海外旅行では、ついワクワクして買い物の予算度外視で暴走してしまうものです。お土産に限らず、食べ物や飲み物、日用品などを買っているとあっという間に予算オーバー……なんてことも珍しくありません。だからこそ、予算管理や予算配分が重要です。
今回は海外旅行の買い物の予算の決め方を解説します。併せて予算オーバーを防ぐ秘訣も説明します。現地での買い物の予算管理の仕方や現地での買い物の予算配分の方法もまとめるので、海外旅行の観光にお役立てください。
無理のない範囲で旅行できるよう予算を決めておくと安心!
この記事では「海外旅行の買い物の予算の決め方」「予算オーバーを防ぐ秘訣」をまとめるよ!
1.海外旅行の買い物の予算の決め方


まずは海外旅行の買い物の予算の決め方を見ていきましょう。
- 買い物する日を決める
- ジャンルごとに予算を分ける
- 絶対買いたいものリストを作る
- 総額から逆算して買うものを選ぶ
- 予算の20%は予備費とする
海外旅行の買い物の予算を決める場合、買い物する日を決める、ジャンルごとに予算を分ける、絶対買いたいものリストを作る、総額から逆算して買うものを選ぶ、予算の20%は予備費とするのがおすすめです。
あらかじめ予算を決めてしまえば、予算オーバーを防げます。
1-1.買い物する日を決める
海外旅行では、移動・宿泊・飲食・観光に加え、買い物をどこに組み込むかで支出の増減が変わってくるため、まずはスケジュールを確認して買い物する日を決めることが重要です。
旅行会社でも「出費が集中しやすく計算しにくい」との理由から、旅程に買い物する日をあらかじめ指定することも珍しくありません。
買い物する日を決めることで「1日にいくらまで買い物できるか」を具体的に把握でき、無駄な衝動買いを防げます。
1-2.ジャンルごとに予算を分ける
ジャンルごとに予算を分けるのも良いでしょう。
- お土産:3万円分
- 食べ物・飲み物:2万円分
- 日用品:1万円分
例えば、お土産は3万円分、食べ物・飲み物は2万円分、日用品は1万円分という具合に予算を分けておけば、支出の偏りを防げます。現地では誘惑が多く、無意識のうちに買い物しすぎてしまうことも少なくないため、ジャンルごとに下限と上限を決めておくと安心です。
1-3.絶対買いたいものリストを作る
絶対買いたいものリストを作るのも良いのではないでしょうか。
- 限定パッケージの化粧品
- 高級ブランドの香水
- 地元メーカーの食品
- 免税店のお土産
例えば、限定パッケージの化粧品、高級ブランドの香水、地元メーカーの食品、免税店のお土産など絶対買いたいものリストを作っておけば、優先順位ごとの出費予想を立てられます。「絶対買うもの」「余裕があれば買うもの」をリスト化しておくだけでも安心です。
1-4.総額から逆算して買うものを選ぶ
総額から逆洗して買うものを選ぶようにするのも、1つの手。
「今回の買い物の予算は5万円まで」と先に決めてしまえば、予算オーバーを気にせずショッピングを楽しめます。具体的には、飲食店や宿泊施設で必要な予算を覗いた「買い物に回せる予算」を明確にすることが重要です。
1-5.予算の20%は予備費とする
買い物の予算の約20%は、予備費として設定しておくことが推奨されます。
旅行中は予想外の出費がつきもので、思わぬ掘り出し物に出会うことも珍しくありません。本来買う予定がなかったとしても「今買っておかないと後悔する」という状況に陥ることもあるため、予算はある程度の余裕を持っておいてください。
現金の他、クレジットカードを持参するのも望ましいです。
個人的には、あらかじめ決めた分だけの現金に両替するのがおすすめ!
クレジットカードは、最終手段として考えておくのが良いかも!
2.現地での買い物の予算管理の仕方


次に現地での買い物の予算管理の仕方を見ていきましょう。
- アプリで支出を可視化する
- 1日ごとにある程度の出費を決める
- クレジットカードと現金を使い分ける
- 欲しいものの優先順位をつける
予算管理では、アプリで支出を可視化する、1日ごとにある程度の出費を決める、クレジットカードと現金を使い分ける、欲しいものの優先順位をつけるのが良いでしょう。
2-1.アプリで支出を可視化する
支出管理は、アプリが最も効率的です。
アプリによってはカード払い・現地通貨・日本円換算を自動で整理してくれるため、「残りいくらまで買い物できるのか」をリアルタイムで把握できます。
予算管理が苦手な人は、家計簿アプリや旅行予算アプリをダウンロード&インストールしておいてください。
2-2.1日ごとにある程度の出費を決める
1日ごとにある程度の出費を決めるのも、おすすめです。
海外旅行全体の買い物の予算で考えるとなかなかイメージしにくいものの、1日単位であれば「いくら必要か」を考えやすいのではないでしょうか。仮に、3日間の滞在で買い物の予算が3万円の場合、1日1万円に設定しておけば、予算オーバーも未然に防げるでしょう。
日数ごとに分割するだけでも、圧倒的に予算管理が楽になります。
2-3.クレジットカードと現金を使い分ける
現地の買い物では、クレジットカードと現金を使い分けが重要です。
- 金額が大きいもの:クレジットカード
- 金額が小さいもの:現金
例えば、金額が大きいものはクレジットカード、金額が小さいものは現金という具合に支払いを分類するだけで、予算管理が楽になります。
2-4.欲しいものの優先順位をつける
何から買うか迷う人は、欲しいものの優先順位をつけておくと良いでしょう。
- Aランク=絶対買うもの
- Bランク=余裕があれば買うもの
- Cランク=予算が余ったら買うもの
欲しい度合いをA~Cのようにランク付けしておくと、優柔不断にならずに済みます。むしろ、何が欲しいのかが明確になり、無駄なく買い物できるようになるはずです。
まずは、欲しいものリストを作ってみてはいかがでしょうか。
適切に予算管理ができれば、予算オーバーしない!
個人的には「アプリで支出を可視化する」「1日ごとにある程度の出費を決める」という2つの方法がおすすめかな!
3.現地での買い物の予算配分の方法


次に現地での買い物の予算配分の方法を見ていきましょう。
- 価格差・物価差をチェックしてから考える
- 関税・免税のルールを踏まえて吟味する
- 予算のバランスを見て適宜計画する
予算配分では、価格差・物価差をチェックしてから考える、関税・免税のルールを踏まえて吟味する、予算のバランスを見て適宜計画するのが良いのではないでしょうか。
3-1.価格差・物価差をチェックしてから考える
価格や物価は状況によって差が出るため、あらかじめチェックしてから予算配分するのがおすすめです。
具体的には、海外で買うと得なもの・損なもの、国内で買うと得なもの・損なものを考えておくだけで、予算配分がスムーズ。日本で手に入るものは、焦って外国で買わなくても問題ありません。むしろ、品質の面から見ると外国産のものより日本産のものの方が優れていることも珍しくありません。
国や地域によっては2倍もの差があることもあるため、価格差・物価差には注意が求められます。
3-2.関税・免税のルールを踏まえて吟味する
外国から日本へ物品を持ち込む場合、関税がかかるものと免税されるものがあります。
外務省の公式情報によれば、現地で購入した品目の免税範囲は「20万円相当まで」とされており、一定の基準を超えると課税対象物となるとされています。課税対象物には関税という名の税金がかかり、余計な支出となってしまうため、ルールは把握しておくべきです。
お酒やタバコなど、数量規制があるものもあらかじめ調べておくことが必要です。
3-4.予算のバランスを見て適宜計画する
現地で買いたいものが変わることもあるため、予算は適宜変更しても問題ありません。
むしろ、買い物の予算を完全に固定してしまうと「本当に欲しいものが見つかったのに買えない」ということになりかねないため、ショッピングの進捗を見直しながら再分配すると良いです。気持ち良く買い物するには無理のない予算計画が必要となります。
適切に予算配分ができれば、予算オーバーにならない!
個人的には「予算のバランスを見て適宜計画する」という方法がおすすめかな!
4.予算オーバーを防ぐ秘訣


最後に予算オーバーを防ぐ秘訣についてまとめます。
- 購入予定のものを明確にする
- 衝動買いを極力控える
- 必要な分だけ両替する
- 複数のお店を比較する
予算オーバーを防ぐには、購入予定のものを明確にする、衝動買いを極力控える、必要な分だけ両替する、複数のお店を比較するのが鉄則です。
4-1.購入予定のものを明確にする
予算オーバーを防ぐためには、購入予定のものは明確にしておきましょう。
「何をどれだけ買うのか」を明確にするだけで、支出のコントロールは一気に楽になります。むしろ、何も決めずに買い物をしていると旅行の序盤で予算不足に陥るため、何を買うかはある程度決めておくことが重要です。
4-2.衝動買いを極力控える
旅行中はテンションが抑えきれず、つい衝動買いしてしまいがちなため、一度見た商品は一周してから再度考えるようにしてみてください。
一説によると、一周してから考えるルールを設けるだけで衝動買いの7割は防げるとされています。欲しいと思ったものを全部買い物かごに入れてしまいがちな人にこそ、おすすめの方法です。
4-3.必要な分だけ両替する
両替は必要な分だけにとどめておくのが、海外での買い物の鉄則です。
必要以上に国内で両替してしまうと余った現地通貨が損失となってしまうため、両替する金額は予算以下に抑え、必要になったら適宜行うようにすることをおすすめします。
4-4.複数のお店を比較する
同じ商品でも、ギフトショップをはじめ、コンビニやスーパー、ドラッグストアでは料金が異なるため、複数のお店を比較してから購入するようにすると安心です。
専門店と免税店でも、料金は大幅に違うことがあるため、節約したい人は比較が必須。「1日目に下見、2日目に比較、3日目に購入」という具合に、計画的に購入することをおすすめします。
本当に欲しいものがあったら多少の予算オーバーはご愛敬!
思い出を作るための旅行ということを忘れないようにしたいよね!
5.まとめ
今回は海外旅行の買い物の予算の決め方、予算オーバーを防ぐ秘訣をまとめました。
海外旅行での買い物の予算は、あらかじめ買い物する日を決める、ジャンルごとに予算を分ける、絶対買いたいものリストを作る、総額から逆算して買うものを選ぶ、予算の20%は予備費とするなどを意識するだけで、無理のない範囲で予算を決められます。より上手に買い物したい場合は、購入予定のものを明確にする、衝動買いを極力控える、必要な分だけ両替する、複数のお店を比較するようにしてみるのがおすすめです。
併せて、予算管理の仕方と予算配分の方法を知っておけば、無理のない範囲で思う存分買い物を楽しめるでしょう。まずは、自分なりの予算の決め方を考え、予算オーバーしてしまわないよう工夫しながらショッピングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
