フィジーで初めて原住民の先祖が上陸したとされる場所、それがヴィセイセイ村です。ここはジョンウェスレーメソジスト教会や宣教師記念碑をはじめ、大酋長の墓や伝統家屋を見学できる村で、フィジーの文化と歴史が凝縮された場所。フィジーの原風景が詰まった観光スポットです。
今回はフィジーにあるヴィセイセイ村の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。

ヴィセイセイ村は古き良きヴィチレヴ島の姿を見学できる場所!



この記事では「フィジーにあるヴィセイセイ村の観光情報」「伝統家屋の見どころ」をまとめるよ!
1.ヴィセイセイ村の概要


まずはヴィセイセイ村の概要を見ていきましょう。
- 国:フィジー
- 地域:ヴィセイセイ
- 特徴:村
- 目玉:伝統家屋
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
ヴィセイセイ村はヴィチレヴ島にあるフィジアン(フィジー人)の先祖が上陸したとされる村です。場所は島の西海岸、ウダ岬に位置し、かつてメラネシアン(メラネシア人)がカヌーで上陸したという伝説が残されています。まさにフィジーの始まりを見学できる観光スポットと言えるでしょう。
一説によると村は西暦500年頃からあったとされ、村内には大酋長の墓や伝統家屋「ブレ」が丁寧に保存されており、丸太を軸組としてヤシの葉などで屋根を葺いたシンプルな構造を見学可能です。見学できるのは外観だけですが、ココナッツの葉が敷かれた床や竹・藁で覆われた壁について村民が案内してくれるため、なかなか勉強になります。
他にも、ジョンウェスレーメソジスト教会や宣教師記念碑など見るべきところは十分。
ちなみに、村民ガイドには謝礼を支払うのがマナーとされるので、渡しそびれないようご注意ください。



フィジーを訪れるならヴィセイセイ村は外せないね!



ナンディを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.ヴィセイセイ村の観光情報


次にヴィセイセイ村の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:3万円~5万円
- 予算総額:8万円~24万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はフィジー旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:30分~1時間
- 必要期間:5日~10日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:フィジー/ナンディ
- 住所:Viseisei, Fiji
- 行き方:タクシー/レンタカー/ツアー
- タクシー:30分~1時間
- レンタカー:30分~1時間
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「ナンディ⇒ヴィセイセイ村」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:暑くて雨が降りやすい気候
- 4月~6月:暑くてやや晴れやすい気候
- 7月~9月:暑くて晴れやすい気候
- 10月~12月:暑くてやや雨が降りやすい気候
- ベストシーズン:5月~10月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 31℃ | 23℃ | 360mm |
2月 | 31℃ | 23℃ | 340mm |
3月 | 31℃ | 23℃ | 340mm |
4月 | 31℃ | 22℃ | 170mm |
5月 | 30℃ | 21℃ | 90mm |
6月 | 29℃ | 20℃ | 55mm |
7月 | 28℃ | 19℃ | 45mm |
8月 | 28℃ | 19℃ | 65mm |
9月 | 29℃ | 20℃ | 75mm |
10月 | 30℃ | 21℃ | 90mm |
11月 | 31℃ | 22℃ | 125mm |
12月 | 31℃ | 23℃ | 205mm |
2-5.服装
- 1月~3月:薄手の服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:薄手の服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
フィジーは総じて治安が良く、旅の拠点となるナンディも治安良好です。
2-7.注意点
- 周辺の商業施設
2-7-1.周辺の商業施設
ヴィセイセイ村には目立った商業施設がありません。周辺には民家こそあるものの飲食店や宿泊施設はなく、コンビニもスーパーもありません。そのため、買い出しは最寄りの町で済ませておきたいです。



観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。



Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.ヴィセイセイ村の見どころ
ここからはヴィセイセイ村の見どころをまとめます。


3-1.ジョンウェスレーメソジスト教会
おすすめ度:
白壁に十字架の教会。


3-2.宣教師記念碑
おすすめ度:
白地に十字架の記念碑。


3-3.伝統家屋
おすすめ度:
古き良き伝統的な家屋。
ヴィセイセイ村はジョンウェスレーメソジスト教会や宣教師記念碑、伝統家屋など見どころ満載です。
村に到着すると、まず出迎えてくれるのがずらっとお土産を並べた村民のみなさん。オリジナルのアクセサリー(ブレスレットやネックレス)を中心に販売しており、オブジェやコースターなども購入することができます。民族に伝わる道具や武器を模したものもあるなど、品揃えも十分です。
何より、チャーミングな笑顔で迎えてくれる村民のみなさんに癒されること間違いなし!
名所的としてはジョンウェスレーメソジスト教会や宣教師記念碑がありますが、やはり見るべきは伝統家屋と言えるでしょう。「ブレ」と呼ばれる伝統家屋は三角屋根の可愛らしい見た目で、かつての村民の生活が垣間見れます。見学は外観のみですが、見応えは十分です。
村から離れたところにはブンダポイントと呼ばれる景勝地もあるなど、フィジーの文化や歴史に触れたい人ほど惹かれるのではないでしょうか?



ヴィセイセイ村ではジョンウェスレーメソジスト教会と宣教師記念碑、伝統家屋が目玉!



個人的には古き良きフィジーが感じられる伝統家屋がおすすめ!
4.ヴィセイセイ村の体験談
最後に管理人が2024年10月に訪れたヴィセイセイ村の体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。





ヴィセイセイ村に到着!なんかお土産が並べられてる!



ここはフィジーの原風景が残されてるヴィセイセイ村。



いや、フィジーのほとんどが原風景みたいなところしかなかったと思うけど……そこんとこどうなの?ヴィセイセイ!



伝統家屋とかあるらしいから。







突然、まぁまぁな規模の教会が出てきた!



Googleマップによると、あれはジョンウェスレーメソジスト教会。18世紀のイギリスの信仰覚醒運動から発展したプロテスタント教会。



メソジスト教会……どっかで聞いたことがあるような。



世界中にあるからどっかで見たんじゃない?ちなみに、日本だと美以教会って呼ばれてるんだよね!





あ、あれは?



いわゆる宣教師記念碑ってやつかな。ジョン・ウェスレーのことが書かれてるんだと思う。



どんな教えだったんだろう?



愛情と奉仕による教育活動や社会事業に力を入れてて、厳格な禁欲生活にも熱心だったっぽい。



……さて、他のところも見てみようか。



あっ!禁欲したくないからって逃げるな!





ほほぅ、これが伝統家屋か。



フィジーの伝統家屋は現地では「ブレ」と呼ばれてて、丸太を軸組としてヤシの葉などで屋根を葺いたシンプルな構造。



壁は竹や藁でできてて、床はココナッツの葉で覆われてる……と。



そうそう、室内は棟まで吹き抜けになってるんだよね。だから窓がなくても快適に過ごせるんだってさ。





ガイドさんが「海を見てけ」と言うので浜辺でぼっ~としてみる。ただ、ゴミが漂着してて美しさという点ではちょっと微妙。



掃除しても掃除してもゴミが漂着しちゃうんだろうね。



素朴なフィジーがゴミで汚されていくのは、なんだか切ないよ。



環境破壊の弊害がこんなところにまで及んでるとは。



日本人の僕らもきっとどっかで環境破壊に関わってるからこそ歯がゆい。



まぁでも、フィジーの着飾らない自然に触れられただけでもはるばる日本から来た甲斐があったよね。



フィジーの人の優しさにも触れたしね。



まだまだ観光地化されていないフィジー。オーバーツーリズムになるくらいなら、このままでいてほしい。素直にそう思ったよ。



またいつか、何十年後かに来よう。



きっと、ずっと変わらずにいてくれるさ。
5.まとめ
今回はフィジーにあるヴィセイセイ村の観光情報、伝統家屋の見どころをまとめました。
海外旅行でフィジーを訪れるならヴィセイセイ村がおすすめです。中でも伝統家屋は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。