどのお祭りが開催されるみたい。



大々的なパレードが行われるらしいから、3月にホノルルに行く人は必見!







……今までマイナーなところをメインの旅先に選んできたけど、メジャーなところもたまには良いよね!



むしろ「訪れる人が多い=良い」ってことなんだと思う。



「訪れる人が少ない=悪い」とは言えないけど、魅了される人がいるってことはそれほど価値があるって証拠。



うまく表現できないけど、空気感がもう最高だよね。





ヤシの木を見上げると日頃の嫌なこと、全部忘れられそう。



常夏の南国の日差しに当てられたら、何も考えられなくなってくる。



楽園という言葉はハワイのためにあると言っても過言じゃない。



大袈裟だけど、本当そう。





200年ほど前はタロイモ畑だったところが20世紀初頭にリゾート開発されて現在の形となったワイキキビーチ。



海岸通りに建つホテル群とのコントラストが見事だよね。



もはや衝撃すら感じるよね、ただのビーチなのに。



海側には芝生でのんびりしてる人や砂浜で日焼けしてる人、陸側にはグルメやショッピングを楽しんでいる人がいて幸せに満ちてる。





桟橋からは透明度抜群の水が見下ろせる。



サーフボードに乗ってる人に生身で泳いでいる人、みんなのワクワクウキウキな気持ちが伝わってくる。



もうワイキキビーチじゃなくてワクウキビーチだよね!



いつもなら「つまらないこと言ってないで行くぞ」て突っ込むとこだけど、今日はなんでもあり!





どこまでも広がる青い海と白い砂……まさにパラダイス!



これが人工的に作られた砂浜ってんだから驚きだよね。



えぇ!ワイキキビーチって人工の砂浜だったの?



そうだよ?アメリカ本土のマンハッタンやオアフ島のノースショアから白砂を運んできて作られた場所だからね!





この規模の砂浜を人工的に作るなんて……規模デカすぎだろ!リアル「シムシティ」でもやってんのか!



アメリカのやることだからね。とにもかくにもスケールデカいのよ。



「グランドセフトオート」で見たライフガードステーションまである!



何なのさっきからそのゲームの例え。





“サーフィンの聖地”と言われてるけど、波は穏やかだよね。



ここは消波ブロックがあるから、波がないよ。大人から子供まで海水浴できるようにされてるからね。



なるほど、老若男女問わず楽しめるように工夫してるんだ。



ワイキキビーチでは危険生物に襲われる心配がないから、一人旅でもグループ旅でも安心。ここなら離岸流もなし。





モアナホテルにハレクラニ、ロイヤルハワイアンにシェラトンワイキキビーチリゾート……ハワイ指折りのホテルたち。



「ワイキキの貴婦人」と称されるワイキキ最古のホテル、モアナホテルはアメリカの登録財やホノルルの文化財に指定されてるんだよね。



「天国に相応しい家」の意味を持つハレクラニ、「ピンクパレス」の別名を持つロイヤルハワイアンなど、どれも必見。



向こうにはハイアットリージェンシーワイキキリゾート&スパも見える……このホテル群を眺めてるだけで楽しい!



オーシャンビューのホテル、一度は泊まりたい。



そんな夢に思いを馳せながら過ごすのも良いよね。







これぞまさにキングオブビーチのサンセット!



美しすぎて涙が出そうになる!



みんなその絶景を一目見ようと砂浜に集まってる。



もうさ、ずーーーっと眺めてたくなるよね。





サンセットとビキニ姿のブロンド美女のシルエットが絵になるなぁ。絵になりすぎてバンクシーも腰抜かすレベル。



まさか狙って撮ったんじゃないよね?



ぐ、偶然に決まってるじゃない!偶然偶然!



偶然にしては出来すぎた構図だと思うけど。





時間が立つにつれて空が金色から紫色に変わってく。



水平線に太陽が落ちる瞬間、一瞬だけ本当に「ジュッ」と聞こえたような気がした。



グジュ……グジュ……サンセット、超綺麗。



え、鼻をすする音だったの?



うん、なんかグッときちゃって。



ロマンチックな表現が台無しじゃん!でも、まぁわからなくもない!あまりにも絶景すぎて。







日が変わり、再びやってきたここはワイキキビーチを8つに分けた砂浜の1つ、クイーンズサーフビーチ。



クイーンズサーフというレストランにちなんで名付けられた場所。



なお、カピオラニ公園沿いにあることからカピオラニビーチとも呼ばれるとのこと。



他の砂浜と比べてローカル色があって、比較的静か。ビーチバレーのコートがあったりボディボードのポイントがあったりとレジャーに最適。



岩場の方に行くとウミガメも見ることができるのだとか。



海水浴や日向ぼっこにぴったりで、地元の人も結構いる。ぼーっとしてる人にヨガしてる人、なんだかほっこりする。





2人の若者が今か今かと飛び降りようとしてる。



結構な高さがあるから勇気がいるよね。



勇気を持って飛び出したらきっと一皮剥けられるはず。



青春映画のワンシーンっぽいね。



……あっ、日焼け止め塗ってないから本当に皮剥けてきた。



いや、そっちの皮めくってないで青春の1ページめくりなよ。





今日は昨日とまた違う色合いの夕焼け。



空全体がオレンジに染まってる。



今まで色んな国を旅して色んな国の夕焼けを見てきたけど、お世辞抜きにワイキキビーチがNo.1かも。



うん、本当、そうかも。





結局、何をするでもなく、写真を撮るだけで楽しい。



ハワイの海って言ったらシュノーケリングとかスキューバダイビングとかやるのが定番だけど、写真を撮るだけで十分充実してる。



来て良かった、ハワイ。



むしろ、なんで今まで来なかったんだろう。



そりゃ、円安が酷かったからさ。



いや、いきなり現実に引き戻すのやめて!
5.まとめ
今回はハワイにあるワイキキビーチの観光情報、デューク・カハナモク像の見どころをまとめました。
海外旅行でハワイを訪れるならワイキキビーチがおすすめです。中でもデューク・カハナモク像は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。