【エジプト】コムオンボ神殿の観光情報！二重神殿や列柱室の見どころ

エジプトで豊穣神セベクと太陽神ホルスの二祭神を祀る古代遺跡、それがコムオンボ神殿です。ここはシンメトリー調の二重構造で作られた神殿で、唯一無二の構造で知られています。そこは他に類を見ない遺構が残る観光スポットと言えるでしょう。

今回はエジプトにあるコムオンボ神殿の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。

1.コムオンボ神殿の概要

まずはコムオンボ神殿の概要を見ていきましょう。

コムオンボ神殿はナイル川沿いにある二重構造の神殿です。古代エジプトでも珍しい豊穣神セベク・太陽神ホルスの二祭神を祀る神殿で、類を見ない古代遺跡の残る観光スポットとして知られています。

古代エジプトでもなかなかない二重神殿で、セベク側とホルス側で完全な左右対称になっているのが特徴。まさに2つで1つの神殿と言えるでしょう。

その建造は紀元前332年頃のプトレマイオス朝の時代のこと、プトレマイオス6世の治世初期に開始されました。その後、プトレマイオス13世をはじめとする歴代の王により増築が行われ、内側・外側の多柱式の広間が完成したそうです。最も外側の部分は前庭とともにローマ時代に築かれたもので、神殿が完成を迎えたのは元ローマ皇帝カラカラの時代だったとされています。

神殿の内部はナイル川の氾濫や地震、当時の建築業者やコプト教徒などによって破壊されてしまったものの、1893年にジャック・ド・モルガンによって修復。以降は保存状態に優れた古代神殿として観光客・旅行者から人気を集めています。

第18王朝のトトメス3世の遺物も発見されている場所です。

ホルスはハロエリスという別名でも呼ばれます。

2.コムオンボ神殿の観光情報

次にコムオンボ神殿の観光情報を見ていきましょう。

2-1.予算

個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はエジプト旅行全体（移動費・宿泊費・飲食費・観光費）にかかる目安となります。入場料は変動するので直近の情報を調べておくと安心です。

2-2.時間

営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。

2-3.場所

場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「カイロ⇒コムオンボ神殿」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら飛行機もしくは現地発着のツアーがおすすめです。

2-4.気候

2-5.服装

2-6.治安

エジプトは総じて治安が悪く、旅の拠点となるカイロも治安不良です。

2-7.注意点

2-7-1.事前の勉強

コムオンボ神殿は事前に勉強しないと魅力が半減してしまうかもしれません。逆に古代エジプトに関する情報を頭に入れておくことで遺跡に秘められたドラマも見えてくるため、背景を学んでから訪れてみてください。

2-7-2.拠点からの立地

コムオンボ神殿は日帰りで観光可能です。ただ、カイロから片道10時間10分～10時間50分ほど、往復20時間20分～21時間40分ほどかかります。観光時間を含めると半日～終日はかかるので、余裕のある日程を組みましょう。

2-7-3.遺跡の保存状態

コムオンボ神殿は遺跡の保存状態が完璧ではありません。時代の流れで失われてしまった部分もある他、雑な発掘作業で壊されてしまった部分もあります。そのため、完全な状態で保管されているわけではないことを念頭に置いておいてください。

2-7-4.遺跡への接触

コムオンボ神殿は希少な遺跡が残っているため、遺跡への接触には気を付けたいです。遺跡内には貴重な歴史や文化を紐解く遺物も収蔵されており、古代遺跡の財宝や出土品も展示されています。当然ながら許可なく触れたり傷つけたりしてはいけません。

3.コムオンボ神殿の見どころ

ここからはコムオンボ神殿の見どころをまとめます。

コムオンボ神殿は二重神殿や列柱室など見どころ満載です。

その最大の特徴は出入口が2つに分かれている二重構造にあります。通常、古代エジプトの神殿は1人の祭神を祀るのが一般的で、出入口も1つが基本です。しかし、コムオンボ神殿はセベク神・ホルス神という2人の祭神が祀られており、遺跡の構造も左右対称で重複しているのが特徴となっています。

遺跡は二重神殿のシンメトリー調で作られており、神殿内の階段をはじめ周壁や聖所、礼拝所や列柱室、井戸や塔門、前庭や前室、生贄室や彫像室、誕生殿などが残されています。どれも古代エジプトを代表する遺構ですが、2つで1つという変則的な設計はコムオンボ神殿ならではのものです。

位置関係としては正面から右が豊穣神セベクの神殿、左が太陽神ホルスの神殿。完全な左右対称の神殿は珍しく、その二重構造は一見の価値ありと言えるでしょう。神殿内にはセベク神とホルス神が合体したラー・ホルアクティの壁画の他、他の神殿にはあまり見られない妊娠・出産・性器・医療器具のレリーフなどもあって見どころは尽きません。

“絶世の美女”として知られるクレオパトラ用のお風呂もあったり、クロコダイル博物館があったり……何度訪れても楽しめる遺跡ではないでしょうか？

4.コムオンボ神殿の体験談

最後に管理人が2017年11月に訪れたコムオンボ神殿の体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。

5.まとめ

今回はエジプトにあるコムオンボ神殿の観光情報、二重神殿や列柱室の見どころをまとめました。

海外旅行でエジプトを訪れるならコムオンボ神殿がおすすめです。中でも二重神殿や列柱室は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。

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