クロアチアの本土と橋で繋がる世界遺産の島、それがトロギールです。石畳に彩られたかつての旧市街は、古代ギリシャの古都が起源とされ、城壁に囲まれた敷地内にはゴシック・ルネサンス・ロマネスクの建築様式が点在。中世の景観がそのまま保存された観光スポットです。
今回はクロアチアにあるトロギールの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。
トロギールは紀元前から続く文化・歴史が色濃く残る島!
この記事では「クロアチアにあるトロギールの観光情報」「聖ロブロ大聖堂の見どころ」をまとめるよ!
トロギールの概要


まずはトロギールの概要を見ていきましょう。
- 国:クロアチア
- 地域:トロギール
- 特徴:世界遺産/町/レジャー
- 目玉:聖ロブロ大聖堂
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
トロギールは、クロアチア本土と橋で繋がるアドリア海の港町で、古代ギリシャの植民都市から中世にかけて発展してきた場所です。今なおその姿は健在で、まるで時が止まったかのような街並みが続いており、複数の時代の建築様式が見られる観光スポットとして知られています。
小さな島にひしめき合うように建てられた建築物は、ゴシック・ルネサンス・ロマネスクが混在。
城壁に囲まれた島全体が大きな旧市街となっており、敷地内にはカメルレンゴの砦をはじめ、市庁舎や時計塔、広場などがあります。どれも各時代の名残があって魅力的です。
特に、町のシンボルとなっている聖ロブロ大聖堂は、一見の価値あり。
なお、世界遺産に登録されたのは1997年で、正式名称では「古都トロギール」として登録されています。旧市街の残る古都でありながら、世界的に見ても非常に保存状態が良い街並みだけに、クロアチアを訪れるなら一度は立ち寄りたい観光名所です。
クロアチアを訪れるならトロギールは外せないね!
ザグレブを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
トロギールの観光情報


次にトロギールの観光情報を見ていきましょう。
予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:10万円~30万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はクロアチア旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:1時間~2時間
- 必要期間:5日~15日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
場所
- 場所:クロアチア/トロギール
- 住所:Trogir, Croatia
- 行き方:バス/タクシー/レンタカー/ツアー
- バス:6時間30~7時間
- タクシー:4時間~4時間30分
- レンタカー:4時間~4時間30分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「ザグレブ⇒トロギール」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら飛行機もしくは現地発着のツアーがおすすめです。
気候
- 1月~3月:寒くて晴れやすい気候
- 4月~6月:やや暑くて晴れやすい気候
- 7月~9月:暑くて晴れやすい気候
- 10月~12月:やや寒くてやや雨が降りやすい気候
- ベストシーズン:5月~6月/9月~10月
| 平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
| 1月 | 11℃ | 3℃ | 70mm |
| 2月 | 12℃ | 3℃ | 65mm |
| 3月 | 15℃ | 6℃ | 60mm |
| 4月 | 18℃ | 8℃ | 60mm |
| 5月 | 22℃ | 13℃ | 65mm |
| 6月 | 26℃ | 16℃ | 45mm |
| 7月 | 30℃ | 19℃ | 25mm |
| 8月 | 29℃ | 19℃ | 45mm |
| 9月 | 26℃ | 15℃ | 70mm |
| 10月 | 21℃ | 12℃ | 80mm |
| 11月 | 16℃ | 7℃ | 120mm |
| 12月 | 13℃ | 5℃ | 100mm |
服装
- 1月~3月:厚手の服装
- 4月~6月:体温調節できる服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
治安
- やや良い
クロアチアは総じて治安が良く、旅の拠点となるザグレブも治安良好です。
注意点
- 拠点からの立地
- 街中での迷子
拠点からの立地
トロギールは日帰りで観光可能です。ただ、ザグレブから片道4時間~7時間ほど、往復8時間~14時間ほどかかります。観光時間を含めると半日~終日はかかるので、余裕のある日程を組みましょう。
街中での迷子
トロギールでは美しい街並みを歩くウォーキングツアーが体験できますが、街中での迷子には気を付けたいです。地区によってはトラブルに巻き込まれることもあるので、街中ではコーディネーターの指示に従いましょう。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
トロギールの見どころ
ここからはトロギールの見どころをまとめます。


聖ロブロ大聖堂
おすすめ度:
晴天を仰ぐ大聖堂。
トロギールは聖ロブロ大聖堂など見どころ満載です。
古代ギリシャだけでなく、ヴェネツィア共和国やローマ帝国の名残があるトロギールは、島に足を踏み入れるだけで中世までタイムスリップできるのが特徴。迷路のように張り巡らされた路地を歩くだけでも楽しく、時間を忘れて散歩してしまいたくなる場所と言えるでしょう。
中でも、必見なのが聖ロブロ大聖堂です。別名で聖ローレンス大聖堂とも呼ばれ、13世紀に建てられた巨大な鐘楼が町のシンボルとなっています。
出入口のラドヴァンの門には繊細な彫刻が施されるなど、その迫力は圧巻。
旧市街が密集している古都ではあるものの、広場を中心にカフェが集まっており、地中海の雰囲気を満喫できるのもこの町の魅力です。海沿いのプロムナードではヨットが行き交い、夕暮れ時の散歩も格別。カメラ片手に歩くだけで絵になる、フォトジェニックな町となっています。
ぜひ、中世へのタイムトリップを楽しんでみてはいかがでしょうか?
トロギールでは聖ロブロ大聖堂が目玉!
個人的には荘厳な聖ロブロ大聖堂がおすすめ!
トロギールの体験談
最後に管理人が2017年10月に訪れたトロギールの体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。


トロギールに到着!ここは、アドリア海に浮かぶ中世の要塞島!
要塞島……!その響きだけで好奇心をそそられちゃう!
クロアチア南西部に位置するトロギールは、敵の侵入を防ぐために設けられた水路によって本土と隔てられてるんだ。
中世の名残が今も残ってるんだよね。
古代ギリシャをはじめ、ヴェネツィア共和国やローマ帝国など、トロギールに影響を与えた国の文化・歴史が凝縮された島。
早速、石橋を渡って観光してみよう!


……世界遺産に登録されている古都トロギールは、何百年も前の旧市街が未だに残ってる。
ガイドさん曰く、9世紀~10世紀の教会や15世紀の回廊が残ってる他、市庁舎や時計塔まで残ってるんだってさ。
小さな島で大きな建物同士がひしめき合う姿は、なかなかの景色。
この土地ならではの風景って感じがするよね。
アドリア海沿岸の港町はどこも綺麗すぎて、本当見惚れちゃう。
今日は天気も良いからか、その美しさも天井知らず。


あれが、聖ロブロ大聖堂かな?
別名、聖ローレンス大聖堂とも呼ばれる教会。
13世紀から17世紀まで建設が続いたそうで、正面の出入口には「ロマネスク美術の傑作」と称されるアダムとイヴの彫刻がある。
中世の絵画や写本もあるんだってね。広場自体、ゴシック・ルネサンス・ロマネスクなど別々の建築様式が見られるから見応え抜群よ。
鐘楼からは、アドリア海と赤褐色屋根も一望できる!
まさにトロギールのランドマークだっ!


中世の街並みそのものが、目の前に続いてる。
ガイドさん曰く、トロギールは本土と切り離されていたことでオスマン帝国やモンゴル帝国の侵攻から逃れられたんだってさ。
だから、ここまで完璧な状態で残ってるんだ!
要塞と化した島だけど、見た目は芸術品。タイムトリップを楽しむには絶好のロケーションだよね!




橋の上から右と左を見下ろす。本当、雰囲気が最高。
目の前のすべてが、中世の街並み。
トロギールは歩いてるだけでタイムスリップしちゃうから、中世の文化や歴史に興味がある人にとってはたまらない場所だね。
両岸に停泊してる大型のクルーザーと小型のボートもおしゃれ。
僕の手作りいかだ船も置いておこう。
撤去されて終わりだよ。


映画「モンスターズインク」のマイク・ワゾウスキ?!
クロックスで作られてる。
靴屋のディスプレイまで洒落てらぁ。
なんでもアートになる町、トロギール。


なんか、スポンジみたいなのが密集してる。
集合体恐怖症の人だったら「モンスターズインク」きっての“怖がらせ屋”サリーよりも絶叫を集められそう。
何かが集まってるのって怖いよね。
……ちょっとわかる。


こっちには海賊と天才博士が仲良く寄り添ってらぁ。
アルベルト・アインシュタインとジャック・スパロウの共演……ってこと?
キャプテンと物理学者って、どういう組み合わせ?笑
なんかミッキーっぽいのとルフィのようなのもいる。よく見たら人魚までいる……もうやりたい放題だぁ。


そっちには絵もあったりする。
油絵かな?マグネットもあってお土産屋さんって感じ。
家に飾るのも良いかなと思ったけど、さすがに持って帰るのが大変だからやめておこう。
でも、アートを集めてる人なら買って損はないかも。




石橋を渡って戻ってくると地元の市場が賑わってた。
こういうマーケットの雰囲気がたまらないよね。
ローカルな空気が満ちてて、ちょっと歩きたくなる。
現地の人から「どっから来たの?」なんて聞かれたり。
ちょっとした交流が楽しかったりする。
あぁ、旅してる……そう感じさせてくれるトロギール。クロアチアを訪れる人全員におすすめしたい町。
まとめ
今回はクロアチアにあるトロギールの観光情報、聖ロブロ大聖堂の見どころをまとめました。
海外旅行でクロアチアを訪れるならトロギールがおすすめです。中でも聖ロブロ大聖堂は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。
