山口で恐れられる急流の海峡、それが関門海峡です。山口と福岡の間にあるこの海峡は関門トンネル人道をはじめ、関門橋や壇ノ浦古戦場など数々の歴史が生まれた場所として知られています。そこはまさに源平合戦の終焉や剣豪同士の死闘が刻まれた観光スポットと言えるでしょう。
今回は山口にある関門海峡の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ国内旅行の計画にお役立てください。
関門海峡は下関と北九州を結ぶ激流の海峡!
この記事では「山口にある関門海峡の観光情報」「関門トンネル人道や関門橋や壇ノ浦古戦場の見どころ」をまとめるよ!
1.関門海峡の概要
まずは関門海峡の概要を見ていきましょう。
- 国:山口
- 地域:下関
- 特徴:海峡
- 目玉:関門トンネル人道/関門橋/壇ノ浦古戦場
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
関門海峡は本州と九州を隔てる急流の海峡で、日本でも指折りの激流で知られる場所です。かつては穴戸海峡や馬関海峡と呼ばれ、現在は下関の「関」と門司の「門」から関門海峡という名で親しまれている観光スポットとなっています。
厳密には関門海峡そのものが観光名所というより、この地域一帯を構成する景観の美しさに定評があると言えるかもしれません。
海峡の真下を通る関門トンネル人道をはじめ、かつて東洋一の長さを誇った関門橋や壇ノ浦の戦いが繰り広げられた壇ノ浦古戦場など……関門海峡は度々歴史の舞台となってきた場所です。海峡内には宮本武蔵と佐々木小次郎が果し合いをしたとされる巌流島なども現存し、無数の逸話が語り継がれています。
古くから外国との交易・防衛の拠点、日本海と瀬戸内海を繋ぐ海上交通の要衝とされてきた関門海峡はまさに歴史の交差点と言えるでしょう。
山口を訪れるなら関門海峡は外せないね!
山口を拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.関門海峡の観光情報
次に関門海峡の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:3万円~5万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額は山口旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
⇒関門トンネル人道:6時00分~22時00分 - 所要時間:30分~1時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:山口/下関
- 住所:山口県下関市
- 行き方:バス/タクシー/レンタカー/ツアー
- 電車:1時間30分~2時間
- バス:1時間30分~2時間
- タクシー:1時間~1時間30分
- レンタカー:1時間~1時間30分
- バス:20分~30分
- タクシー:10分~20分
- レンタカー:10分~20分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「山口⇒関門海峡」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:寒くてやや晴れやすい気候
- 4月~6月:やや暑くて雨が降りやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:やや寒くて晴れやすい気候
- ベストシーズン:5月~7月/9月~10月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 9℃ | 4℃ | 70mm |
2月 | 10℃ | 4℃ | 85mm |
3月 | 13℃ | 6℃ | 115mm |
4月 | 18℃ | 11℃ | 150mm |
5月 | 22℃ | 15℃ | 150mm |
6月 | 25℃ | 19℃ | 285mm |
7月 | 29℃ | 24℃ | 295mm |
8月 | 31℃ | 25℃ | 155mm |
9月 | 27℃ | 21℃ | 175mm |
10月 | 22℃ | 16℃ | 95mm |
11月 | 17℃ | 11℃ | 80mm |
12月 | 12℃ | 6℃ | 65mm |
2-5.服装
- 1月~3月:厚手の服装
- 4月~6月:体温調節できる服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- 良い
山口は総じて治安が良く、旅の拠点となる山口も治安良好です。
2-7.注意点
- 拠点からの立地
2-7-1.拠点からの立地
関門海峡は日帰りで観光可能です。ただ、山口から片道1時間10分~2時間30分ほど、往復2時間20分~5時間ほどかかります。観光時間を含めると半日~終日はかかるので、余裕のある日程を組みましょう。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.関門海峡の見どころ
ここからは関門海峡の見どころをまとめます。
3-1.関門トンネル人道
おすすめ度:
海底を歩ける県境の人道。
3-2.関門橋
おすすめ度:
本州と九州を結ぶ吊り橋。
3-3.壇ノ浦古戦場
おすすめ度:
壇ノ浦の戦いの戦場跡地。
関門海峡は関門トンネル人道や関門橋、壇ノ浦古戦場など見どころ満載です。
関門海峡にやってきたらまず歩いてみたいのが関門トンネル人道。ここは全長780mにも及ぶ歩行者用海底トンネルで、上下に区切られたトンネルは「上が車道」「下は歩道」となっているのが特徴です。両側にあるエレベーターホールには記念スタンプが設置されており、両方押して観光案内所に提示すると「関門TOPPA!記念証」がもらえます。
もちろん、関門海峡の見どころは関門トンネル人道だけではありません。
圧倒的な存在感を放つ関門橋も必見です。関門橋は下関と北九州を結ぶ全長1,068mの吊り橋で、1973年に開通した当時は東洋一の長さを誇った橋として知られていました。現在では他国の橋に追い抜かれてしまったものの、景観に配慮したグリーングレーの吊り橋は必見。展望台やクルーズ、ライトアップも楽しめます。
さらには、かつて源平最後の合戦である壇ノ浦の戦いの場となった壇ノ浦古戦場も見逃せません。みもすそ川公園となった現在は大砲が展示されており、激戦の歴史を現代に伝えています。まさに関門海峡は歴史の潮流に飲み込まれる場所と言えるでしょう。
関門海峡では関門トンネル人道と関門橋、壇ノ浦古戦場が目玉!
個人的には海底にある県境を歩いて渡れる関門トンネル人道がおすすめ!
4.関門海峡の体験談
最後に管理人が2022年9月に訪れた関門海峡の体験談を記しておきます。等身大の国内旅行記としてお楽しみください。
関門海峡に到着!まずは山口と福岡の県境があるという関門トンネル人道に行ってみよう!
……海峡の真下を通る海底トンネルってこと?!
なんか海の中にある県境まで歩いて行けるらしいんだよね。
まぁとにもかくにも行ってみないことにゃわからん!
エレベーターを降りるとそこにあったのは無限に続く一本道!アンブレラ社にでも繋がってんのかな?
……深海まで続いてたりして。
でも「門司」って文字も書いてるし、ここをず~~~っと歩いて行けば県境に到達できるってことだよね?
うん、調べてみたら所要時間は約15分ってところ!
下関から歩くこと数十分。見えてきたのがこちらの県境。
ここが山口と福岡のちょうど真ん中かぁ。
……窓も何もないから“県境感”はあまりなし。関門海峡の真下にいるって感覚もほぼなし。
おまけに感慨深さも大して感じられない。カントリーサインとかあったら話は変わってくるんだけども。
左半身が山口、右半身が福岡にいる男~♪
……まぁ、それくらいしかやることないよね。
嬉しさ半分、恥ずかしさ半分。我に返ったら負けよ。
ただ県境があるだけ。感情が揺さぶられることもない。でも、物珍しさで訪れてみる分には面白いんじゃないかな?
さすがに福岡側まで行くのはアレだから山口側に引き返そう。
気持ちはわかるよ、これ以上進んでも何もないってわかるもんね。
続いてやってきたのは関門海峡を渡る関門橋!
関門橋は全長1,068mの吊り橋で、1973年に開通した当時は東洋一の長さを誇ってたんだとか!
アジアで一番長い橋だったのか!そういうのに弱い!
今は他の橋に追い抜かれちゃったけど、昔は1km超の吊り橋として名を馳せたみたい。
ちなみに、ここは壇ノ浦古戦場としても知られる場所!
壇ノ浦の戦いは1185年に勃発した源平最後の海戦。潮流が早いことで知られる壇ノ浦の戦いは熾烈を極めたそうな。
源氏と平氏の争いが終結した最後の戦……感慨深い。
なお、大剣豪として知られる宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘した巌流島も関門海峡にあるんだよね。
あの宮本武蔵と佐々木小次郎の対決……結局どっちが勝ったんだっけ?
史実によると佐々木小次郎が宮本武蔵に負けたって話だよ。なんでタイマン張ったのかは未だに謎だけどね。
……男にゃあ譲れない時ってもんがあんのさ!
まぁ、現代でタイマンは決闘罪に問われる可能性があるからみんなは対決しちゃダメよ?
……関門海峡、無数のドラマが生まれた場所。
源平合戦の終焉、剣豪同士の死闘、そして東洋一を誇った吊り橋……どれも日本の歴史を語る上で欠かせないビッグマッチ!
急流で恐れられた関門海峡は歴史の流れも激しかったに違いない!言うなれば歴史の激流交差点!
無理にうまいこと言って締めなくていいからね。
……何ぃ!ちょっと表出ろぃ!
沸点低すぎて微熱でブチギレちゃった!
こうなったらトンネルの県境にどっちが早く着けるかで勝負じゃ!
フグ食べて待ってるから1人で行ってきてどうぞ。
5.まとめ
今回は山口にある関門海峡の観光情報、関門トンネル人道や関門橋や壇ノ浦古戦場の見どころをまとめました。
国内旅行で山口を訪れるなら関門海峡がおすすめです。中でも関門トンネル人道や関門橋や壇ノ浦古戦場は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。