オーストラリアで絶対に体験すべき乗り物、それが熱気球です。ケアンズ近郊の空をふわふわと飛行するホットエアバルーンは、人生で一度は乗りたい魔法の絨毯……南半球の大自然を一望できる刺激的な体験が待っています。そこは冒険家気分を思う存分味わえる観光スポットです。
今回はオーストラリアにある熱気球の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。
熱気球は大冒険の幕開けに相応しい乗り物!冒険の代名詞!
この記事では「オーストラリアにある熱気球の観光情報」「アサートン高原やマリーバ高原の見どころ」をまとめるよ!
1.熱気球の概要
まずは熱気球の概要を見ていきましょう。
- 国:オーストラリア
- 地域:ケアンズ
- 特徴:世界遺産/乗り物/レジャー
- 目玉:アサートン高原/マリーバ高原
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
熱気球は最大高さ約40mまで上昇するホットエアバルーンで、雄大な空の旅を堪能できるレジャーです。眼下に広がるはオーストラリアの大自然、そのスケールに圧倒されること間違いなし。地上を駆け抜ける動物や生い茂る植物、その独自の生態系が描く絶景は思い出の1ページに深く刻まれることでしょう。
まさに熱気球はケアンズを代表するアクティビティ&レクリエーション観光スポットと言えます。
熱気球は大空に浮いているかのような不思議な乗り心地が魅力で、その独特な浮遊感が癖になります。ふわふわとした乗り心地の虜になる旅人も数知れず。空からの眺めは地球が丸く見えるほどで、運が良ければ希少な動植物も見つけられます。カンガルーやワラビーとの遭遇率は95%以上にも及ぶとか。
そんな逞しい生き物たちの壮大なドラマには、感動せずにいられません!
中でもホットエアバルーン社が手掛ける熱気球体験ツアーは1つのカゴに最大人数約24名まで搭乗可能で、世界最大級のゴンドラ体験が待っています。熱気球のデザインはコアラが定番ですが、カンガルーや世界地図の模様もあるなど見た目でも楽しませてくれます。ただ、どの気球に乗り込むかは当日のお楽しみなので、そこはわがまま言わないように!笑
オーストラリアを訪れるなら熱気球は外せないね!
ケアンズを拠点にするなら個人で行くよりツアーで行くのがおすすめだよ!
2.熱気球の観光情報
次に熱気球の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:1万円~3万円
- ツアー:3万円~5万円
- 予算総額:8万円~24万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はオーストラリア旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。乗船料は変動するので直近の情報を調べておくと安心です。
2-2.時間
- 営業時間
⇒平日:9時00分~17時00分(季節で変動あり)
⇒土日祝日:9時00分~14時00分(季節で変動あり) - 所要時間:30分~1時間
- 必要期間:5日~10日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:オーストラリア/ケアンズ
- 住所:36 Abbott St, Cairns City QLD 4870, Australia
- 行き方:バス/タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- バス:5分~10分
- タクシー:5分~10分
- レンタカー:5分~10分
- 徒歩:10分~20分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「ケアンズ⇒熱気球」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:暑くて雨が降りやすい気候
- 4月~6月:やや寒くてやや晴れやすい気候
- 7月~9月:やや寒くて晴れやすい気候
- 10月~12月:暑くてやや雨が降りやすい気候
- ベストシーズン:5月~10月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 31℃ | 24℃ | 380mm |
2月 | 31℃ | 24℃ | 390mm |
3月 | 30℃ | 23℃ | 370mm |
4月 | 29℃ | 22℃ | 195mm |
5月 | 27℃ | 20℃ | 90mm |
6月 | 26℃ | 18℃ | 45mm |
7月 | 26℃ | 17℃ | 35mm |
8月 | 26℃ | 17℃ | 25mm |
9月 | 28℃ | 19℃ | 30mm |
10月 | 29℃ | 21℃ | 60mm |
11月 | 31℃ | 22℃ | 100mm |
12月 | 31℃ | 23℃ | 185mm |
2-5.服装
- 1月~3月:薄手の服装
- 4月~6月:体温調節できる服装
- 7月~9月:体温調節できる服装
- 10月~12月:薄手の服装
- 持ち物:防寒着/歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
オーストラリアは総じて治安が良く、旅の拠点となるケアンズも治安良好です。
2-7.注意点
- 運次第の催行状況
- 体重の申告
- 危険な行為
2-7-1.運次第の催行状況
熱気球のホットエアバルーンは中止になる場合があります。コースは30分~1時間コースのみなので、催行状況に合わせて選びましょう。ただし、熱気球体験ツアーは早朝しか開催されません。日中や夜中は飛べないため、ほとんどのツアーが早朝4時~5時にピックアップです。
ちなみに、減圧症などのリスクの関係上、スキューバダイビングの翌日は参加できません。その点は他のレジャーとの兼ね合いも見つつ予約することをおすすめします。
2-7-2.体重の申告
熱気球ツアーでは体重の申告が求められることもあります。国内の熱気球体験ツアーでは体重制限や体重測定を設けていないところもありますが、海外では体重申告を義務付けているところもあります。体重は気球のバランスを維持・安定して飛行するために必要なものなので、もし聞かれた場合は正直に答えましょう。
2-7-3.危険な行為
熱気球は厳格なメンテナンスにより安全が確保されています。定期点検や定期管理も徹底されており、普通に乗る分には危険もありません。ただ、小窓から頭や手足を出したり箱乗りしたりするなど、危険な行為は控えるようにしましょう。
現地の熱気球はオーストラリア航空管理局への登録が義務化されており、厳格な基準で運行されています。パイロットやスタッフも特殊な訓練と資格の取得が課せられ、航空会社と同等の厳重な管理により守られています。担当者も2年ごとにスキルチェックを行うなど、常に万全の状態です。さらには年に数回の視察、航空法に基づく約100時間の点検など、世界で最も安全な熱気球体験ツアーと言えるでしょう。
それでも危険行為は原則禁止なので、ガイドの指示に従ってください。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.熱気球の見どころ
ここからは熱気球の見どころをまとめます。
3-1.アサートン高原
おすすめ度:
肥沃な台地と草原。
3-2.マリーバ高原
おすすめ度:
灌漑農業の中心地。
3-3.パッキングゲーム
おすすめ度:
みんなでゴンドラ片付け。
熱気球はアサートン高原やマリーバ高原、パッキングゲームなど見どころ満載です。
その最大の魅力はマシュマロのような浮遊感の乗り心地にあるわけですが、空から眺めるアサートン高原やマリーバ高原の絶景も見逃せません。世界中のどんな乗り物とも違う不思議な乗り心地と世界遺産に登録されている大自然……その豪華共演は死ぬまでに一度は体験したいところです!
その日のコンディションによって変わるものの、テーブルランズののどかな街並みを眺めるだけで癒し効果抜群……こればかりは実際に乗った人にしかわからない感動があります。
もちろん、空から眺めるアニマルウォッチングも空中遊泳ならではの醍醐味と言えるでしょう。さすがにコアラの姿は拝めませんが、カンガルーやワラビーなど元気いっぱいの動物たちと出会えます。世界最古の熱帯雨林や壮大な大草原を描く植物たちも目の保養にぴったりです。
なお、ツアーの最後にはみんなで片付けるパッキングゲームもあります。世界中からやってきた参加者と一緒に後片付けをすれば……もう心の友。お茶目なガイドさんもいるので、素敵な思い出になること間違いなしです。
熱気球ではアサートン高原とマリーバ高原、パッキングゲームが目玉!
個人的には愉快なジャージーと行うパッキングゲームがおすすめ!
4.熱気球の体験談
最後に管理人が2015年6月に訪れた熱気球の体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。
熱気球に到着!やってきたのは夜明け前のアサートン?マリーバ?……暗くてわかんない!笑
ここはケアンズの西の外れにある高原。今回はホットエアバルーン社の熱気球体験ツアーに参加するよ!
冷気が残る仄暗い高原に浮かぶコアラはまるで巨大なお化けのよう。
ゆらゆらと立ち上がる気球を眺めてあんぐり。まだ寒いけどバーナーの炎もあってか不思議と暖かいね。
膨らんだ気球はさながら赤いマシュマロマン。完全に膨らんだら準備完了。いよいよ熱気球による大冒険が始まる!
いざ乗船……な、なんか不思議な感覚。ふわっと床全体が浮くような今まで乗ったどの乗り物とも違うよ。
何とも不思議な乗り心地だね。風船に直接乗ってるような浮遊感。
さぁ、炎をたっぷり吸い込んだ熱気球とともに空の旅へ!
上空約30m付近。あんなに暗かった空も地平線が見えるほど明るくなってきた……ガスってるけども。
真っ白な霧が邪魔だけど、アサートンやマリーバの高原が見える。
これが南半球の大自然か……綺麗だなぁ。
あっ!あっちに雄大な大地を駆け抜ける動物たちの姿が!こっちにはカンガルーやワラビーまでいる!
……え?なんだって?何も聞こえないよ!
急に耳ぶっ壊れちゃったの?さっきまであんなに楽しそうにしてたのに。
いやはや、運転席の近くに乗ったからなのかバーナーの轟音で耳やられちゃったみたいで!
確かに凄まじい音だもんね。炎の熱気も相まってこの熱気球自体が移動式グリルと化してるよ。
ちなみに、熱気球の燃料にはプロパンガスが使用されてて、1回の飛行で一般家庭の約4ヶ月分のガスを消費するらしいよ。
そうそう、上空では機体が安定するまでガスバーナーの轟音が続くから爆音が苦手な人は操縦席付近に乗らないよう要注意だね。
まだ眠たそうな地平線が朝焼けでゆっくり目覚めてく……視界は360度の絶景パノラマ。
あんなにうるさかったバーナーも止まって鳥のさえずりすら聞こえてきたよ。
今なら北極でも南極でもどこへでも行ける気がする。もしかしたら、宇宙だって行けるかも。
現実離れした光景に頭までふわふわしてきたね。もうすぐで雲にまで手が届きそう。
運が良ければ雲海も見られるみたいだよ。だた、今回は条件が揃わなかったようで。
この地域は年間300日ほどの晴天率らしいから、雲海は相当な激レア現象かも。
時間にして約30分、この優雅な空の旅もそろそろ終わりとのこと。
風景に見惚れててあんまり写真撮れなかったけど、熱気球……本当に貴重な体験だったね!
ゴンドラが横向きのままドスッ……と着陸。これは決して事故などではなく通常通りとのこと。
ツアーの終了後はみんなで後片付けするみたいだよ。
最後にパッキングゲームで締めくくるってことね。よし、僕も片付けるぞぅ……ってぎゃぁひぃぃいいぃ!
……な、何よ?!
ガイドさんに後ろから思いっきりタックルされた!笑
ニヤニヤしながら背後を狙ってたのはこのためだったのね。
片付けしてたらいきなりタックルするんだもの。本当お茶目さん。
獲物を吹き飛ばす獅子奮迅な姿はオールブラックスの“それ”だったよ。このジャージーたち……陽気すぎる。
愉快にもほどがあるじゃない?危うく宇宙の果てまで飛ばされるところだったよ?
もう少しで「宇宙に行く」って夢叶ったのに。
そんな形で宇宙に行ってたまるか!もう帰る!笑
……いやはや、オーストラリア、恐るべし。
みなさんもホットエアバルーン社の熱気球体験ツアーに参加する際には、陽気なジャージーにお気を付けて!
後片付けの際は背後にご注意を!
5.まとめ
今回はオーストラリアにある熱気球の観光情報、アサートン高原やマリーバ高原の見どころをまとめました。
海外旅行でオーストラリアを訪れるなら熱気球がおすすめです。中でもアサートン高原やマリーバ高原は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。