アメリカで“癒しの地”として知られるネイティブアメリカンの聖地、それがセドナです。そこは「ボルテックス」と呼ばれる錆色の岩山に囲まれたスピリチュアルの町……傷ついた旅人が最後に流れ着く癒し系観光スポットです。
今回はアメリカにあるセドナの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ旅行計画にお役立てください。
セドナは地球の力が集約された超弩級のパワースポット!
この記事では「アメリカにあるセドナの観光情報」「ボルテックスやホーリークロスチャペルの見どころ」をまとめるよ!
1.セドナの概要
まずはセドナの概要を見ていきましょう。
- 国:アメリカ
- 地域:アリゾナ
- 特徴:町/レジャー
- 目玉:ボルテックス/ホーリークロスチャペル
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
セドナは砂岩と草木が彩るスピリチュアルの町で、フラッグスタッフ近郊に位置する観光地です。螺旋状のエネルギーを放出する「ボルテックス」で知られるこの場所は全米で最も癒される観光スポットとされ、赤みを帯びた美しい街並みでも知られています。
ココニノ郡とヤバパイ郡にまたがるセドナは錆色の岩山に囲まれた場所で、パワースポットだけでなく息を吞むような絶景も魅力の1つ。
赤褐色と深緑色が織りなすコントラストは世界中の写真家をも唸らせる絶景です。特に夕焼けで赤みを帯びたセドナが周囲の色彩と溶け合う姿は必見。その幻想的かつ神秘的な光景は世界の名立たる著名人をも虜にし、かのウォルト・ディズニーも見惚れるほどだったと言われています。
ちなみに、赤みの正体は鉄分。夕暮れ時にはその赤い岩肌と街並みが混然一体となり、よりノスタルジックな町へと変貌します。
郊外にはレッドロック州立公園へのトレイルの起点もあるため、アメリカの大自然を満喫したいという方にもおすすめの場所と言えるでしょう。
アメリカを訪れるならセドナは外せないね!
ラスベガスを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.セドナの観光情報
次にセドナの観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:10万円~30万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はアメリカ旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:2時間~3時間
- 必要期間:5日~15日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:アメリカ/アリゾナ
- 住所:Arizona 86336, USA
- 行き方:バス/タクシー/レンタカー/ツアー
- バス:4時間30分~5時間
- タクシー:3時間30分~4時間
- レンタカー:3時間30分~4時間
- バス:1時間~1時間30分
- タクシー:30分~1時間
- レンタカー:30分~1時間
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「ラスベガス⇒セドナ」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:寒くて晴れやすい気候
- 4月~6月:やや暑くて晴れやすい気候
- 7月~9月:暑くて晴れやすい気候
- 10月~12月:やや寒くて晴れやすい気候
- ベストシーズン:5月~6月/8月~9月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 15℃ | 1℃ | 50mm |
2月 | 18℃ | 2℃ | 50mm |
3月 | 20℃ | 4℃ | 55mm |
4月 | 25℃ | 7℃ | 25mm |
5月 | 30℃ | 12℃ | 15mm |
6月 | 36℃ | 16℃ | 5mm |
7月 | 38℃ | 20℃ | 40mm |
8月 | 36℃ | 19℃ | 50mm |
9月 | 33℃ | 16℃ | 50mm |
10月 | 27℃ | 11℃ | 40mm |
11月 | 20℃ | 5℃ | 30mm |
12月 | 15℃ | 1℃ | 35mm |
2-5.服装
- 1月~3月:厚手の服装
- 4月~6月:体温調節できる服装
- 7月~9月:体温調節できる服装
- 10月~12月:厚手の服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
アメリカは総じて治安が悪いものの、旅の拠点となるラスベガスは治安良好です。
2-7.注意点
- 拠点からの立地
- 動植物への接触
2-7-1.拠点からの立地
セドナは日帰りで観光可能です。ただ、ラスベガスから片道4時間~6時間30分ほど、往復8時間~13時間ほどかかります。観光時間を含めると半日~終日はかかるので、余裕のある日程を組みましょう。
2-7-2.動植物への接触
セドナには希少生物が暮らしているため、動植物への接触には気を付けたいです。この地域一帯は貴重な生態系を構成する生き物も生息しており、エルクなどの動物やサボテンなどの植物も分布しています。当然ながら許可なく捕まえたり摘んだりしてはいけません。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.セドナの見どころ
ここからはセドナの見どころをまとめます。
3-1.ボルテックス
おすすめ度:
超弩級パワーストーン。
3-2.ホーリークロスチャペル
おすすめ度:
聖なる十字架の教会。
セドナはボルテックスやホーリークロスチャペルなど見どころ満載です。
赤褐色の砂岩と深緑色の草木に囲まれたセドナは全米No.1のパワースポットで、年間で約400万人もの観光客・旅行者が訪れる“癒しの地”とされています。各地に点在する巨大なパワーストーン……通称「ボルテックス」はセドナの代名詞であり、その癒し効果も計り知れません。
- エアポートメサ
- カセドラルロック
- ベルロック
- ボイントンキャニオン
ボルテックスは地球のエネルギーが渦巻き状に放出される場所とされ、中でも4つのボルテックスは強力なパワーが蓄積されていると考えられています。ゆえにセドナは古くからスピリチュアルの町とされ、1970年代にはヒッピーが大挙して移住したことでも知られています。
まさにアメリカを代表する“スピリチュアルの聖地”と言えるでしょう。
砂漠の中にありながら森の木々に囲まれたセドナは街並みそのものが絶景の宝庫。高台から望むポコポコと突き出た巨岩はさながら地球のエネルギー貯蔵庫。ただそこに立っているだけで圧倒的なパワーが鉄砲水の如く流れ込んでくる……そんな場所です。
中心市街地にはホーリークロスチャペルと呼ばれる教会の他、アートギャラリーやアートショップ、セラピストやヒーラーの店、占い師の館などが点在しています。この手の他では感じられない空気感こそセドナの見どころと言えるでしょう。
セドナではボルテックスとホーリークロスチャペルが目玉!
個人的には神聖な力が宿ると言われるボルテックスがおすすめ!
4.セドナの体験談
最後に管理人が2016年2月に訪れたセドナの体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。
セドナに到着!全米No.1のパワースポットだけあって、なんかもう力がこれでもかって溢れてきてる……気がする!
気のせいだよ!絶景なのは間違いないけども。
果たして本当に「気のせい」と言えるかな?
……え、何それ、怖い。
目に見えるものだけがすべてではないということさ。まぁ、僕もスピリチュアルなんて信じてはいないけど!
……いや、方向転換えぐっ!
ここは信じる人にとってはきっと特別な場所なんだ。その部分だけは否定しちゃいけない気がする。
単にいい奴なだけだった!笑
かつてこの地はネイティブアメリカンの聖地と崇められた場所。先祖から力を与えられると信じられていたとか。
彼ら曰く、この地に立つことが重要な儀式だったそうで。
赤褐色の砂岩を眺めながら両手を掲げるだけでパワーがもらえる。
ちなみに、古くからこの地に住んでた原住民はあの砂岩を「大地からブクブク泡立つ岩」って呼んでたんだってさ。
何百年も何千年も前からパワースポットだったんだ。
部外者が初めて入植したのは1876年のこと。町の名前は初代郵便局長セオドア・カールトン・シュネブリーの妻セドナから命名されたとか。
初期の入植者たちは桃やリンゴの農場や牧場を経営して生活してたんだってね。
その後の1970年代、ボルテックスが密集する町として取り上げられ、セドナは急激に発展したとのこと。
1970年代はヒッピー全盛の時代。セドナはその追い風を受けてスピリチュアルの町となったんだ。
今ではボルテックスからパワーを授かろうと年間約400万人もの人々が訪れるらしいよ。
……ずっと気になってたんだけど、ボルテックスって結局何なの?遊戯王の魔法カード的な何か?
ボルテックスは地球のエネルギーが渦巻き状に出てる場所のこと。簡単に言うと“えげつないパワースポット”ってことさ。
どうりでここに来てから肩こり・腰痛の調子が良いわけだ!
そんな温泉みたいな効能はないよ!ただ、ある研究者曰く「セドナの強力な地磁気が脳波に良い」なんて話もあったりなかったり。
セドナで名の知れた教会といえばここ、ホーリークロスチャペル!
なんかドラクエの呪文みたい。
正式にはチャペルオブホーリークロスって名前で、いわゆる聖十字架教会を意味するみたい。
窓枠が十字架になっていて神聖な雰囲気に包まれてる。これはセドナ探索の休憩に最適かも。
なんかパワーストーンが並べられてる!
言い忘れてたけど、セドナには10箇所ほどより強力なパワースポットがあって、それぞれ名前が付けられてるんだよね。
セドナ自体がパワースポットだけど、その他にエネルギーが密集した“特異点”のような場所があるってこと?
うん、この周辺だと「エアポートメサ」「カセドラルロック」「ベルロック」「ボイントンキャニオン」あたりが有名かな。
……全部回ったら世界の半分が手に入るかな?
そんなドラクエ的展開はないけど「コーヒーポットロック」とか「スヌーピーロック」とかもあって見応えは十分なはず。
1つだけアメリカの「ピーナッツ」に登場するビーグル犬が混じってるけど、いいの?著作権的に!
遠回しに言わないで普通に「スヌーピー」って言いなよ。
どこからどこまでが道なのかわからない。ここはレッドロッククロッシング付近かな?
セドナには無数のサイクリングコース・ハイキングコースがあるから、迷子になりそうな人は方位磁石を……。
地磁気が強いセドナで方位磁石って使えるのかな?
それは知らない!とりあえず迷子には気を付けて!笑
なんとかボルテックスの高台に到着!
セドナはこの絶景も魅力の1つ。
……さすが、セドナ。エネルギー爆発しちゃった。
すごいエビ反りだけど大丈夫?
僕はこれで腰をやりました。
「私はこれで英会話を習得しました」みたいに言わないで。
全米で最もスピリチュアルビジネスが盛んな町だけあって、あちこちに「aura」「psychic」の文字が見える。
霊能力者を名乗って占いしてる人、パワーストーンと称して水晶を売ってる人……セラピストやヒーラーまでいる。
文字通り“癒しの地”だね。
ちなみに、セドナはあのウォルト・ディズニーが愛した町としても有名だよ。
ウォルターが愛した町?
そう、セドナは彼がディズニーパークの構想を練るために訪れてた町でもあるんだ!
……え?じゃあセドナがなかったらディズニーランドもディズニーシーもなかったってこと?
一概にそうとは言えないけど、ビッグサンダーマウンテンなんかはセドナの砂岩がモデルになってるって話だよ。
確かに、セドナにもサンダーマウンテンって名の岩があるって聞いたことある。
それ、ここセドナの砂岩がモデルなのさ。
セドナでぜひ体験したいのがこちら、ピンクジープ。
ピンクジープは「セドナの岩山を駆け抜ける」というコンセプトのツアーで、でこぼこした道を進むのが快感なんだよね!
地球の重力を味わえるってことで人気らしい。
私たちは時間的に乗れなかったけど、これから訪れる人はぜひ乗ってみて!きっと素敵な思い出になるはず!
それにしてもこの町、ちょっと美しすぎやしないかい?
2003年にアメリカの新聞「USA Today」で「全米で最も美しい町」と紹介されたくらいだからね。
本当、全米ってか世界でも指折りの美しさだと思う。
セドナは街並みそのものが魅力的。その美しさに魅せられて移住する人も後を絶たないみたい。
セドナの住民の約7割は移住してきた人なんだってね。
ほら、見て!あそこにスヌーピーロックがあるよ!
乱視の僕には何がどうなっているやら……。
あれは視力関係なく見えるから。みんなも探してみてね。仰向けで寝転がってるスヌーピーが見えるはずだよ!
最初は「スピリチュアルの町?」って疑ってたけど、歩けば歩くほどこの町の魅力に引き込まれてく。
言うなれば、セドナそのものがボルテックス。
これは移住したくなる人の気持ちもわかる。僕も移住するならこんな素敵な町がいい。
刻一刻と沈む夕日を眺めながら暮らすなんて、最高だよね。
いちいち、街並み、アーティスティック。
綺麗に韻踏まなくていいから。
ねぇ、あの岩からエネルギー溢れてない?あそこだけ雲が縦一直線になってるのおかしくない?
まるで岩から飛び出したパワーが渦を巻いて昇ってるみたい。
海外旅行をしてると「ここ住みたい」って町に度々出会うんだけど、本気で移住したいと思ったのはセドナが初めてかも。
うまく表現できないけど、雰囲気がいいよね。
またアメリカに来る機会があったら絶対セドナは訪れたい。
人生に迷っている人もきっとパワーをもらえる。そんなエネルギーに満ちた町、ここセドナ。
5.まとめ
今回はアメリカにあるセドナの観光情報、ボルテックスやホーリークロスチャペルの見どころをまとめました。
海外旅行でアメリカを訪れるならセドナがおすすめです。中でもボルテックスやホーリークロスチャペルは見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。