アメリカで一夜にして億万長者になれる世界一の娯楽都市、それがラスベガスです。ネオン瞬くカジノにセレブ集うホテル、狂瀾怒濤のショーにパフォーマンス、そこはさながら砂漠のオアシスを照らす光源都市……欲望と快楽にまみれた奇人変人の博覧会が開かれる観光スポットです。
今回はアメリカにあるラスベガスの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ旅行計画にお役立てください。
ラスベガスは脳がとろけるほどの脳内麻薬に満ちた歓楽街!
この記事では「アメリカにあるラスベガスの観光情報」「フリーモントやストリップの見どころ」をまとめるよ!
1.ラスベガスの概要
まずはラスベガスの概要を見ていきましょう。
- 国:アメリカ
- 地域:ラスベガス
- 特徴:町/レジャー
- 目玉:フリーモント/ストリップ
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
ラスベガスは世界一の娯楽都市と称される場所で世界各国をテーマにしたカジノやホテル、ショーやパフォーマンスが日夜繰り広げられる世界最高峰のエンターテイメントシティです。煌めく電飾に彩られた砂漠の楽園はまさに一攫千金の夢に血沸き肉躍る観光スポットと言えるでしょう。
ブールバードと呼ばれる大通りには頭のネジがぶっ飛んだギャンブラーが集まり、フリーモントやストリップなどのストリートもド派手な演出に事欠きません。
ダウンタウンのフリーモント通りには古き良きアメリカ、メインエリアのストリップ通りには世界各国の名所がひしめき合い、レトロ&フューチャーな雰囲気を醸し出しています。そこで目にするのは奇人変人の晩餐会、欲望と快楽が渦巻く宝石箱、一瞬で博打打ちを飲み込む魔城……そこにあるのはクレイジーを凝縮した砂漠の不夜城です。
ギャンブルだけでなくショッピングやグルメ、レジャーやアトラクションなど娯楽は無尽蔵……言うなればラスベガスそのものが遊戯型のアミューズメントリゾートなのです。
アメリカを訪れるならラスベガスは外せないね!
ラスベガスを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.ラスベガスの観光情報
次にラスベガスの観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:10万円~30万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はアメリカ旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:5時間~6時間
- 必要期間:5日~15日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:アメリカ/ラスベガス
- 住所:Las Vegas, Nevada, USA
- 行き方:バス/タクシー/レンタカー/ツアー
- バス:20分~30分
- タクシー:10分~20分
- レンタカー:10分~20分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「ハリーリード国際空港⇒ラスベガス」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:やや寒くて晴れやすい気候
- 4月~6月:暑くて晴れやすい気候
- 7月~9月:暑くて晴れやすい気候
- 10月~12月:やや寒くて晴れやすい気候
- ベストシーズン:3月~4月/10月~11月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 15℃ | -2℃ | 15mm |
2月 | 19℃ | 1℃ | 15mm |
3月 | 22℃ | 4℃ | 15mm |
4月 | 27℃ | 7℃ | 5mm |
5月 | 32℃ | 12℃ | 5mm |
6月 | 39℃ | 16℃ | 0mm |
7月 | 41℃ | 20℃ | 5mm |
8月 | 40℃ | 19℃ | 25mm |
9月 | 36℃ | 14℃ | 5mm |
10月 | 29℃ | 8℃ | 10mm |
11月 | 21℃ | 2℃ | 10mm |
12月 | 15℃ | -3℃ | 10mm |
2-5.服装
- 1月~3月:厚手の服装
- 4月~6月:体温調節できる服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
アメリカは総じて治安が悪いものの、旅の拠点となるラスベガスは治安良好です。
2-7.注意点
- 行事の開催時期
- ギャンブルによる散財
- カジノホテルの撮影
- 陽気な酔っ払い
2-7-1.行事の開催時期
ラスベガスで行われるシルクドソレイユやブルーマングループの開催時期は毎日定時となります。毎日行われるショーの中には不定期のものもあるので、訪れる日付に合わせて調整しましょう。
2-7-2.ギャンブルによる散財
ラスベガスでは誰もが一攫千金を狙えます。ただ、相手は百戦錬磨のディーラーが仕切る沼……初心者に勝ち目はありません。ポーカーやバカラ、ブラックジャックは腕前に相当の自信がないと普通に負けてしまいます。スロットやルーレットも同様です。
ギャンブルは数秒で数千円数万円が溶けてゆく世界です。遊び感覚で博打が打ちたいだけならそれもまた貴重な体験ですが、くれぐれも散財しないよう注意しましょう。全財産を賭ける大博打もラスベガスならではの醍醐味ではあるものの、お金を失う時は一瞬です。
2-7-3.カジノホテルの撮影
ラスベガスは町全体がテーマパークのようでついカメラを向けてしまいがちですが、設置された遊技台は基本的に撮影禁止です。状況によってはレンズを向けただけで静止されることもあります。
そのため、撮影禁止の場所では写真を取らないよう気を付けてください。ゲームで遊ぶ様子を自撮りしているだけだとしても、あらぬ疑いをかけられることがあるかもしれません。最悪の場合は裏へ連行されることも……。
2-7-4.陽気な酔っ払い
ラスベガスは他の州と違って街中での飲酒が許可されています。ただ、嗜む程度にお酒を飲む分には構いませんが、中には度を越して泥酔する迷惑者・酩酊する厄介者もいます。時には絡んでくることもあって喧嘩も日常茶飯事です。
理性も吹き飛ぶアドレナリンシティということもあり、テレビ番組「世界まる見え!テレビ特捜部」のラスベガス警察で見るようなやばい人やおかしい人のオンパレードです。それだけでなく水着や下着などほぼ半裸の人もいれば、完全にキマっている人もいます。
道端で成人向けのアダルト&セクシーなチラシを平気で配っている始末です。そこは公序良俗や世道人心という言葉を忘れた町なので、異様な空気にも飲まれぬようお気を付けて!
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.ラスベガスの見どころ
ここからはラスベガスの見どころをまとめます。
3-1.ブールバード
おすすめ度:
世界中の名所が集う大通り。
3-2.フリーモント
おすすめ度:
素朴なカジノ街の下町。
3-3.ストリップ
おすすめ度:
絢爛なカジノ街の街角。
3-4.ショー
おすすめ度:
観客を魅了する興行。
3-5.パフォーマンス
おすすめ度:
路上で開催される余興。
ラスベガスはブールバードやフリーモント、ストリップやショー、パフォーマンスなど見どころ満載です。
砂漠の中に突如現れるラスベガスは目抜き通りのブールバードを中心に世界中のランドマークが密集しており、ハイになった観光客や旅行者で四六時中乱痴気騒ぎ状態です。蜃気楼と見紛う眩いネオンが照らすオアシスはさながら人間の欲望をたたえた泉……名立たるセレブすら千鳥足で彷徨っています。
ブールバードにはフリーモント通りやストリップ通りがあり、過去と未来の二面性も味わえます。毎日のように開催されるショーやパフォーマンスもあって飽きさせません。
- ウィン:レイクオブドリームスショー
- サーカスサーカス:サーカスショー
- フォーラムショップス:アトランティスショー
- ベラージオ:ウォーターショー(噴水ショー)
- ミラージュ:ボルケーノショー(火山噴火ショー)
イベントは無料で見学可能なので、仮に一文無しになったとしても大丈夫です。街中には泥酔したトニー・スタークやコンビニに立ち寄るジャック・スパロウ、歩道をステージに見立てて踊るマイケル・ジャクソンまで出没するなど……博覧会の異名に相応しい光景が待ち構えています!
その一方、夜の賑わいに不釣り合いな朝の静けさもこの町の魅力です。“イカれた娯楽都市”ラスベガスが見せるギャップ萌えには胸キュン必至と言えるでしょう。
ラスベガスではブールバードとフリーモント、ストリップとショー、パフォーマンスが目玉!
個人的には世界中の名所が一堂に会するブールバードがおすすめ!
4.ラスベガスの体験談
最後に管理人が2016年2月に訪れたラスベガスの体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。
欲望と快楽にまみれた娯楽都市、ラスベガスに到着!ここがかの有名なラスベガスストリップ……かな?
ストリップは大通りのブールバードにある一角のこと。スケベに人気のストリップショーとは別物だよ!
そっちも行きたかっ……というのは嘘だけど、なんでそんなややこしい名前で呼ばれてるの?
この名称はロサンゼルス市警察のガイ・マカフィーが故郷のサンセット・ストリップにちなんで名付けたとか。
もともとはアローヘッドハイウェイやロサンゼルスハイウェイとも呼ばれてたらしいね。
そんなこんなで散策してたら大富豪カーク・カーコリアンが建てたMGMグランドが見えてきたよ。
これが金色のライオン像かぁ。この町では百獣の王でさえ成金に成り下がってしまうのね。
MGMグランドのシンボルは高さ約14mで重さ約50t、黄金のライオン像としては全米最大なんだとか。
この町じゃ派手なものが正義。まるでおもちゃ箱ひっくり返したような街並みだね。
バタフライで100m自由形遊泳決め込むくらい目が泳いじゃうよ。どこもかしこもキッラキラだもの。
フードコートにディスカウントストア、エムアンドエムズにコカコーラまである。
これが砂漠のオアシス……目移りしすぎて遭難しちゃいそう。
わぉパリス!こんなところにエッフェル塔?でも、フランスのものよりちょっと小さい気が……。
当初同じ大きさにする予定だったけど、空港が近いからコンパクトに作ったんだってさ。
遊び心が先立って浮足立っちゃったんだね。言うなればエッフェル塔ラスベガス支店って感じか。
でも気分はすっかりシャンゼリゼだよ。隣にはこれまたちっちゃい凱旋門もあって素敵。砂の都。
やってきたのはダウンタウンにあるフリーモント通り。
ここは雰囲気が一変、別世界。古き良きアメリカを鳥肌で感じるよ。
頭上にはワイヤーで滑空するジップラインも。スーパーマン気分を味わいたい方におすすめの体験だね。
空を飛ぶ爽快感と通行人に見られる恥辱感を同時に味わえる!笑
ここはアーケード型商店街っぽい。札幌の狸小路を思い出す。
地元で例えるのやめて!狸小路とは比べ物にならないんだから……ってそれも失礼な話だった。
……ニップレスのナイスバディが普通に歩いてる。この町は鼻血で理性を洗い流しちゃったの?
そのまま鼻血流し続けたらラスベガスを満喫する前に出血多量で死んじゃうかもね。
エロスとタナトスの狭間で揺れるおっぱ……じゃなくて性欲を抑え続けるなんて無理難題じゃない。
眼球くっつくくらい凝視したい気持ちもわかるけど、この町では誘惑に負けたら終わりよ。
海外旅行は地元のスーパーに立ち寄るのも楽しみの1つ。
絵の具みたいにカラフルなジュースや競輪選手の太ももくらい極太なジュースもあったりしてびっくりするよね。
ラスベガスで物資調達するなら庶民の味方、ヴォンズがおすすめ。
他にもウォルマートやトレーダージョーズなどのチェーンもあるから買い出し難民になることはないと思う。
瓶のバドワイザー2本に水1本……これだけあれば生きていける。
乾燥するから水分補給は頻繁に行うべし。それが昼であっても夜であってもお酒であっても。
でも、酔っぱらって問題を起こすのは言語道断。ラスベガスは路上飲酒が禁止されていないから不審人物には要注意だね。
くれぐれもお酒は飲んでも飲まれるべからず。
夜の帳が下りると町は光瞬く世界へ一変。唯一無二の夜景を肴にバドワイザーを飲む贅沢ったらないよ。
ここから見えるのはルクソールとマンダレイベイ。行き交うヘッドライトもこの町を照らす演出の1つだね。
いつか絶対に本物のピラミッドを見に行くって決めてるんだ。
行ってみたいよねエジプト。でも、光を放つ黒いピラミッドはここでしか見れないからこれはこれで貴重な体験さ。
眼球が爆ぜるほど眩しい遊技台。撮影しても何も言われなかったけど大丈夫かな?バックヤード連れてかれないかな?
これはグレーかな。ショッピングモールと繋がってるような場所だと見逃してくれるのかも。でも見切り発車で撮ると大変なことに……。
2月のラスベガスはイルミネーションも綺麗だね。ここはまるで毎日がクリスマスみたいだよ。
幸せの音色があっちこっちから聞こえてくる。2月だからなのか乱痴気騒ぎもあんまりなくて平和だぁ。
夕食はこちらのシェイクシャック。チーズバーガーとチキンバーガーとポテトを注文。
これぞアメリカンな食事。ジャンクフードを食べるところまで含めてアメリカ旅行ってことにしとこう。
こんなに厚化粧した街並みは初めて見た。世界中の“色”がこの一角に凝縮してる。
この角度がラスベガスで随一の絶景ポイント。メインストリートを一望できておすすめだよ。
エレガントな夜景もこの通り。まるで黒いキャンバスに蛍光塗料で描いたアート、闇夜に浮かぶ砂漠の蜃気楼。
エッフェル塔と凱旋門の奥には市庁舎を模した客室もあって、見事にフランスの名所が表現されてるね。
いつかモンサンミッシェルも見に行かないと……こりゃまだまだ旅は終わりそうにないや。
人生に終わりが来るまでに世界のすべてを見に行こう。
こっちではマイケル・ジャクソンの歌をバックにベラージオの噴水ショーが始まったみたい。
幸せそうに眺めてるみんなの姿を見てるとほっこりしちゃうね。
砂漠と化した僕の涙腺でも号泣ショーが開幕寸前。圧巻の水量。
ベラージオの噴水の量は約7,571万l、25mプール約140個分にもなるんだってさ!
……んぇ?振り向くと今度はキングオブポップ、マイケル・ジャクソンの姿が!
まだ生きてるって噂は聞いてたけど、まさか本当に出会えるなんて!
一瞬ガチで本物かと思ったよ。もちろん本人ではないんだけど、ダンスのクオリティは本人そのものね。
世界最高のパフォーマーが毎晩神出鬼没で踊り狂う町、これぞまさにラスベガスの日常!
気分はすっかりダニー・オーシャン一家。ここが「オーシャンズ11」ラストシーンのロケ地。
まるで映画の中に入っちゃったみたい。これなら映画のワンシーンを忠実に再現できるね。
はぁあぁぁ……映画の舞台にいる自分に酔っちゃいそう。
もしかしたら今頃になってビールのアルコールが効いてきた?
ナルシスト全開で自分に酔いしれてたらミラージュの火山噴火ショーが終わっちゃってたよ!笑
ボルケーノショーの熱気を肌で感じられるって聞いて期待してたけど、こればかりはどうにも……。
もしこれからラスベガスを観光する方は時間配分に注意だね。
当日複数のショーやパフォーマンスを見て回るなら、タイムスケジュールの確認を忘れずに!
あれまぁ……あっちではハーレーが壁突き破っちゃってるよ!どんな運転したらこうなるの!
本当ユーモアの限りを尽くした町。ここはみんなが大人になって忘れちゃった遊び心を取り戻すのにぴったりな町だね。
夜の賑わいとは打って変わって静かな朝。ここからアメリカンロードトリップが始まる。
絶景の宝庫と呼ばれるグランドサークルを回ってまたここに戻って来るって寸法よ。
それにしても爽快感と開放感がエモい……本当にここラスベガス?
このツンデレキャラも腰を抜かすほどのギャップもまた、ラスベガスって町の引力なのかもしれないね。
グランドサークル周遊の余韻も抜けないまま、懲りずにまた戻ってきちゃったよ。
ニューヨークニューヨークやエクスカリバーも相変わらず。自由の国をドライブしてきたって自由の女神に挨拶しとこう。
マスター……いつもの!
わかるよ、言いたくなる気持ち。
ステーキ頼んだら肉の塊で来た!
いや、チャリで来たみたいに言わないで。
豪華に分厚いステーキと洒落込もう。今日くらいはミディアムレアのプライムリブ……いただきまぁ~す!
ジューシーな肉汁、口元がにんまり壊れてく……これは飲める肉だ!
そろそろラスベガスの旅も終わり……アメリカ旅最高だった。
この町の刺激に慣れてしまったけど、こうして眺めると素敵。この夜景は100億ドルの価値があると思う。
最後に立ち寄ったのはヴェネツィアン。旅の終わりにイタリアの水の都で目の保養をしておこう。
他にもギリシャをテーマにしたところも見たかったんだけど、疲れで見逃しちゃった。
……あれ?ここって外だったっけ?そもそも昼だったっけ?……なんだか頭が溶けてきた。
ついにとろけちゃったみたいだね。これぞラスベガスマジック。こうして奇人変人の展示会にまた1人刻まれるのでした。
ラスベガスは人生の楽しみ方を知る人が集まる砂漠の不夜城。
夢の中にいるかのような空間は煌びやかな電飾が描く蜃気楼。
一攫千金なんて夢のまた夢だけど、こんな脳汁溢れる刺激的な場所は他にない。
退屈な毎日に辟易しているジャンキーさん、いらっしゃい!
5.まとめ
今回はアメリカにあるラスベガスの観光情報、フリーモントやストリップの見どころをまとめました。
海外旅行でアメリカを訪れるならラスベガスがおすすめです。中でもフリーモントやストリップは見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。