海外旅行のホテルでは、お風呂やシャワーの温度調節・水圧調整が難しいです。ホテルによってはお湯が熱かったり冷たかったり、水が強かったり弱かったり……設定方法がわからずに困惑することもあります。ただ、温度調節・水圧調整や対処方法を知っておけば、火傷したり痛かったりすることもありません。
今回は海外旅行で泊まるホテルのお風呂・シャワーの温度調節と水圧調整を解説します。併せて熱い・冷たい・強い・弱い時の対処方法も説明します。加えて浴室の温度・水圧設定のコツもまとめるので、海外旅行の宿泊にお役立てください。
海外旅行のホテルの浴室は温度調節・水圧調整がなかなか難しい!
この記事では「海外旅行で泊まるホテルのお風呂・シャワーの温度調節と水圧調整」「熱い・冷たい・強い・弱い時の対処方法」をまとめるよ!
1.海外旅行で泊まるホテルの浴室の温度・水圧問題
まずは海外旅行で泊まるホテルの浴室の温度・水圧問題を見ていきましょう。
一般家庭のお風呂・シャワーはサーモスタットミキシングバルブが採用されており、40℃を起点に「H」に回せばお湯となり「C」に回せば水となるのが普通です。サーモスタットミキシングバルブは自動でお湯と水の混合比を整えてくれるので温度調節も比較的簡単に行えます。
水量をコントロールするレバーも多めに回すか少なめに回すかで水圧調整も瞬時に行えるでしょう。
しかし、海外旅行で宿泊するホテルのほとんどはサーモスタットミキシングバルブやレバーがなく、温度の調節が難しいです。水圧の調整もお湯と水の量で決まってしまうため、場合によっては火傷したり痛かったりします。
だからこそ、お風呂・シャワーの温度や水圧は適温・適量にコントロールできるようになっておきたいところ……むしろ海外旅行では死活問題と言えるのではないでしょうか?
外国のホテルってなんであんなに温度調節・水圧調整が難しいんだろう?
「お湯の熱い・冷たい」「水の強い・弱い」が案外ストレスになるよね!
2.ホテルのお風呂・シャワーの温度調節・水圧調整
次にホテルのお風呂・シャワーの温度調節・水圧調整を見ていきましょう。
- 温度が熱い場合:「お湯<水」で調節する
- 温度が冷たい場合:「お湯>水」で調節する
- 水圧が強い場合:「レバー=浅く」調整する
- 水圧が弱い場合:「レバー=深く」調整する
サーモスタットミキシングバルブがあれば、ハンドルを回すだけで簡単に適温に設定可能です。ただ、外国のホテルではお湯と水の量で温度調節・水圧調整するため、慣れていないと熱すぎたり冷たすぎたり強すぎたり弱すぎたりします。
温泉や銭湯での入浴に慣れている方は大丈夫だと思いますが、温度や水圧の設定は意外と戸惑いがち。設備によっては設定方法もそれぞれ異なるので、慣れるまでは要注意と言えるでしょう!
2-1.温度が熱い場合:「お湯<水」で調節する
お湯の温度が熱い場合は「お湯よりも水を多めに出す」よう調節しましょう。もしくはお湯を少なめにすると徐々に適温になっていくため、火傷しない程度に適宜調節してみてください。
2-2.温度が冷たい場合:「お湯>水」で調節する
お湯の温度が冷たい場合は「お湯よりも水を少なめに出す」よう調節しましょう。もしくはお湯を多めにすると徐々に適温になっていくので、火傷しない程度に適宜調節してみてください。
2-3.水圧が強い場合:「レバー=浅く」調整する
水の水圧が強い場合は「レバーを浅く回す」よう調整しましょう。レバーを浅めにすると蛇口やヘッドから放出される水量が減るため、痛いと感じない程度に適宜調整してみてください。
2-4.水圧が弱い場合:「レバー=深く」調整する
水の水圧が弱い場合は「レバーを深く回す」よう調整しましょう。レバーを深めにすると蛇口やヘッドから放出される水量が増えるので、痛いと感じない程度に適宜調整してみてください。
普段からサーモスタットミキシングバルブに慣れてると温度調節・水圧調整で戸惑うこともあるかも!
設備ごとに調節方法・調整方法が変わるから、こればかりは触りながら慣れるしかない!
3.ホテルのお風呂・シャワーの設定のコツと対処方法
最後にホテルのお風呂・シャワーの設定のコツと対処方法についてまとめます。
- 蛇口やヘッドの向きを変える
- 浴室の設備を色々と触ってみる
- 手足で温度・水圧を確かめる
ホテルのお風呂・シャワーの設定がわからない場合「お湯が熱いのか冷たいのか」「水が強いのか弱いのか」判断ができません。そのため、まずは蛇口やヘッドの角度を変えて手足で温度・水圧を確認しましょう。
3-1.蛇口やヘッドの向きを変える
ボイラーの設定温度やノズルの設定水圧がわからないままお湯・水を出そうとすると、熱湯や冷水をかぶってしまうことがあります。そのため、ハンドルを回す前に蛇口やヘッドの向きは変えておくのが賢明です。
自分の方に向いたままレバーをひねると危険なので、温度調節・水圧調整の際は必ず蛇口やヘッドの角度を変えてから弄りましょう。
3-2.浴室の設備を色々と触ってみる
蛇口やヘッドの方向を変えたら、浴室内にある設備を色々と触ってみてください。
そうすることで「ここを回せばお湯・水が出る」とわかってきます。設備によっては特殊な構造をしていて、特定の部分を押したり引っ張ったりしないとお湯・水が出ない場合もあるので、浴室の仕組みを確かめてから入浴するのが無難です。
3-3.手足で温度・水圧を確かめる
出てきたお湯・水が熱湯・冷水だった場合、直接肌にかかると危険極まりません。そのため、いきなりお湯や水を全身で受け止めるのではなく、まずは手足で温度・水圧を確かめてから入浴するようにしましょう。
快適に入浴するためには設定のコツを知っておきたいところ。
……って言っても宿泊者にできることは限られるんだけども!
4.まとめ
今回は海外旅行で泊まるホテルのお風呂・シャワーの温度調節と水圧調整、熱い・冷たい・強い・弱い時の対処方法をまとめました。
外国のホテルでは、浴室の温度・水圧が不安定なことも頻繁にあります。自分で温度調節・水圧調整しようにも、ボイラーやノズルの設定によって状況はコロコロと変わります。中には熱湯・冷水のまま入浴しなければならない過酷な環境もあるでしょう。
設定温度や設定水圧によってはお湯が極端に熱かったり冷たかったり、水が極端に強かったり弱かったり……なかなか大変です。そのため、状況に応じて温度調節・水圧調整できるようになっておきたいです。こればかりは慣れなので、何度も試してコツを把握するのが快適な入浴への近道となるのではないでしょうか。