アイスランドにある奇抜な見た目の教会、それがハットルグリムス教会です。溶岩が冷えて固まった玄武岩を模したデザイン、マグマから着想を得た柱状節理の建築様式は唯一無二……そこは世界でも類を見ない構造を持つ不思議な観光スポットです。
今回はアイスランドにあるハットルグリムス教会の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。
ハットルグリムス教会はレイキャビクのシンボル的教会!
この記事では「アイスランドにあるハットルグリムス教会の観光情報」「尖塔や展望台の見どころ」をまとめるよ!
1.ハットルグリムス教会の概要
まずはハットルグリムス教会の概要を見ていきましょう。
- 国:アイスランド
- 地域:レイキャビク
- 特徴:教会
- 目玉:尖塔/展望台
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
ハットルグリムス教会はアイスランドの首都、レイキャビクにある火山のような外観の教会です。マグマや溶岩から生まれる玄武岩を模した設計は世界でも希有な建築構造で、異世界のような雰囲気を纏う観光スポットとして知られています。
原案が考案されたのは1937年、着工は1945年、竣工は1986年。実に完成までに41年もの歳月がかかった教会としても知られ、建設当初はアイスランドの人々から反発もあったのだとか。
ただ、1948年に地下聖堂が完成したことを皮切りに、1974年には尖塔と両翼、1986年には身廊が完成。長い年月こそかかったものの徐々に現地の人々にも受け入れられ、現在ではレイキャビクのランドマークとして認識されるまでに至りました。
現在は約73mの高さを誇る尖塔、町を一望できる展望台などもあり、世界中の観光客・旅行者がアイスランドを訪れた際に立ち寄っています。なお、教会前の広場には“伝説の侵略者”と名高いレイフ・エリクソンの像、教会内には約5,275本のパイプを持つパイプオルガンも設置されているため、併せて見学するのがおすすめです。
アイスランドを訪れるならハットルグリムス教会は外せないね!
レイキャビクを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.ハットルグリムス教会の観光情報
次にハットルグリムス教会の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:10万円~30万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はアイスランド旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:10時00分~17時00分(曜日で変動あり)
- 所要時間:30分~1時間
- 必要期間:5日~15日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:アイスランド/レイキャビク
- 住所:Hallgrímstorg 1, 101 Reykjavík, Iceland
- 行き方:バス/タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- バス:10分~20分
- タクシー:5分~10分
- レンタカー:5分~10分
- 徒歩:10分~20分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「レイキャビク⇒ハットルグリムス教会」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:寒くてやや晴れやすい気候
- 4月~6月:やや寒くてやや晴れやすい気候
- 7月~9月:やや寒くてやや晴れやすい気候
- 10月~12月:寒くてやや晴れやすい気候
- ベストシーズン:5月~9月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 3℃ | -3℃ | 80mm |
2月 | 3℃ | -2℃ | 85mm |
3月 | 4℃ | -2℃ | 85mm |
4月 | 6℃ | 1℃ | 55mm |
5月 | 10℃ | 4℃ | 50mm |
6月 | 12℃ | 7℃ | 45mm |
7月 | 14℃ | 9℃ | 50mm |
8月 | 14℃ | 8℃ | 70mm |
9月 | 11℃ | 6℃ | 75mm |
10月 | 7℃ | 2℃ | 85mm |
11月 | 4℃ | -1℃ | 80mm |
12月 | 3℃ | -2℃ | 90mm |
2-5.服装
- 1月~3月:厚手の服装
- 4月~6月:厚手の服装
- 7月~9月:厚手の服装
- 10月~12月:厚手の服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
アイスランドは総じて治安が良く、旅の拠点となるレイキャビクも治安良好です。
2-7.注意点
- 宗教関連の戒律
2-7-1.宗教関連の戒律
ハットルグリムス教会はキリスト教教会であり宗教関連の戒律が定められているので、見学の際は最低限の礼儀や作法を守らなければなりません。敬虔な信者の方への配慮も忘れずに。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.ハットルグリムス教会の見どころ
ここからはハットルグリムス教会の見どころをまとめます。
3-1.尖塔
おすすめ度:
レイキャビクのシンボル。
3-1.展望台
おすすめ度:
町一番の絶景スポット。
※仮画像
ハットルグリムス教会は尖塔や展望台など見どころ満載です。
レイキャビクのどこからでも見られるハットルグリムス教会は約73mにも及ぶ尖塔を持つことで知られ、アイスランドのランドマークとしての役割も担っています。もともとこの尖塔は教会全体が完成する何年も前に完成しており、その数年後に両翼・身廊・地下聖堂が完成したことで現在の形となったとか。
闇夜に浮かぶシルエットはさながら巨大なお化け、そのRPGの世界から飛び出してきたような美しい姿は必見と言えるでしょう。
それだけでなく町を一望できる展望台も見どころの1つと言えます。営業時間内であればエレベーターで最上階まで到達でき、こじんまりとしていながらも美しいレイキャビクの街並みを堪能できます。
他にもアイスランド出身のヴァイキングとして知られるレイフ・エリクソンの像やドイツのオルガン製作者ヨハンネス・クライスによるパイプオルガンなど、見どころは尽きません。中でも5,275本のパイプを携えた重さ25t・高さ15m・長さ10mのパイプオルガンの迫力は圧巻です。
ハットルグリムス教会では尖塔と展望台が目玉!
個人的には美しいレイキャビクを眺められる展望台がおすすめ!
4.ハットルグリムス教会の体験談
最後に管理人が2016年11月に訪れたハットルグリムス教会の体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。
レイキャビクは夜の街並みも綺麗だなぁ……って町のど真ん中に“舌を出したお化け”がいるぅう!
お化け?そんなのいないけど?
ほら、通りの先に“十字架の刺さったお化け”が……。
あぁ、あれはただの教会だよ。外観がちょっと特殊だからお化けに見えなくもないけど。
教会?あんなスペースシャトルみたいな教会があってたまるか!
うるさいなぁ。のどかなレイキャビクで暮らす人たちの迷惑でしょ!磔の刑にされたいの?
磔って……ど、どこに。
あの教会のてっぺんに。
ハットルグリムス教会に到着!真っ黒なシルエットからは想像できなかったけど、こんな火山みたいな形してたんだ!
いかにも!ハットルグリムス教会のデザインは溶岩……つまりはアイスランドのマグマを表現しているのだ!
どうりで冷え固まった玄武岩みたいな見た目だと思った。
普通の教会にはない建築様式だよね。
……んで、あの教会の前にある像は誰なの?
あれはレイフ・エリクソンの像。930年頃に行われたアイスランド議会の1000周年を記念してアメリカから贈られたものだそうよ。
近くに寄ってみると超大きい!
一番高いところで約73mあるからね。アイスランドで最も高い建物だっただけあって迫力も相当なもんよ。
コンクリート製の外壁とステンドグラスの絶妙な調和がまた一段と“異世界感”を抱かせる。
ちなみに、柱状節理を模した尖塔の中には展望台もあってレイキャビクの町を一望できるんだけど……もう営業時間終わってた!
ちきしょうっ!ブルーラグーンでのんびりしすぎた!
まぁまぁ、ブルーラグーンはブルーラグーンで最高に気持ち良かったし、これはこれで結果オーライとしよう?
人生うまくいかないもんだなぁ。
そんなもんだよ人生なんて。この教会だって完成するまでに約40年もかかったんだから。
……40年?新入社員が定年退職する間ずっと作ってたってこと?
そうなるね。ただ、完成までに300年かかるって言われてるスペインのサグラダファミリアほどじゃないよ。
なんか話のスケールが大きすぎてめまいしてきた。
もう1回、ブルーラグーンに戻って体調整える?
5.まとめ
今回はアイスランドにあるハットルグリムス教会の観光情報、尖塔や展望台の見どころをまとめました。
海外旅行でアイスランドを訪れるならハットルグリムス教会がおすすめです。中でも尖塔や展望台は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。