海外旅行の疲れを癒すなら、ホテルのお風呂・シャワーでサウナに入るのがおすすめです。温冷交代浴の健康効果についてはすでに科学的に証明されており、温熱効果・弛緩効果・清浄効果・発汗効果・瞑想効果を得られることがわかっています。では、具体的にどのような効果があるのでしょうか。
今回は海外旅行のホテルのお風呂・シャワーでサウナに入る効果を解説します。併せて整う方法も説明します。加えて水風呂で遵守すべきマナーもまとめるので、海外旅行の宿泊にお役立てください。
ホテルのお風呂・シャワーはサウナに入るだけで効果抜群!
この記事では「海外旅行のホテルのお風呂・シャワーでサウナに入る効果」「整う方法」をまとめるよ!
1.海外旅行のホテルのお風呂・シャワーでサウナに入る効果!
まずは海外旅行のホテルのお風呂・シャワーでサウナに入る効果を見ていきましょう。
- 温熱効果:快眠/新陳代謝/ストレスの解消/疲労の回復
- 弛緩効果:関節や筋肉の緊張緩和/自律神経の調整/リラックス
- 清浄効果:肌のバリア機能の回復/皮膚のターンオーバー
- 発汗効果:血液の循環/血行の促進/心肺機能の活性化/ダイエット
- 瞑想効果:感情のコントロール/メンタルの安定
温冷交代浴の健康効果は、主に温熱効果・弛緩効果・清浄効果・発汗効果・瞑想効果の5つです。
温熱効果は「快眠・新陳代謝・ストレスの解消・疲労の回復」、弛緩効果は「関節や筋肉の緊張緩和・自律神経の調整・リラックス」、清浄効果は「肌のバリア機能の回復・皮膚のターンオーバー」、発汗効果は「血液の循環・血行の促進・心肺機能の活性化・ダイエット」、瞑想効果は「感情のコントロール・メンタルの安定」に影響します。
どれも海外旅行の疲れを癒すのに必要不可欠……むしろ入らないという選択肢はありません!
サウナ室に入るだけで海外旅行で溜まったストレスや疲労を軽減できるため、ぜひ余裕があればサウナに入りましょう。ホテルによってはサウナ室が設置されていない場合もありますが、ただ暖かいサウナに蒸されるだけでも癒し効果を得られるので、ぜひお試しください。
しかし、効果について言及した記事の中にはエビデンスがなく、嘘の記述が見られるものもあります。サウナの効果は人によってまちまちであることを理解しておくことが重要です。
ただお風呂・シャワーに入るだけじゃなくてサウナに入るのが大切。
移動や観光がメインの日はゆっくりサウナ室で疲れを取ろう。
2.サウナルームで整う方法
次にサウナルームで整う方法を見ていきましょう。
- 体の隅々まで洗う
- サウナに入る
- ロウリュを行う
- 心を落ち着かせる
- 水風呂に入る
- 外気浴をする
サウナルームでは、まず体の隅々まで洗うのが鉄則です。汗を流らずに入る行為はサウナーの恥とされるため、まずは全身を清めるのが先決となります。より整いたい場合は、ロウリュ・水風呂・外気浴をうまく入れるのが良いでしょう。
慣れていない場合は、サウナの時間を短くしたり休憩の時間を長くしたりするだけで整いやすくなるので、ぜひ取り入れてみてください。
2-1.体の隅々まで洗う
サウナに入る際は、体の隅々まで洗うようにしてください。頭や髪、顔や首、肩や脇、腹や背中、腰や股……手足から指先に至るまですべて石鹸で洗いましょう。
肌に付着している汚物や皮脂によるゴミを除去してから入るのがサウナーのマナー。泡が残っているとサウナ室が汚れるため、きちんと洗い流してからお入りください。
2-2.サウナに入る
体の隅々まで洗ったら、サウナに入ります。
サウナに入る時間は自由ですが、1セット6分~12分が目安です。
サウナは、自分自身のコンディションに合わせて入る時間をコントロールしてください。サウナに入る時間が短すぎても長すぎても整えないため、理想の時間を見つけるのが整いへの近道となるでしょう。
2-3.ロウリュを行う
より整いを求めるなら、ロウリュを行います。
ロウリュを行う回数は自由ですが、1セット1回~3回が目安です。
ロウリュも、自分自身のコンディションに合わせて行う回数をコントロールしてください。ロウリュを行う回数が少なすぎても多すぎても整えないので、理想の回数を見つけるのが整いへの近道となるでしょう。
2-4.心を落ち着かせる
サウナに入っている時は、心を落ち着かせるようにしてください。深呼吸や精神統一、アンガーマネジメントやマインドフルネス……雑念がある状態から無心の境地に至るまで息を整えましょう。
日頃の不平や不満を忘れて入るのがサウナーのマナー。イライラが残っているとサウナ室に不穏な空気が充満するので、しっかりと溜飲を落としてお入りください。
2-5.水風呂に入る
サウナから出たら汗を流し、水風呂に入ります。
水風呂の温度は15℃~20℃前後に設定されており、10℃の水風呂があるホテルもあるとかないとか。ただし、10℃未満の水風呂は血管や心臓への負担が激しいため、初心者はぬるめの水風呂を選びましょう。
なお、水風呂に入りすぎると立ちくらみやめまいを引き起こす可能性があるので、無理は禁物!
2-6.外気浴をする
水風呂に入ったら、外気浴をします。
外国のホテルで外気浴用の椅子まで用意しているところはあまりないかもしれませんが、もし露天風呂などがある場合はたっぷりと外気浴しましょう。
ゆっくりと目を閉じて自然の音に耳を委ねれば、何とも言えない多幸感に包まれます。何もかもがどうでも良くなるような気持ちとでも言いましょうか。とにもかくにも嫌なこと・苦しいことをすべて忘れられる状態になったら整い完了です。
休憩をうまく取り入れるのが鍵!
各々の入り方で無理せずに整おう!
3.サウナ室で遵守すべきマナー
最後にサウナ室で遵守すべきマナーについてまとめます。
- 事前に水分補給を行う
- “ドラクエ行為”を行わない
- 入室前に水分を拭き取る
- 大声で会話しない
- 勝手に注意しない
- 場所を占領しない
- 横になって寝ない
- 退室後に汗を洗い流す
- “かけず小僧”にならない
- 椅子に掛け湯する
温泉や銭湯など、水風呂のある大衆浴場ではマナーを守らなければなりません。全身を洗わずに入ったり、使用したものを片付けずに放置したり、掛け湯せずに温冷交代浴したり……というのはご法度です。部屋に備え付けのバスルームでは自由に過ごして構いませんが、水風呂ではマナーを守って入りましょう。
3-1.事前に水分補給を行う
サウナに入るなら事前に水分補給を行いましょう。
どれくらい飲むかは自由ですが、1セット350mlほど摂取するのが理想とされています。整うまでに2セット~3セットと入るなら1Lほど水分補給するのが理想です。
3-2.“ドラクエ行為”を行わない
“ドラクエ行為”とは、3人~5人という集団でぞろぞろとサウナに入ることを指します。
サウナに入るだけでなく水風呂や外気浴にもみんなで行くなどの行為は「うざい」「うるさい」「邪魔」「迷惑」との声が寄せられているため、仲間と入る場合は要注意です。
3-3.入室前に水分を拭き取る
サウナでは濡れたまま入るのがマナー違反とされるため、入室前に水分を拭き取るようにしてください。水滴が残ったまま入るとサウナが濡れてしまうので、サウナ用のタオルを持参するのが良いでしょう。可能であれば、サウナハットやサウナマットも持ち込みましょう。
3-4.大声で会話しない
サウナ室では大声で会話している入浴客をちらほら見かけますが、声のトーンやボリュームは抑えるのがマナーです。本来、温泉や銭湯は疲れを癒す場であり、おしゃべりをする場ではありません。休憩所であればいくらでも会話して構いませんが、温冷交代浴中は静かに過ごしましょう。
3-5.勝手に注意しない
サウナ室では、勝手に注意しないのもマナーです。勝手に注意すると他の入浴客とトラブルになるため、マナー違反を見かけた場合はスタッフに伝えましょう。サウナブームで大衆浴場が賑わう一方、自分ルールを押し付ける人が後を絶たず、定期的にトラブルが発生しています。
常連客が幅を利かせている入浴施設もありますが、入浴客に上も下もないからこそ、身勝手な正義感で注意するのはやめましょう。
3-6.場所を占領しない
サウナ室では、場所を占領しないのもマナーです。場所を占領すると他の入浴客とトラブルになるので、場所取りを見かけた場合はスタッフに伝えましょう。サウナブームで大衆浴場が賑わう反面、謎にテリトリーを主張する人が数え切れず、定期的にトラブルが発生しています。
新規客で入り乱れている入浴施設もありますが、入浴客に善も悪もないからこそ、お気に入りの場所があっても占領するのはやめましょう。
3-7.横になって寝ない
サウナでは横になって寝るのはマナー違反です。酔っ払ったまま温冷交代浴をやって爆睡している人もいますが、サウナ室で眠るのはマナー的にアウトと言えます。単純に危険だからこそ、泥酔状態でサウナに入るのはやめましょう。
3-8.退室後に汗を洗い流す
水風呂では濡れたまま入るのがマナー違反とされるため、退室後に汗を洗い流すようにしてください。水滴が残ったまま入ると水風呂が汚れてしまうので、サウナ用のタオルを持参するのが良いでしょう。可能であれば、サウナハットやサウナマットも持ち込みましょう。
3-9.“かけず小僧”にならない
“かけず小僧”とは、汗を流さずに水風呂に入ることを指します。
水風呂に入る場合は必ず汗を流すのが鉄の掟とされているので、掛け湯してから入りましょう。もしくは水風呂の水を浴びてから入るようにしてください。
当然ながら、水風呂で泳いだり潜ったりするのも避けるべきです。
3-10.椅子に掛け湯する
温冷交代浴中は「サウナ⇒水風呂⇒外気浴」を1セットとして2セット~3セットほど行うのが一般的ですが、休憩した後は椅子に掛け湯をしましょう。
肌や皮膚が直接触れる休憩用の椅子は汚れやすいからこそ、掛け湯をするのがマナーとされます。ちょっとお湯をかけるだけではあまり変わらないものの、マナーとして覚えておくと良いです。
大人は大丈夫だと思うけど、走ったりするのもNG!
子供がいる人は滑って転ばないよう目を離さないで!
4.まとめ
今回は海外旅行のホテルのお風呂・シャワーでサウナに入る効果、整う方法をまとめました。
ホテルでお風呂・シャワーに入るなら、きちんとサウナに入るのがおすすめです。サウナに入るだけで温熱効果・弛緩効果・清浄効果・発汗効果・瞑想効果が得られ、旅の疲れを癒せます。
海外旅行は慣れないことの連続でストレスや疲労が蓄積するため、しっかりとサウナに入って疲れを吹き飛ばしましょう。温冷交代浴はこまめに水分補給、適度に休憩を挟みながら入るとさらに整える確率がアップするので、ぜひお試しください。