アラブで金をあしらったアクセサリーや宝石を埋め込んだジュエリーが売り買いされる市場、それがゴールドスークです。そこは世界中から集まったお金持ちたちの誘惑が闊歩する伝統的な市場……金銭感覚がバグる魅惑の観光スポットです。
今回はアラブにあるゴールドスークの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。

ゴールドスークは購買意欲を刺激される煌びやかな市場!



この記事では「アラブにあるゴールドスークの観光情報」「グランドスークやオールドスークの見どころ」をまとめるよ!
1.ゴールドスークの概要


まずはゴールドスークの概要を見ていきましょう。
- 国:アラブ
- 地域:ドバイ
- 特徴:市場
- 目玉:グランドスーク/オールドスーク
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
ゴールドスークは希少価値のある貴金属や装飾品が売買される市場で、否応にも目を奪われる商店街です。金一色に染まるゴールドスークは、世界中のセレブが集まる場所。店によってはシルバー・真珠・ダイヤモンド・プラチナまで揃うなど……まさに贅の限りを尽くしたい人が集まる観光スポットと言えます。
そもそもスークとは、アラビア語で野外市場を意味する言葉。つまり、ゴールドスークは「金の市場」を指すわけです。アラブには各地に色んなスークが点在しており、お土産を扱うグランドスークや旧市街にあるオールドスークが点在しています。
三大スークとしては上記に加えて香辛料を置いているスパイススークがあり、店によっては伝統的な工芸品を取り揃えるなど、品揃えも豊富!
ドバイではブルジュハリファを中心とした新市街ばかりが注目されがちではあるものの、古き良きアラビアンな店舗がひしめき合っているスークもまた見どころの1つ。近代化によって超高層ビル群の陰に埋もれたマーケットを、客引きに揉まれながら歩いてみるというのはいかがでしょうか?



アラブを訪れるならゴールドスークは外せないね!



ドバイを拠点にするなら個人で行くよりツアーで行くのがおすすめだよ!
2.ゴールドスークの観光情報


次にゴールドスークの観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:8万円~24万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はアラブ旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料は変動するので直近の情報を調べておくと安心です。
2-2.時間
- 営業時間:10時00分~22時00分(曜日で変動あり)
- 所要時間:1時間~2時間
- 必要期間:5日~10日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:アラブ/ドバイ
- 住所:Deira, Al Ras, Dubai, UAE
- 行き方:バス/タクシー/レンタカー/ツアー
- バス:10分~20分
- タクシー:10分~20分
- レンタカー:10分~20分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「ドバイ⇒ゴールドスーク」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:やや暑くて晴れやすい気候
- 4月~6月:暑くて晴れやすい気候
- 7月~9月:暑くて晴れやすい気候
- 10月~12月:やや暑くて晴れやすい気候
- ベストシーズン:1月~3月/12月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 24℃ | 15℃ | 20mm |
2月 | 26℃ | 16℃ | 5mm |
3月 | 29℃ | 18℃ | 10mm |
4月 | 33℃ | 22℃ | 10mm |
5月 | 38℃ | 26℃ | 0mm |
6月 | 40℃ | 28℃ | 0mm |
7月 | 41℃ | 31℃ | 5mm |
8月 | 41℃ | 31℃ | 0mm |
9月 | 39℃ | 28℃ | 0mm |
10月 | 35℃ | 25℃ | 0mm |
11月 | 31℃ | 20℃ | 10mm |
12月 | 26℃ | 17℃ | 10mm |
2-5.服装
- 1月~3月:体温調節できる服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
アラブは総じて治安が良く、旅の拠点となるドバイも治安良好です。
2-7.注意点
- 商品への接触
2-7-1.商品への接触
ゴールドスークは繊細な商品が置かれているため、商品への接触には気を付けたいです。市場内には壊れやすいものや割れやすいものも陳列されており、高価な製品も販売されています。当然ながら許可なく触ったり動かしたりしてはいけません。



観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。



Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.ゴールドスークの見どころ
ここからはゴールドスークの見どころをまとめます。


3-1.グランドスーク
おすすめ度:
お土産などが揃う市場。


3-2.ドバイクリーク
おすすめ度:
アブラ船で渡る川。


3-3.オールドスーク
おすすめ度:
工芸品などが揃う市場。
ゴールドスークはグランドスークやドバイクリーク、オールドスークなど見どころ満載です。
ゴールドスークと聞くと「金しかないのかな?」と思うかもしれませんが、実際にはシルバー・真珠・ダイヤモンド・プラチナを使用した製品を購入できます。最近では、価値の安定性から金を求める人も多いかもしれませんが、ゴールドスークはネックレスやブレスレットを求めて訪れる人も少なくないです。
単にドバイを訪れた人が散策がてら訪れるなど、1つの観光地としても見応えは十分。
世界で最も巨大な指輪を展示する店もあるため、キラキラしたものに惹かれるリッチな人ではなくとも楽しめます。ゴールドスークの他には、お土産が手に入るグランドスークや工芸品が手に入るオールドスークに加えて香辛料がラインナップされているスパイススークもあるので、暇があればぜひ!
買い物に興味がない人は、アブラ船に乗って渡るドバイクリークに行ってみてはいかがでしょうか?



ゴールドスークではグランドスークとドバイクリーク、オールドスークが目玉!



個人的には黄昏時のドバイクリークがおすすめ!
4.ゴールドスークの体験談
最後に管理人が2020年2月に訪れたゴールドスークの体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。





ゴールドスークに到着!でも、今回はツアーに組み込まれてたから来ただけで別に興味はなし。



開幕早々、随分とまたネガティブね。



だってゴールドスークって金の市場でしょ?手に入らないものを置いてる市場ほどつまらないものはないでしょ!



ドバイ政府の人に怒られるよ?笑





……すげぇぇえぇええっ!



いや、テンションの浮き沈み激しすぎでしょ!



僕も「金なんて見てもしょうがない」って思ってたよ?思ってたんだけど、いざ本物を見るとさ……ね?



文字通り、目の色が変わったんだ。



目血走りすぎて、真っ赤になっちゃいそう。



まぁ確かに、金ってなぜか魅せられるよね。未だに世界で金の価値が安定してる理由がわかる気がする。



世界中の人が「金いらね」ってならない限り価値はあるだろうから、僕もいっちょ金投資しようかしら。



ことゴールドスークの製品においてはドバイ政府管轄だから安心。



でも、結局金ってお腹の足しにならないよね……そんなものに一体どれほどの価値があるって言うんだろう?



「鋼の錬金術師」のグラトニーみたいな思考回路やめて!





なんか色んな香りがする!ここがスパイススーク?



いや、グランドスークってところだと思うんだけど、よくわかんない。



ガイドさん曰く、スパイススークとグランドスークは隣接してるらしいから、境界線は曖昧なのかも。



匂いがする市場ってことで「スメルスーク」と命名しよう!





香水っぽいものもずらっと並んでる。



やっぱり「スメルスーク」だ。



なんか「スルメスーク」みたい。



やだ、イカの匂いがする市場なんて。



それは色んな人を敵に回すことになるよ?イカの卸問屋さんに漁師さん、そして僕。なんせ僕は無類のイカ好きだからね!



私もイカは好きだけど、イカ臭のする市場は……ってこれ何?禅問答?





今度はアブラ船に乗ってオールドタウンへ。



ドバイと聞くと新市街の超高層ビル群ばかりが思い浮かぶけど、旧市街もあるんだ!どんなところなんだろう?



なんか古いところみたいだよ。



うん、オールドタウンだからね。





おぉ。おぉぅ。揺れる船から眺めるドバイもまた乙ですなぁ。



確かに、夕暮れのドバイ、エモい。



夕日の影響なのか、空全体が淡い色合いで美しい。



ドバイの夕焼け、めっちゃ綺麗。川と溶け合って不思議な色になってる。





こじんまりとした船が並ぶ港。なんか素敵やん。



もともとは入植者によって栄えた場所で、ドバイで初めてできた港として知られてるっぽい。



調べたところ、真珠産業で発展したらしいよ。日本のミキモトが真珠の養殖に成功してからは徐々に衰退しちゃったんだけどね。



……もっと知りたい人は真珠博物館へ!笑





アラビア語で「渡る」を意味するアブラ船の収容人数は約20名。駅は全部で4つあって、毎日数分ごとに運行中。



新市街も良いけど、旧市街も良いね。



個人的には古き良きドバイの家や塔が見られるオールドタウン、好きよ。



“生きてる街並み”って感じがするよね、オールドタウン。



中東ならではの歴史と文化が詰まったエリアを探索すればするほど、ドバイの新たな一面が見えてくる。



みなさんもぜひアブラ船に乗って感じてみてほしい。





ここがオールドスークか。古いって聞いてたけど、全然だった。



むしろ活気があって、みんな元気。



確かに勢いすごい。客引きが立ち塞がってくるくらいだもの。



客引きの洗礼はアジアやアフリカで何度も経験済みだけど、中東は中東でまた別の「圧」があるよね。





今まで話しかけられることはあったけど、立ち塞がられたことはなかったからちょっと気圧されるよね。



商魂逞しいってよりシンプルにフィジカルが逞しいよ。



がっちりと行く手を阻まれた時、オールブラックスとスクラムでも組んでんのかと思ったもの。



散策の際は乱暴な客引きに要注意だね。





アラビック模様のカラフルなお皿。



大皿と小皿があって日本でも普通に使えそう。



日常生活に用いるにはちょっと派手だけど、おしゃれなインテリアとして飾っておくにはちょうど良いかも。



まぁ持ち帰るのが大変だから買わないんだけども。





ふぅ、ここまでドバイの三大スークと呼ばれる市場を巡って思ったのは……疲れるってこと!



それはどの市場でも言えるんじゃない?



ショッピングするんだったら市場を歩くのも楽しいんだけど、ドバイのスークは僕が欲しいものはなかった!



欲しいものって何?



あえて言葉にするなら「愛」かな?



……はい、解散解散!スパイスぶっかけられる前に帰った帰った!
5.まとめ
今回はアラブにあるゴールドスークの観光情報、グランドスークやオールドスークの見どころをまとめました。
海外旅行でアラブを訪れるならゴールドスークがおすすめです。中でもグランドスークやオールドスークは見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。