世界には現在進行形で人口が減り続けている国が存在し、ある種の“人口収縮社会”を形成しています。「人の数=国のパワー」となる時代において、人口の少なさはディスアドバンテージそのものです。では、日本より国民が少ない国にはどのような国があるのでしょうか?
今回は世界の人口が少ない国ランキングを作成しました。ここでは日本の半分も国民がいない国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。アジア・オセアニア・北米・中南米・ヨーロッパ・中東・アフリカなど地域別の人口の少ない国も順番にまとめるので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。

日本の半分も人がいない国は、静けさに包まれてる!



この記事では「世界の人口が少ない国ランキング」「日本の半分も国民がいない海外旅行先」をまとめるよ!
1.人口が少ない国がおすすめな人


まずは人口が少ない国がおすすめな人を見ていきましょう。
- 国際交流に興味がない人におすすめ
- 静かなところが好きな人におすすめ
国民が少ない国は人そのものが少ない分、交際交流に興味がない人に最適です。静かなところが好きな人にとっても、理想の旅先となるはずです。落ち着いた空気漂う市場に、閑静な雰囲気が満ちた公園、人がまばらな交差点などなど……旅の「静」の部分を味わいたい人にもぴったりでしょう。
参考までに、世界の総人口と日本の総人口を掲載しておきます。
- 世界の総人口:約8,062,000,000人(推定)
- 日本の総人口:約124,500,000人(推定)
世界の総人口は約8,062,000,000人(推定)、日本の総人口は約124,500,000人(推定)。
人口の少ない国は世界の人類の約0.1%にも満たないのが特徴で、この数字は日本の半分も人がいない国が無数に存在することを証明しています。その手の国民が少ない国ほど、寂しげな印象を受けるのではないでしょうか?



国民が少ない10カ国で世界の人類の約0.1%にも満たないなんてびっくり!



国際交流に興味がない人や静かなところが好きな人には人口が少ない国がおすすめかも!
2.人口が少ない国ランキング


ここからは人口が少ない国ランキングをまとめます。
当ランキングでは各国の人口や人類の割合、日本との比較などを加味して選定しています。
- バチカン
- ニウエ
- ツバル
- ナウル
- パラオ
- クック諸島
- サンマリノ
- モナコ
- リヒテンシュタイン
- セントクリストファーネイビス
人口が少ない国ベスト3はバチカン・ニウエ・ツバルです。次いでナウルやパラオ、クック諸島やサンマリノ、モナコやリヒテンシュタイン、セントクリストファーネイビスと続きます。この10カ国を合わせても世界の約0.1%もの人類にも満たないのだとか。
なお、覚え方は様々ですが、世界地図を見て各国の位置関係から覚えるのがおすすめです。
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
1位.バチカン
- 人口が少ない度:
- バチカンの人口:約900人(推定)
- 日本との比較:0.0000072倍
バチカンは世界で一番人口が少ない国です。世界の総人口の約0.0000112%にも満たず、ユーラシア大陸の総人口の約0.0000170%にも満たない人口過少な国となっています。
バチカンの国民は約900人で、日本の国民(約124,500,000人)換算で約0.0000072倍の少なさ。東京の人口(約14,257,000人)換算で約0.0000631倍にも及ぶほどの少なさです。
現地には、イタリア系やスイス系が暮らしています。



バチカンは他の追随を許さない人口過疎国家!



男性の人口が約750人、女性の人口が約150人。
2位.ニウエ
- 人口が少ない度:
- ニウエの人口:約1,700人(推定)
- 日本との比較:0.0000137倍
ニウエは世界の総人口の約0.0000211%にも満たず、オセアニア地方の総人口の約0.00370%にも満たない国です。これは海洋国で最少級の住民にとどまります。
ニウエの国民は約1,700人で、日本の国民(約124,500,000人)換算で約0.0000137倍の少なさ。東京の人口(約14,257,000人)換算で約0.0001192倍にも及ぶほどの少なさです。
現地には、ニウエ人をはじめサモア人やトンガ人が暮らしています。



ニウエの男性の人口は約910人、女性の人口は約790人!



町中でも誰もいないことがあるくらい。
3位.ツバル
- 人口が少ない度:
- ツバルの人口:約11,000人(推定)
- 日本との比較:0.0000883倍
ツバルは世界の総人口の約0.0001364%にも満たず、オセアニア地方の総人口の約0.0239%にも満たない国です。これは海洋国で最少クラスの住民にとどまります。
ツバルの国民は約11,000人で、日本の国民(約124,500,000人)換算で約0.0000883倍の少なさ。東京の人口(約14,257,000人)換算で約0.0007715倍にも及ぶほどの少なさです。
現地には、ツバル人をはじめキリバス人やサモア人が暮らしています。



ツバルの男性の人口は約5,700人、女性の人口は約5,300人!



町中でもほとんど人がいないことがあるくらい。
4位.ナウル
- 人口が少ない度:
- ナウルの人口:約13,000人(推定)
- 日本との比較:0.0001044倍
ナウルは世界の総人口の約0.0001613%にも満たず、オセアニア地方の総人口の約0.0283%にも満たない国です。これは海洋国で最少レベルの住民にとどまります。
ナウルの国民は約13,000人で、日本の国民(約124,500,000人)換算で約0.0001044倍の少なさ。東京の人口(約14,257,000人)換算で約0.0009121倍にも及ぶほどの少なさです。
現地には、ナウル人をはじめキリバス人やフィリピン人が暮らしています。



ナウルの男性の人口は約6,800人、女性の人口は約6,200人!



町中でもほぼ人がいないことがあるくらい。
5位.パラオ
- 人口が少ない度:
- パラオの人口:約17,000人(推定)
- 日本との比較:0.0001365倍
パラオは世界の総人口の約0.0002108%にも満たず、オセアニア地方の総人口の約0.0370%にも満たない国です。これは海洋国で最少級の住民にとどまります。
パラオの国民は約17,000人で、日本の国民(約124,500,000人)換算で約0.0001365倍の少なさ。東京の人口(約14,257,000人)換算で約0.001192倍にも及ぶほどの少なさです。
現地には、パラオ人をはじめ中国人やフィリピン人が暮らしています。



ナウルの男性の人口は約8,500人、女性の人口は約8,500人!



町中でないと滅多に人と出会わないのが日常茶飯事。
6位.クック諸島
- 人口が少ない度:
- クック諸島の人口:約19,000人(推定)
- 日本との比較:0.0001526倍
クック諸島は世界の総人口の約0.0002357%にも満たず、オセアニア地方の総人口の約0.0413%にも満たない国です。これは海洋国で最少水準の住民にとどまります。
クック諸島の国民は約19,000人で、日本の国民(約124,500,000人)換算で約0.0001526倍の少なさ。東京の人口(約14,257,000人)換算で約0.001332倍にも及ぶほどの少なさです。
現地には、ポリネシア系をはじめサモア人やトンガ人が暮らしています。



クック諸島の男性の人口は約9,500人、女性の人口は約9,500人!



町中には人もいるけど郊外なった途端に見かけなくなる。
7位.サンマリノ
- 人口が少ない度:
- サンマリノの人口:約34,000人(推定)
- 日本との比較:0.0002731倍
サンマリノは世界の総人口の約0.0004216%にも満たず、ユーラシア大陸の総人口の約0.0000642%にも満たない国です。これはヨーロッパ圏でもごく一部の住民にとどまります。
サンマリノの国民は約34,000人で、日本の国民(約124,500,000人)換算で約0.0002731倍の少なさ。東京の人口(約14,257,000人)換算で約0.002384倍にも及ぶほどの少なさです。
現地には、イタリア系をはじめ、アルバニア系やルーマニア系が暮らしています。



サンマリノの男性の人口は約17,000人、女性の人口は約17,000人!



イタリアに覆われたサンマリノは世界最古の共和国の1つ。
8位.モナコ
- 人口が少ない度:
- モナコの人口:約36,000人(推定)
- 日本との比較:0.0002892倍
モナコは世界の総人口の約0.0004464%にも満たず、ユーラシア大陸の総人口の約0.0000679%にも満たない国です。これはヨーロッパ圏でもごく少数の住民にとどまります。
モナコの国民は約36,000人で、日本の国民(約124,500,000人)換算で約0.0002892倍の少なさ。東京の人口(約14,257,000人)換算で約0.002524倍にも及ぶほどの少なさです。
現地には、モネガスク人をはじめイタリア人やフランス人が暮らしています。



モナコの男性の人口は約17,300人、女性の人口は約18,700人!



フランスに囲まれたモナコは世界的に著名なリゾート地の1つ。
9位.リヒテンシュタイン
- 人口が少ない度:
- リヒテンシュタインの人口:約40,000人(推定)
- 日本との比較:0.0003211倍
リヒテンシュタインは世界の総人口の約0.0004963%にも満たず、ユーラシア大陸の総人口の約0.0000755%にも満たない国です。これはヨーロッパ圏でもごく微量の住民にとどまります。
リヒテンシュタインの国民は約40,000人で、日本の国民(約124,500,000人)換算で約0.0003211倍の少なさ。東京の人口(約14,257,000人)換算で約0.002806倍にも及ぶほどの少なさです。
現地には、リヒテンシュタイン人をはじめオーストリア人やスイス人が暮らしています。



リヒテンシュタインの男性の人口は約20,200人、女性の人口は約19,800人!



オーストリアとスイスに挟まれたリヒテンシュタインは世界的に著名なタックスヘイブンの1つ。
10位.セントクリストファーネイビス
- 人口が少ない度:
- セントクリストファーネイビスの人口:約50,000人(推定)
- 日本との比較:0.0004016倍
セントクリストファーネイビスは世界の総人口の約0.0006203%にも満たず、南アメリカ大陸の総人口の約0.0119%を占める国です。これは北アメリカ大陸を含む西半球で最少の住民にとどまります。
セントクリストファーネイビスの国民は約50,000人で、日本の国民(約124,500,000人)換算で約0.0004016倍の少なさ。東京の人口(約14,257,000人)換算で約0.003507倍にも及ぶほどの少なさです。
現地には、カリブ系をはじめインド系やヨーロッパ系が暮らしています。



セントクリストファーネイビスの男性の人口は約24,500人、女性の人口は約25,500人!



日本からの移民もゼロに等しいよね。
3.地域別の人口が少ない国


最後に地域別の人口が少ない国をピックアップします。
その他の国は地域別の国民の少ない国、各地域のトップ5を中心に掲載しています。
- 1位.ブルネイ:約460,000人(推定)
- 2位.モルディブ:約520,000人(推定)
- 3位.ブータン:約790,000人(推定)
- 4位.東ティモール:約1,350,000人(推定)
- 5位.モンゴル:約3,400,000人(推定)
アジアでは「ブルネイ⇒モルディブ⇒ブータン⇒東ティモール⇒モンゴル」の順番で人口が少ないです。
- 1位.ナウル:約10,800人(推定)
- 2位.ツバル:約11,400人(推定)
- 3位.パラオ:約18,000人(推定)
- 4位.マーシャル諸島:約41,000人(推定)
- 5位.ミクロネシア:約115,000人(推定)
オセアニアでは「ナウル⇒ツバル⇒パラオ⇒マーシャル諸島⇒ミクロネシア」の順番で人口が少ないです。
- 1位.サイパン:約47,000人(推定)
- 2位.グアム:約170,000人(推定)
- 3位.ハワイ:約1,420,000人(推定)
- 4位.プエルトリコ:約3,200,000人(推定)
北米では「サイパン⇒グアム⇒ハワイ⇒プエルトリコ」の順番で人口が少ないです。
- 1位.セントクリストファーネイビス:約47,000人(推定)
- 2位.ドミニカ:約72,000人(推定)
- 3位.アンティグアバーブーダ:約94,000人(推定)
- 4位.セントビンセントグレナディーン諸島:約104,000人(推定)
- 5位.グレナダ:約125,000人(推定)
中南米では「セントクリストファーネイビス⇒ドミニカ⇒アンティグアバーブーダ⇒セントビンセントグレナディーン諸島⇒グレナダ」の順番で人口が少ないです。
- 1位.バチカン:約800人(推定)
- 2位.サンマリノ:約34,000人(推定)
- 3位.リヒテンシュタイン:約39,000人(推定)
- 4位.モナコ:約39,000人(推定)
- 5位.アンドラ:約79,000人(推定)
ヨーロッパでは「バチカン⇒サンマリノ⇒リヒテンシュタイン⇒モナコ⇒アンドラ」の順番で人口が少ないです。
- 1位.バーレーン:約1,470,000人(推定)
- 2位.カタール:約2,700,000人(推定)
- 3位.クウェート:約4,300,000人(推定)
- 4位.オマーン:約4,600,000人(推定)
- 5位.アラブ:約9,500,000人(推定)
中東では「バーレーン⇒カタール⇒クウェート⇒オマーン⇒アラブ」の順番で人口が少ないです。
- 1位.セーシェル:約100,000人(推定)
- 2位.サントメプリンシペ:約230,000人(推定)
- 3位.カーボベルデ:約590,000人(推定)
- 4位.コモロ:約870,000人(推定)
- 5位.赤道ギニア:約1,630,000人(推定)
アフリカでは「セーシェル⇒サントメプリンシペ⇒カーボベルデ⇒コモロ⇒赤道ギニア」の順番で人口が少ないです。



国民が少ない国は地域別で見るとまた視点が変わって面白い!



結構、意外な国がランクインしてるよね!
4.まとめ
今回は世界の人口が少ない国ランキング、日本の半分も国民がいない海外旅行先をまとめました。
人口が少ない国にはバチカンやニウエやツバルだけでなくナウルやパラオ、クック諸島やサンマリノ、モナコやリヒテンシュタイン、セントクリストファーネイビスなどがあります。当ランキングで挙げた国は日本の半分も国民がいない国で、その少なさは途方もありません。
地域別ではアジアがブルネイ・モルディブ・ブータン・東ティモール・モンゴル、オセアニアがナウル・ツバル・パラオ・マーシャル諸島・ミクロネシア、北米がサイパン・グアム・ハワイ・プエルトリコ、中南米がセントクリストファーネイビス・ドミニカ・アンティグアバーブーダ・セントビンセントグレナディーン諸島・グレナダ、ヨーロッパがバチカン・サンマリノ・リヒテンシュタイン・モナコ・アンドラ、中東がバーレーン・カタール・クウェート・オマーン・アラブ、アフリカがセーシェル・サントメプリンシペ・カーボベルデ・コモロ・赤道ギニアの順番で国民の少ない国とされます。
究極の孤独を堪能できる世界……きっと体験したことのないような出会いが待っているはずです!