海外旅行で使用するスマホ・携帯電話の設定方法はシンプルです。ただ、iPhone・Androidによって規格・仕様が変わります。iPhoneもAndroidも「通信を遮断する」が基本ですが、設定を間違うと高額請求されることもあります。そのため、海外でスマホ・携帯電話をどうするか迷う方は高額請求を回避する流れを知っておきたいです。
今回は海外旅行のスマホ・携帯電話の設定方法を解説します。併せてiPhone・Androidの高額請求を回避する流れも説明します。ここでは海外でスマホ・携帯電話をどうするべきか迷う方に向けて設定の流れをまとめるので、海外旅行の観光にお役立てください。
海外旅行で利用するスマホ・携帯電話は慣れれば簡単!
この記事では「海外旅行のスマホ・携帯電話の設定方法」「iPhone・Androidの高額請求を回避する流れ」をまとめるよ!
1.海外旅行のスマホ・携帯電話の設定方法
まずは海外旅行のスマホ・携帯電話の設定方法を見ていきましょう。
各キャリアではアップル社のものをiPhone、他社のものをAndroidという形で分けています。基本的にスマホ・携帯電話の設定方法はどのiPhone・Androidも大差はありません。ただ、モデルやバージョンよってそれぞれ変わる点には要注意です。
- 海外パケット定額サービスに加入する
- モバイルデータ通信をオフにする
- データローミングをオフにする
- 機内モードをオンにする
- Wi-Fiをオンにする
- SIMカードを交換する
- スマホ・携帯電話を使用する
- 海外パケット定額サービスに加入する
- モバイルデータ通信をオフにする
- データローミングをオフにする
- 機内モードをオンにする
- Wi-Fiをオンにする
- SIMカードを交換する
- スマホ・携帯電話を使用する
iPhoneもAndroidも基本的な流れは同じです。キャリアによって規格や仕様が変わることはあっても、世界中いつどこでスマホ・携帯電話を使用しても高額請求を回避する術は大体共通しています。auやSoftBankやdocomoなどの大手キャリアでも格安キャリアでもスマホ・携帯電話の設定方法に差異はありません。
ただ、スマホや携帯電話は毎年のように新モデルや新バージョンが発表され、その度に規格や仕様も変更されます。そのため、自身が所有している端末ごとに「高額請求にならないためにはどうするべきか」を把握しておかなくてはなりません。
万が一、設定項目を誤っていた場合は高額請求される可能性もあります。やむを得ない事情があれば救済措置で対処してくれるキャリアもありますが、故意に使用した場合は逃れられません。だからこそ、現地で安心して使用するために設定を見直しておきましょう。
iPhoneもAndroidも設定方法は単純だけど、初めてだとわからないかも。
一度設定すれば解決!ただ、iPhoneとAndroidは更新状況によって設定方法も変わるから端末ごとに調べるのが鉄則!
2.iPhoneの高額請求を回避する流れ
次にiPhoneの高額請求を回避する流れを見ていきましょう。
- 海外パケット定額サービスに加入する
- モバイルデータ通信をオフにする
- データローミングをオフにする
- 機内モードをオンにする
- Wi-Fiに接続する
- SIMカードを交換する
- スマホ・携帯電話を使用する
ここではiPhoneで必要となる設定項目についてまとめます。ただ、機種によって設定方法が変わる場合があります。
- 所要時間:数分~数十分
海外で日本と同じようにスマホ・携帯電話を使用したいなら、キャリアごとに用意されている海外パケット定額サービスに加入するのがおすすめです。
海外パケット定額サービスは外国でもアプリ・ネット・メールが利用できる定額プランです。通常、国内パケット定額サービスに加入していたとしても、国外でスマホ・携帯電話を使用すれば高額な通信料が発生します。旅先では現地通信事業者経由で電波を使用することになるので、定額プランの対象外となるわけです。
逆に海外パケット定額サービスを契約しておけば、アプリ・ネット・メールし放題です。
- 所要時間:1分~5分
- ホーム画面の「設定」をタップする
- 「モバイル通信」をタップする
- 「通信のオプション」をタップする
- 「モバイルデータ通信」をオフにする
- 所要時間:1分~5分
- ホーム画面の「設定」をタップする
- 「モバイル通信」をタップする
- 「通信のオプション」をタップする
- 「データローミング」をオフにする
- 所要時間:1分~5分
- ホーム画面の「設定」をタップする
- 「機内モード」をオンにする
画面を上から下へスワイプすることで表示されるコントロールセンターの「飛行機アイコン」をタップすることで、簡単に「機内モード」をオンにすることもできます。
- 所要時間:1分~5分
- ホーム画面の「設定」をタップする
- 「Wi-Fi」をオンにする
- 利用可能なネットワーク(SSID)を検索する
- 接続可能なネットワーク(SSID)を選択する
- 暗号化キー(パスワード)を入力する
- 利用規約に同意する
画面を上から下へスワイプすることで表示されるコントロールセンターの「Wi-Fiアイコン」をタップすることで、簡単に「Wi-Fi」をオンにすることもできます。
ただ、Wi-Fiを利用するにはWi-Fiルーターが必要です。ポケットWi-Fiを持参していない場合は別途でアクセスポイントを探さなくてはならないため、注意が必要となります。
- 所要時間:1分~5分
- 海外SIMカードを購入する
- 本体のSIMトレイを開ける
- SIMカードを交換する
SIMトレイは非常に開閉しづらいため、画鋲・クリップ・ピンを持参すると安心です。
- 所要時間:数分~数十分
諸々の設定が完了したらスマホ・携帯電話を利用できます。アプリやネットやメールなど通信を伴う機能はきちんと設定しておくことで高額請求を避けられるので、旅立つ前に確認しておきましょう。
ちなみに、ここでまとめた項目すべてを設定する必要はありません。
例えば、海外パケット定額サービスに加入すれば他の設定は不要です。逆に定額プランは契約せず、モバイルデータ通信やデータローミングだけをオフにするのもありです。
管理人の場合、滞在中は機内モードのみ設定しています。SNSを利用したい時は適宜Wi-Fiに接続して対応しています。逆にWi-Fiルーターがない場合はSIMカードを交換して対応するのも賢いやり方です。
iPhoneの高額請求を回避するには「海外パケット定額サービス」「モバイルデータ通信」「データローミング」「機内モード」「Wi-Fi」「SIMカード」による方法があります。設定項目はAndroidと同じです。
海外パケット定額サービスやモバイルデータ通信、データローミングや機内モード、Wi-FiやSIMカードで引っかかることはあまりないけど、油断は禁物!
どうするか迷ったら、店員に相談してみよう。
3.Androidの高額請求を回避する流れ
次にAndroidの高額請求を回避する流れを見ていきましょう。
- 海外パケット定額サービスに加入する
- モバイルデータ通信をオフにする
- データローミングをオフにする
- 機内モードをオンにする
- Wi-Fiに接続する
- SIMカードを交換する
- スマホ・携帯電話を使用する
ここではAndroidで必要となる設定項目についてまとめます。ただ、機種によって設定方法が変わる場合があります。
※iPhoneと同じ。
- 所要時間:1分~5分
- ホーム画面の「設定」をタップする
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「モバイルネットワーク」をタップする
- 「モバイルデータ通信」をオフにする
- 所要時間:1分~5分
- ホーム画面の「設定」をタップする
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「モバイルネットワーク」をタップする
- 「データローミング」をオフにする
- 所要時間:1分~5分
- ホーム画面の「設定」をタップする
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「機内モード」をオンにする
画面を上から下へスワイプすることで表示されるクイック設定パネルの「飛行機アイコン」をタップすることで、簡単に「機内モード」をオンにすることもできます。
- 所要時間:1分~5分
- ホーム画面の「設定」をタップする
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「Wi-Fi」をオンにする
- 利用可能なネットワーク(SSID)を検索する
- 接続可能なネットワーク(SSID)を選択する
- 暗号化キー(パスワード)を入力する
- 利用規約に同意する
画面を上から下へスワイプすることで表示されるクイック設定パネルの「Wi-Fiアイコン」をタップすることで、簡単に「Wi-Fi」をオンにすることもできます。
ただ、Wi-Fiを利用するにはWi-Fiルーターが必要です。ポケットWi-Fiを持参していない場合は別途でアクセスポイントを探さなくてはならないため、注意が必要となります。
※iPhoneと同じ。
※iPhoneと同じ。
Androidの高額請求を回避するにも「海外パケット定額サービス」「モバイルデータ通信」「データローミング」「機内モード」「Wi-Fi」「SIMカード」による方法があります。設定項目はiPhoneと同じです。
海外パケット定額サービスやモバイルデータ通信、データローミングや機内モード、Wi-FiやSIMカードで引っかかることはあまりないけど、油断は禁物!
どうするか迷ったら、店員に相談してみよう。
4.高額請求の避け方
次に高額請求の避け方を見ていきましょう。
- 高額請求されたらどうするべき?
海外でのスマホ・携帯電話の使用に限らず、パケット通信を消費し続けると高額請求が発生します。その状態は通称「パケ死」と呼ばれ、特別な理由がない限りは請求通りに支払わなければなりません。
「動画を見過ぎてしまった」「ゲームをやりすぎてしまった」「検索をしすぎてしまった」など、パケ死は身近な生活に潜んでいます。現代ではパケ死を防ぐために定額プランが用意されていますが、海外旅行中は通用しません。
具体的に外国で1MBの通信を行うとパケット通信料は約2,000円かかると言われています。仮にSNSに写真をアップした場合、そのパケット通信料は約1万円~3万円にも及ぶのだとか。
当然ながら何も設定せずに通信を利用した場合はそれ相応の通信料が発生してしまいます。ただ、いきなり何万円何十万円という請求が来たとしても、払えないという方もいるはずです。その場合は救済措置などの特例を活用してみましょう。
4-1.救済措置による手段
高額請求は救済措置によって再計算してもらうことが可能です。
一部のキャリアに限られますが、1契約1回に限り「変更した契約内容で再計算すること」が認められています。例えば、海外旅行中に海外パケット定額サービスを解約して国内パケット定額サービスに変更してしまった場合であっても、条件次第では再計算してもらえます。
事情によってはプランに限らずチャラにしてくれるキャリアも存在するくらいです。
ただ、近年流行りの格安SIMは何も救済措置がない場合もあるため、定額プランだけでなくモバイルデータ通信やデータローミングや機内モード、Wi-FiやSIMカードの設定を済ませておく方が安全です。
4-2.払うという手段
高額請求は払うのが基本です。
キャリアによっては救済措置などの特例が認められているものの、本来「通信量の分だけ通信料がかかる」というのが大原則です。そのため、何も設定せずに通信を行ったのなら、払うしか道はありません。
どちらにしても高額請求を回避するには設定を怠らないことを念頭に置いておくべきかも。
やむを得ない理由で払えない場合は近くのショップもしくはカスタマーサポートに相談しよう。
5.現地時間の誤差への対処
次に現地時間の誤差への対処を見ていきましょう。
- 現地の時刻より時計が早い!
- 現地の時刻より時計が遅い!
海外パケット定額サービスは1日ごとに適用されますが、その日付は日本時間が基準となっています。海外旅行では現地時間との時差もあり、それぞれの時刻に誤差が生じてしまうものです。そのため、海外旅行ではスマホ・携帯電話の時計も設定しておきたいです。
時計の設定方法はiPhoneもAndroidも簡単で、自動設定にしておけば勝手に時差を補正してくれます。自動設定になっていない場合でも自分で「日付と時刻」の項目からオンにできるので、諸々の設定と併せて済ませておきましょう。
現地時刻より早い場合も遅い場合も自動設定が一番!
腕時計を現地時間、スマホ・携帯電話の時計を日本時間に合わせて使い分けられるようになればもう立派な旅人さ。
6.設定時の注意事項
最後に設定時の注意事項についてまとめます。
- 通信が切れているかどうか
- 自動更新が停止しているかどうか
スマホ・携帯電話の設定時には「通信が切れているかどうか」「自動更新が停止しているかどうか」を確認しましょう。高額請求の原因は現地で発生する通信料にあります。通信が切れていない状態だとパケット通信が発生するだけでなく、自動更新が停止していない状態でもパケット通信が発生してしまいます。そのため、設定時には必ず通信の状態を確認してください。
なお、旅の途中で端末の充電が切れると結構不便なので「低電力モード(iPhone)」「省電力モード・スタミナモード(Android)」の設定も併せて行っておくと便利です。
無意識のうちに画面をタッチして設定が解除されてしまっている場合もあるから気を付けないと!
現地では省エネモードにしておくのもおすすめ。
7.まとめ
今回は海外旅行のスマホ・携帯電話の設定方法、iPhone・Androidの高額請求を回避する流れをまとめました。
初めての海外旅行はスマホや携帯電話を使用するだけでも不安なものですが、設定方法を把握しておけば心配はいりません。ただ、iPhoneやAndroidの高額請求を回避する流れはキャリアごとの端末次第で変わることがあるため、スマホや携帯電話を使用する際は早めの設定を心がけておくのがおすすめです。