世界には日本人が移住しやすい国がいくつか存在します。ただ「移住したい」と思うのと「住みやすい」と感じるのとではまた別の話となりますが、住みたい国ほど夢は広がるばかりです。では、具体的にどのような国が日本人の海外移住先として適しているのでしょうか?
今回は世界の日本人が移住したい国ランキングを作成しました。ここでは日本人が住みやすい国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。併せて、日本人が住むのに向いている理由についてもまとめます。ぜひ旅先選びにもご活用ください。
日本人に人気の海外移住先はとにかく移住しやすい!
この記事では「世界の日本人が移住したい国ランキング」「住みやすい海外移住先」をまとめるよ!
1.日本人が移住したい国がおすすめな人
まずは日本人が移住したい国がおすすめな人を見ていきましょう。
- 海外移住を考えている人におすすめ
- 外国で住みたい人におすすめ
日本人が移住したい国は、海外移住を考えている人や外国で住みたい人におすすめです。
グローバル化が進む現代、異国の地で心機一転したいという人が多い中、意を決して外国に移住する人も少なくありません。中には「〇〇なら移住しやすいかも」と教えてもらうこともあるのではないでしょうか。
もちろん、人からおすすめされた国に必ずしも移住すべきとは言えませんが、先駆者がおすすめする国ほど住みやすさが保証されていると言っても過言ではありません。
もし外国移住を検討中なら、日本人が住みやすい国を選んでみてはいかがでしょうか?
1-1.海外移住しやすい国の条件
海外移住しやすい国の条件としては、以下のようなものがあります。
- 医療・教育の水準が一定かどうか
- 現地の人々と考え方が合うかどうか
- 言葉の壁を乗り越えられるかどうか
- 収入源をある程度確保できるかどうか
- 食事が体質・味覚に合うかどうか
- 生活インフラが整っているかどうか
- 治安・物価が安定しているかどうか
- ビザが取得しやすいかどうか
- 風習を尊重できるかどうか
- 家賃が払えるかどうか
もし今後移住するなら、以上の要因を加味して決断するのがおすすめです。
1-2.海外移住しやすい国の魅力
海外移住しやすい国の魅力としては、以下のようなものがあります。
- 新たな人生をスタートできる
- 異文化の刺激を受けられる
- 語学力が存分に鍛えられる
- 最適な気候で暮らせる
- 生活費を抑えられる
- 友達ができる
もし将来移住するなら、以上の要素も考慮して判断するのがおすすめです。
移住する前に訪問国についてよく調べることも忘れずに!
海外移住を考えている人や外国で住みたい人には日本人が移住したい国がおすすめかも!
2.日本人が移住したい国ランキング
ここからは日本人が移住したい国ランキングをまとめます。
当ランキングでは日本からの移住者数だけでなく、移住しやすさ・住み心地、移住者の意見・感想などを加味して選定しています。
- マレーシア
- インドネシア
- フィリピン
- タイ
- 台湾
- ハワイ
- ブラジル
- イギリス
- オーストラリア
- ニュージーランド
- 国土交通省/観光庁:訪日外国人数・訪外日本人数
- 日本政府観光局:入国外国人数・出国日本人数
- 法務省/出入国在留管理庁:出入国管理統計
- その他の調査機関
- 管理人の実体験
日本人が移住したい国ベスト3はマレーシア・インドネシア・フィリピンです。加えてタイや台湾、ハワイ、ブラジル、イギリス、オーストラリアやニュージーランドなど。
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
1位.マレーシア
- 日本人が移住したい度:
マレーシアは世界で一番日本人が移住したい国とされています。一般財団法人ロングステイ財団が実施している「日本人が住みたい国ランキング」で14年連続1位を獲得するなど、名実ともに日本人が移住しやすい国の1つです。そんなマレーシアが移住しやすい国と言われる理由は以下の通り!
- 医療・教育が発達している
- インフラが発展している
- 英語で意思疎通できる
- 温厚で日本人も馴染みやすい
- 外国人を受け入れる土壌がある
- 生活にかかる初期費用を抑えられる
- 節約でランニングコストを抑えられる
- 治安が良くて物価が安い
- 日系企業の仕事を得やすい
- ビザ制度が充実している
- 家賃が低い
- 料理が口に合いやすい
以上のように、マレーシアは医療・教育・言葉・仕事・食事・生活インフラ・治安・物価・ビザ・家賃の面で移住しやすいと言えるでしょう。都会と田舎のバランスが良いのも魅力の1つ♪
マレーシアはとにかく人が優しかったなぁ。
気候が温暖で過ごしやすいし、多民族国家ならではの多様性もあって移住するのにぴったりな国と言えるかも!
2位.インドネシア
- 日本人が移住したい度:
インドネシアは東南アジアの国で、日本人が移住しやすい国の1つと言われています。1年を通して過ごしやすく親日的でもあるなど、日本人の移住におすすめです。そんなインドネシアが移住しやすい国と言われる理由は以下の通り!
- 英語で意思疎通できる
- 温厚で日本人も馴染みやすい
- 外国人を受け入れる土壌がある
- 生活にかかる初期費用を抑えられる
- 節約でランニングコストを抑えられる
- 治安が良くて物価が安い
- 日系企業の仕事を得やすい
- ビザ制度が充実している
- 家賃が低い
- 料理が口に合いやすい
以上のように、インドネシアは言葉・仕事・食事・治安・物価・ビザ・家賃の面で移住しやすいと言えるでしょう。明るくて楽しい国柄・国民性なのも魅力的◎
インドネシアは沖縄のような気候でリタイア後の生活にぴったり!
治安はちょっと気になるけど世界有数のサーフィンスポットとして知られるバリ島があるし、おもてなしの心もあって超過ごしやすい!
3位.フィリピン
- 日本人が移住したい度:
フィリピンも東南アジアの国で、日本人が移住しやすい国の1つと言われています。永住権を取りやすいだけでなく親日的でもあるなど、日本人の移住におすすめです。そんなフィリピンが移住しやすい国と言われる理由は以下の通り!
- 英語で意思疎通できる
- 温厚で日本人も馴染みやすい
- 外国人を受け入れる土壌がある
- 生活にかかる初期費用を抑えられる
- 節約でランニングコストを抑えられる
- 治安が良くて物価が安い
- 日系企業の仕事を得やすい
- ビザ制度が充実している
- 家賃が低い
- 料理が口に合いやすい
以上のように、フィリピンも言葉・仕事・食事・治安・物価・ビザ・家賃の面で移住しやすいと言えるでしょう。愉快で陽気な国柄・国民性なのも魅力的◎
フィリピンも沖縄のような気候でリタイア後の生活にぴったり!
治安はちょっと気になるけど世界屈指のダイビングスポットとして知られるセブ島があるし、お迎えの心もあってめっちゃ過ごしやすい!
4位.タイ
- 日本人が移住したい度:
タイは言わずと知れた微笑みの国として知られる国で、日本人が移住したい国でもよく挙げられる国の1つ。日本人街があってナイトスポットもあるなど、ショートステイにもロングステイにも適した国と言えるでしょう。そんなタイが移住しやすい国と言われる理由は以下の通り!
- 医療・教育が発達している
- インフラが発展している
- 温厚で日本人も馴染みやすい
- 外国人を受け入れる土壌がある
- 生活にかかる初期費用を抑えられる
- 節約でランニングコストを抑えられる
- 治安が良くて物価が安い
- 日系企業の仕事を得やすい
- ビザ制度が充実している
- 家賃が低い
- 料理が口に合いやすい
以上のように、タイは医療・教育・仕事・食事・生活インフラ・治安・物価・ビザ・家賃の面で移住しやすいと言えるでしょう。人によっては「タイこそが移住先としてNo.1」と挙げる人も!
タイは経済成長真っ只中で絶好調!正直、1位・2位・3位と大差なし!
かつて“旅人の聖地”と呼ばれていた頃と比べると物価は高くなりつつあるけど、何より飲食費や交通費がリーズナブル!
5位.台湾
- 日本人が移住したい度:
台湾は言わずと知れた美食の国として知られる国で、日本人が移住したい国でもよく挙げられる国の1つ。指折りの観光スポットがあって夜市もあるなど、短期滞在にも長期滞在にも向いた国と言えるでしょう。そんな台湾が移住しやすい国と言われる理由は以下の通り!
- 医療・教育が発達している
- インフラが発展している
- 生活にかかる初期費用を抑えられる
- 節約でランニングコストを抑えられる
- 治安が良くて物価が安い
- 日系企業の仕事を得やすい
- ビザ制度が充実している
- 家賃が低い
- 料理が口に合いやすい
以上のように、台湾も医療・教育・仕事・食事・生活インフラ・治安・物価・ビザ・家賃の面で移住しやすいと言えるでしょう。「友好的な移住先としてなら台湾一択」と言う人も!
台湾には日本との絆がある!何より食べ物・飲み物が最高!
日本人と聞くとみんな親切にしてくれるし日本語が話せる人もたまにいる!古き良き日本の名残もあって居心地も抜群!
6位.ハワイ
- 日本人が移住したい度:
ハワイは言わずと知れた日本人に愛されるリゾート地で、移住先としても人気です。単に行き来しやすいだけでなく一部で日本語が通じるなど、隠居先にも良い地域と言えます。そんなハワイが移住しやすい国と言われる理由は以下の通り!
- 医療・教育が発達している
- インフラが発展している
- 英語で意思疎通できる
- 温厚で日本人も馴染みやすい
- 外国人を受け入れる土壌がある
- 日系企業の仕事を得やすい
- ビザ制度が充実している
- 料理が口に合いやすい
以上のように、ハワイは医療・教育・言葉・仕事・食事・生活インフラ・ビザの面で移住しやすいと言えるでしょう。物価のことを考えると大変ですが、日本人の補習授業校があったり外国人でも不動産を購入できたりするのがありがたい限り!
ハワイはなんかもう「あつ森」みたいな雰囲気がたまらない!
ただ、治安は良いんだけどとにもかくにも物価がべらぼうに高い!お金持ちには良いけど庶民にはちょっと……って感じかな!
7位.ブラジル
- 日本人が移住したい度:
ブラジルは日系移民が世界一の国として知られ、約270万人もの日系人が暮らしています。中南米日系社会のシンボル的存在とされるリベルダージ(世界最大級の日本人街)があることでも知られる国です。そんなブラジルが移住しやすい国と言われる理由は以下の通り!
- 医療・教育が発達している
- インフラが発展している
- 英語で意思疎通できる
- 温厚で日本人も馴染みやすい
- 外国人を受け入れる土壌がある
- 日系企業の仕事を得やすい
- ビザ制度が充実している
- 料理が口に合いやすい
以上のように、ブラジルも医療・教育・言葉・仕事・食事・生活インフラ・ビザの面で移住しやすいと言えるでしょう。治安のことを考えると大変ですが、日本人学校があったり外国人移民を歓迎してくれたりするのがありがたいところ!
ブラジルはカーニバルとかもあって刺激に事欠かない!
ただ、物価はほどほどなんだけど治安がなかなかに悪い!防衛手段を持たない市民には手厳しい……のが現実かも!
8位.イギリス
- 日本人が移住したい度:
イギリスは経済・政治・文化・歴史……どれをとってもハイセンス&ハイレベルな国。世界を牽引する競争力と国際性の両面を持つ国で、新たな生活を築くのにも最適な国の1つと言えるでしょう。そんなイギリスが移住しやすい国と言われる理由は以下の通り!
- 医療・教育が発達している
- インフラが発展している
- 英語で意思疎通できる
- 日系企業の仕事を得やすい
- ビザ制度が充実している
以上のように、イギリスは医療・教育・言葉・仕事・生活インフラ・ビザの面で移住しやすいと言えるでしょう。ヨーロッパで最も日本人移住者がいる国というのも魅力!
イギリスは医療・教育のレベルが世界でもトップクラスだから、将来的に育児や介護が必要となっても大丈夫!
ヨーロッパだとイタリア・スペイン・ドイツ・フランス・ポルトガルも移住におすすめって言われてるよね!
9位.オーストラリア
- 日本人が移住したい度:
オーストラリアは南半球にある島国で、外国人に対する差別・偏見がなく日本人でもすぐに馴染める国として知られています。また、ワークライフバランスの面でも優れている国です。そんなオーストラリアが移住しやすい国と言われる理由は以下の通り!
- 医療・教育が発達している
- インフラが発展している
- 英語で意思疎通できる
- 温厚で日本人も馴染みやすい
- 外国人を受け入れる土壌がある
- 日系企業の仕事を得やすい
- ビザ制度が充実している
以上のように、オーストラリアは医療・教育・言葉・仕事・生活インフラ・ビザの面で移住しやすいと言えるでしょう。仕事とプライベートを両立したい人にもおすすめではないでしょうか?
オーストラリアはライフワークバランスが取りやすい!
世界遺産もあるから週末も充実するんじゃないかな?
10位.ニュージーランド
- 日本人が移住したい度:
ニュージーランドも南半球にある島国で、社会保障が行き届いていて人権意識が根付いている国として知られています。また、ワークライフバランスの面でも優れている国です。そんなニュージーランドが移住しやすい国と言われる理由は以下の通り!
- 医療・教育が発達している
- インフラが発展している
- 英語で意思疎通できる
- 温厚で日本人も馴染みやすい
- 外国人を受け入れる土壌がある
- 日系企業の仕事を得やすい
- ビザ制度が充実している
以上のように、ニュージーランドも医療・教育・言葉・仕事・生活インフラ・ビザの面で移住しやすいと言えるでしょう。私生活とタスクを両立したい人にもおすすめではないでしょうか?
ニュージーランドもライフワークバランスが取りやすい!
温泉もあるから土日祝日も充実するんじゃないかな?
3.その他の日本人が移住したい国
ここからはその他の日本人が移住したい国をピックアップします。
その他の国は日本人の移住者数、移住先としての選ばれやすさ、移住者の意見・感想なども含めて判断しています。
- 韓国
- シンガポール
- 中国
- ベトナム
アジアでは韓国やシンガポール、中国やベトナムが移住先として人気です。どの国も食事が体質・味覚に合う点、生活インフラが整っている点、治安・物価が安定している点で評価されています。
- アメリカ
- カナダ
- グアム
- サイパン
北米ではアメリカやカナダ、グアムやサイパンが移住先として人気です。どの国も医療・教育の水準が一定な点、現地の人々と考え方が合う点、言葉の壁を乗り越えられる点で評価されています。
- メキシコ
中南米ではメキシコが移住先として人気です。メキシコはビザが取得しやすい点、風習を尊重できる点、家賃が払える点で評価されています。
- アイスランド
- イタリア
- オランダ
- スイス
- スウェーデン
- スペイン
- デンマーク
- ドイツ
- ノルウェー
- フィンランド
- フランス
- ポルトガル
ヨーロッパではスペインやドイツ、フランスやポルトガルが移住先として人気です。どの国も医療・教育の水準が一定な点、収入源をある程度確保できる点、生活インフラが整っている点で評価されています。
どの国に海外移住したいかは状況によって変わってくるけど、ここで挙げた国なら住みやすいかも!
まずは深く考えすぎず、シンプルに「どんな国で住んでみたいか」を考えてみたら良いんじゃないかな?
4.海外移住の注意点
最後に海外移住の注意点を見ていきましょう。
- 移住期間をある程度決める
- 移住計画をきちんと立てる
- 移住資金をしっかりと貯める
- 移住先の宗教をよく調べる
海外移住するなら、移住期間をある程度決めておくと安心です。
短期的に移住するのか、長期的に移住するのかだけでも決めておくと永住権が必要なのかが見えてきます。
加えて、移住計画をきちんと立てる、移住資金をしっかりと貯めるのも忘れずに。入念な移住計画と豊富な移住資金があるかどうかで、海外移住が失敗するか成功するかが決まると言っても過言ではありません。
他にも、移住先の宗教をよく調べるなど、現地の人へのリスペクトは忘れないようにしましょう。
海外移住は準備をしてから!
見切り発車すると挫折して帰ってくることになりかねないから、海外移住するなら用意周到に!
5.まとめ
今回は世界の日本人が移住したい国ランキング、住みやすい海外移住先をまとめました。
海外移住は、誰もが一度は憧れる夢……とまでは言いませんが、人生で1回は挑戦してみたいことの1つではないでしょうか。ただ、日本人の移住に適しているかは国によって変わる他、人によって向き不向きがあるため、現地の医療・教育・言葉・仕事・食事・生活インフラ・治安・物価・ビザ・家賃については調べておきたいです。
外国移住は新たな人生をスタートできる点、異文化の刺激を受けられる点、語学力が存分に鍛えられる点、最適な気候で暮らせる点、生活費を抑えられる点、友達ができる点などがメリットですが、いくつかのデメリットも存在します。中には途中で挫折する人もいるので、移住期間をある程度決めるのはもちろん、移住計画をきちんと立てたり、移住資金をしっかりと貯めたりしてから飛び立ちましょう!