世界には思わず笑ってしまう面白い結婚式が存在します。例えば「3日間トイレ禁止の結婚式」や「ドライブスルーの結婚式」「ブラッキングの結婚式」など、外国ならではの一風変わった結婚式も数知れず。
今回は世界の面白い結婚式23選を調査しました。ここでは思わず笑ってしまう海外の変わった結婚式一覧も共有いたします。誰かに話したくなる不思議な結婚式をまとめるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
「どんな儀式をするの?」と面食らってしまう結婚式が満載!
この記事では「面白い結婚式23選」「思わず笑ってしまう海外の変わった結婚式一覧」をまとめるよ!
海外には変わった結婚式がいっぱい


海外には変わった結婚式がいっぱいあります。
みなさんもうんちやおしっこを我慢するマレーシアの「3日間トイレ禁止の結婚式」、即日できるアメリカの「ドライブスルーの結婚式」、汚されまくるイギリスの「ブラッキングの結婚式」など、一度は主催してみたい結婚式があるのではないでしょうか?
当記事で挙げるものは「第三者でも主催できるもの」から「身内しか主催できないもの」まであり、規模も形式も何もかもが奇妙奇天烈です。
しかし、他にも世界にはどのようにして生まれたのかわからない結婚式が無数にあり、ユニークなものも珍しくないです。当記事で紹介する結婚式の中にも「なぜこのような儀式が?」と気になってしまうものもあるかもしれません。
外国の結婚式は知れば知るほど実際に主催してみたくなる。中には外国だからこその面白い結婚式もあるので、ぜひどのようなものがあるのか覗いてみましょう!
どんな結婚式があるのか気になる!
笑えるのがあったらしよう!共有!
世界の面白い結婚式23選


ここからは世界の面白い結婚式23選をまとめます。
ここでは世界の変わった結婚式を地域別に一覧形式で紹介するので、順番にご覧いただけると幸いです。ただし、複数の情報源を参考にしたものの中には真偽不明の結婚式もあったため、一部信憑性に欠ける変な結婚式が含まれていることをご了承ください。
インドの結婚式
- 先に木と結婚する結婚式
- ヘナタトゥーを施す結婚式
先に木と結婚する結婚式
インドの一部では、相手よりも先に木と結婚する儀式があるとされています。
占星術に基づいた「マンガリク・ドーシャ」と呼ばれる人たちの間では「先に木と結婚することで運勢が良くなる」と信じられており、結婚した木を伐採してから本当の相手と結婚するという流れで結婚式を行うそうです。
ヘナタトゥーを施す結婚式
インドをはじめとする国や地域では、ヘナタトゥーを手足に施す結婚式もあるようです。
ヘナタトゥーとは、植物の葉から作った染料で肌に模様を描くボディアートの一種で、結婚式では主に手足に模様を入れるのが一般的です。インドでは古くからお祝いや魔除けとしてヘナタトゥーを施す風習があり、現在でも結婚式という特別な場では、皮膚の表面に微細な模様を描いて飾ります。
当日はサリーやレヘンガと呼ばれる伝統衣装も身につけ、3日~7日間続きます。
現地では招待されていない人も「知り合いだから」との理由で一緒に参加することから、数百人どころか数千人規模の結婚式になることも珍しくありません!
韓国の結婚式
- 新郎の足を叩く結婚式
新郎の足を叩く結婚式
日本のお隣さん、韓国には新郎の足を叩く儀式があるとされています。
具体的には結婚式の後、新婦の家を訪ねた新郎が足首を縛られて逆さ吊りにされ、足の裏を木の棒や魚の骨で叩かれるというものです。
なぜこのような儀式を行うのかは諸説あるのですが、一説によると「新郎が新婦を置いて逃げないように」「夫婦仲を深められるように」との意味が込められているとのこと。最近では省略する人もいますが、伝統的な儀式ということもあって未だに執り行うことも珍しくないのだとか。
キルギスの結婚式
- 誘拐してくる結婚式
誘拐してくる結婚式
当事者からしたら笑えるものではないものの、一応紹介しておきたいのがキルギスの結婚式。
キルギスをはじめとする一部の国や地域では、結婚相手を誘拐してくる「誘拐婚」が未だに残っているところがあります。これは現地で「アラカチュー」と呼ばれる伝統で、今では昔のように頻繁には行われていないものの、農村部を中心に残されている儀式の1つです。
もちろん、最近では拒否する人も珍しくないことから、無理やり結婚させることは稀です。それでもウズベキスタン・カザフスタン・トルクメニスタンなどの中央アジア諸国でも行われているなど、一部、社会問題となっています。
タイの結婚式


- 僧侶の祝福を受ける結婚式
- 水の中で行う結婚式
僧侶の祝福を受ける結婚式
タイの伝統的な結婚式では、僧侶の祝福を受ける儀式「ロットナームサン」を行うのが一般的です。
欧米諸国や日本の結婚式では、牧師による祝福が一般的ではあるものの、敬虔な仏教徒が住むタイでは僧侶の祝福を求める人が珍しくありません。
現地では一緒に読経も行われ、「吉祥糸」と呼ばれる僧侶手作りの白い糸を頭に載せることもあります。
水の中で行う結婚式
タイのトランという地方で、毎年バレンタインデー前後に行われているのが水中結婚式です。
伝統の結婚式というよりは一種のイベントとして開催されているものではあるものの、タイの若者の間では話題沸騰中の結婚式とされています。内容はダイビングスーツを来て海中で結婚証明書にサインするというもので、キャンペーン自体がギネス記録に登録されています。
海の生き物に祝福されながら立てる結婚の誓い……一生幸せになれること間違いなしです!
中国の結婚式
- 新婦が泣く練習をする結婚式
新婦が泣く練習をする結婚式
日本のご近所さん、中国には新婦が泣く練習をする儀式があるとされています。
具体的にはトゥージア族に伝わる儀式で、結婚式の1ヶ月前から毎日1時間泣く練習をするとのこと。当日は祖父母や両親も一緒に泣いて、喜びを分かち合うのだとか。
わざわざ練習する必要があるのかな……という疑問はご法度です。
ブルネイの結婚式
- 粉を塗る結婚式
粉を塗る結婚式
ブルネイの伝統的な結婚式で儀式の一環として行われているのが、新郎新婦に粉を塗るというものです。
これは本人と交流のある親しい人々が新郎新婦の手に着色した粉を塗る儀式で、それぞれに祝福を与えることを意味します。粉は色のついた米粉と香りの立つ油を煉り合せたペーストが使用し、王族の結婚式では7色の粉を使用することもあります。
現地では「イスティアダットベルブダック」や「マラムベルブダック」と呼ばれ、子宝と繁栄を祈るために行うのが一般的です。
マレーシアの結婚式


- 3日間トイレ禁止の結婚式
3日間トイレ禁止の結婚式
マレーシアとインドネシアの国境にまたがるボルネオ島北東部に住むティドン族には、結婚式後3日間、新郎新婦がトイレを使用するのを禁止するユニークな風習が存在します。
具体的には、結婚式の後、72時間は入浴や排泄で家を出ることが禁じられるというもので、場合によっては身内に見張られることもあるそうです。ただ、一見厳しい試練に見えるものの、この風習を乗り越えた夫婦は幸せな結婚生活が待っていると信じられているようです。
逆に、その風習を破った夫婦には不幸せが待っているとされています(なんとも恐ろしい……)。
ある種の通過儀礼……面白いというより興味深い風習と言えるかもしれません!
アメリカの結婚式


- ドライブスルーの結婚式
ドライブスルーの結婚式
通称「世界最速の結婚式」と言われているのが、ドライブスルー……つまり即日でできる結婚式です。
この結婚式を執り行えるのはアメリカ、ラスベガス。オープンカーに乗ったまま結婚式ができ、現在までにブリトニー・スピアーズやマイケル・ジョーダンなどの著名人が結婚したことで知られています。写真の撮影や牧師の祝福などのオプションも充実しており、なかなか本格的なところも魅力的です。
ただ、ファーストフードのようなカジュアルさとスピーディーさはあるものの、酔った勢いで結婚してしまって即日離婚するカップルもいるとかいないとか……!
いかにも自由の国っぽさ満点の結婚式と言えます。
ハワイの結婚式


- お金を贈り踊る結婚式
お金を贈り踊る結婚式
南国の島国、ハワイにはお金を贈り踊る結婚式があります。
通称「マネーダンス」と呼ばれる風習で、新郎新婦が踊っている間にゲストがお金を衣装に差し込んだり貼り付けたりする伝統的な催しです。風習というよりは余興のようなもので、ゲストが新郎新婦の新たな門出を祝福する意味合いを持っています。
同じく南国の楽園、サモアには踊り手にココナッツオイルを塗り、紙幣をくっつける「タウアルガ」と呼ばれる風習も。文化や歴史は違えど、ハンガリーにも「ブリダルダンス」と呼ばれる似たような儀式があるそうです。
イギリスの結婚式
- ブラッキングの結婚式
ブラッキングの結婚式
通称「世界で一番残酷な結婚式」と恐れられているのが、ブラッキング……要は汚されまくる結婚式です。
これはイギリス、スコットランドに伝わる儀式で、卵・魚・肉・野菜などの生鮮食品を混ぜ込んだ液体をかけられてトラックの荷台に乗せられ、町をパレードさせられるというもの。
当ブログの管理人のような陰キャにはちょっとキツすぎる風習と言えます……!笑
もともとは悪魔を退治する儀式が起源とされており、現在は「人生最後の恥」として我慢強さや謙虚さを培う意義があるとされているようですが、個人的にはノーサンキュー。そもそも食べ物や飲み物を粗末にするのもどうかと……なんて言ったら逆に怒られるのかな。
ギリシャの結婚式
- 皿を割る結婚式
皿を割る結婚式
ギリシャの結婚式では、皿を割る儀式が行われることがあるそうです。
現地では「皿を割る=邪悪な霊を追い払う」と信じられており、今でも同様の儀式が行われています。
日本だと結婚式で皿を割るなんてのはご法度なだけに、ちょっと不思議な感覚!
スウェーデンの結婚式
- ゲストがキスをする結婚式
ゲストがキスをする結婚式
スウェーデンの面白い結婚式としてよく知られているのが、ゲストが新郎新婦にキスをするというもの。
具体的には、新郎新婦のどちらかが席を立ったらゲストは残った方にキスをするとされています。現地では「ブロロップ」と呼ばれ、新郎が席を外すと新婦に男性ゲストが、新婦が席を外すと新郎に女性ゲストがキスをする……日本だったら波紋を呼びそうな風習です!
もちろん、キスはあくまでも唇ではなく頬にするもので、お祝いの意味とのこと。ちなみに、結婚式の最中にグラスをフォークで叩く音が聞こえたら新郎新婦がキスをするという風習もあるのだとか。
ドイツの結婚式


- ハートを切り抜く結婚式
- 陶器を割る結婚式
- 丸太を切る結婚式
ハートを切り抜く結婚式
ドイツの結婚式で行われるのが、ハートを切り抜くという儀式です。
シーツに描かれたハートを新郎新婦で協力しながら切り抜き、できた穴をくぐって新しい人生を歩み始めるという伝統的な儀式で、現地では意義深いものとされています。
陶器を割る結婚式
ドイツでは、結婚式で陶器を割る「ポルターアーベント」も定番。
これは結婚式前夜に行われるのが一般的で、招待された知人や友人が新郎新婦の家の前で陶器の皿を叩き割ります。それにより、悪魔を祓い幸運をもたらすと信じられているらしいです。
丸太を切る結婚式
ドイツでは、結婚式で丸太を切る「バウムシュナイト」も定番。
夫婦初の共同作業を象徴した儀式で、新郎新婦が2人用のノコギリを駆使して丸太をぶった切ります。日本で言うところのケーキ入刀みたいなものです。
ベルギーの結婚式


- ハンカチを落とす結婚式
ハンカチを落とす結婚式
ベルギーの結婚式では、花嫁の家族が花嫁にハンカチを落とすという儀式があります。
現地では、代々守ってきたハンカチを親から子へと受け継ぐのが風習とされており、花婿の親族にとっても花婿にとっても特別な儀式と位置付けられているのが特徴です。
なお、ハンカチはベルギーの特産品で、特製のレースが入ったものを使用するのが一般的。
ロシアの結婚式
- グラスを割る結婚式
- 塩パンを頬張る結婚式
グラスを割る結婚式
ロシアでは新郎新婦がシャンパンを飲み干した後、紐で結んだグラスを床に叩きつけて割る風習があります。
一見手荒な風習に思えるものの、現地では「割れた破片の数だけ幸せになれる」と信じられている他、一度割れたグラスは元に戻らないことから「結婚生活が末永く続くように」との願いが込められているそうです。
塩パンを頬張る結婚式
ロシアの伝統的なウエディングセレモニーとして、塩パンを頬張る儀式もあります。
遥か昔のロシアでは、塩とパンが健康と富の象徴と考えられており、客人をおもてなしするのがしきたりだったようです。今でも、古くからの習わしとして伝統が守られています。
かしこまった場が苦手な当ブログの管理人も、塩とパンでおもてなししてもらえたら嬉しいです!笑
エジプトの結婚式


- 甘味を交換し合う結婚式
甘味を交換し合う結婚式
数々の古代遺跡で知られるエジプトでは、甘味を交換し合う儀式が執り行われているとのこと。
現地の結婚式では、甘い食べ物としてウエディングケーキ、甘い飲み物としてシャラバット(果汁・花・ハーブのエキスを砂糖や水に混ぜて作るドリンク)を交換するのが定番とされており、甘いものを通じて甘い生活を願うのだとか。
やや余談になるものの、シャラバットは世界初のソフトドリンクとしても著名。
ガーナの結婚式
- ほうきを飛び越える結婚式
ほうきを飛び越える結婚式
ほうきを飛び越える結婚式は、アフリカ系アメリカ人の間で行われている儀式です。
この儀式は、現在のガーナにある西アフリカ諸国を起源とし「ジャンピングザブルーム」と呼ばれています。
もともとは奴隷制度下で婚姻が認められていなかった人々が、悪霊を追い払ったり家庭を守ったりするのに使用していたもので、それがやがて結婚するカップルの頭上で振られるようになりました。
現在では新婚のカップルがほうきを飛び越える儀式として残り、結婚生活における困難を乗り越えるとの意味で行われるようになっています。「ジャンピング・ザ・ブルーム」という言葉は、階級の異なるカップルの結婚を巡る騒動を描いたコメディドラマのタイトルとしても著名です。
ケニアの結婚式
- 牛を贈る結婚式
牛を贈る結婚式
不思議な結婚式というよりも現地の伝統として残っているのが、牛を贈る風習です。
ケニアをはじめとするアフリカ諸国では「牛=財産」とされており、花婿が花嫁を大事にするという意味で贈ることがあります。婚姻の意思として、牛以外にも羊やヤギを贈る家庭もあるとされています。
現に、オバマ大統領の娘に求婚したケニア人男性が、婚資として牛50頭・羊70頭・ヤギ30頭を贈ると約束したエピソードも報道されていました。
現地の女性にとっては「家畜=愛の証」というわけです。
個人的には「3日間トイレ禁止の結婚式」「ドライブスルーの結婚式」「ブラッキングの結婚式」が面白かった!
海外には他にも変わった結婚式があるから、気になる人はぜひ調べてみて!
まとめ
今回は世界の面白い結婚式23選、思わず笑ってしまう海外の変わった結婚式一覧をまとめました。
世界には「3日間トイレ禁止の結婚式」や「ドライブスルーの結婚式」「ブラッキングの結婚式」など、思わず吹き出してしまう面白い結婚式がたくさんあります。中には儀式に至った経緯・出所が不明なものもいくつかありますが、つい誰かに教えたくなる結婚式もあるはずです。
日常生活では役に立たないものの知っておくだけで勉強になる……他にも国によってはほとんど知られていない結婚式もあるので、気になる方は個人的にも調べてみてください!





