アメリカの第31代大統領の名を冠するダム、それがフーバーダムです。レイクミード国立保養地にあるミード湖やコロラドリバー橋は北米最大級のダム湖・コンクリート橋とされ、ラスベガスで遊び疲れた旅人が癒しを求めて訪れる憩いの場とされています。そこは貴重な水源でもある観光スポットです。
今回はアメリカにあるフーバーダムの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ旅行計画にお役立てください。
フーバーダムは砂漠のネオン街を支えるオアシス……UFOの目撃例もあり!
この記事では「アメリカにあるフーバーダムの観光情報」「ミード湖やコロラドリバー橋の見どころ」をまとめるよ!
1.フーバーダムの概要
まずはフーバーダムの概要を見ていきましょう。
- 国:アメリカ
- 地域:ボールダーシティ
- 特徴:ダム/湖/橋
- 目玉:ミード湖/コロラドリバー橋
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
フーバーダムはラスベガスの東にあるアーチ型重力式ダムで、膨大な貯水量を誇る人工湖のミード湖で知られる場所です。荒野の中に突如現れる巨大なオアシスはギャンブルに溺れた旅人を癒す観光スポットだけでなく、貴重な水源としても重宝される場所となります。
その着工は1931年で竣工は1936年と歴史も古く、ブラックキャニオンを堰き止める形で作られているのが特徴です。完成当初はボールダーダムという名称だったものの1947年に大統領ハーバート・フーバーにちなんで改名されました。
なお、貯水量は日本最大の湖である琵琶湖の約1.5倍……琵琶湖の貯水量が約280億tであるのに対してミード湖の貯水量は約400億tとそのスケールも圧倒的です。1939年から1948年までは世界一の水力発電を誇り、現在でもアリゾナ州・カリフォルニア州・ネバダ州に電力を供給しています。その電力はラスベガスの不夜城を照らすのにも使用されているとか。
1985年には国定歴史建造物にも指定され、ラスベガスからドライブで訪れる観光客やグランドサークルを回る旅行者の起点にもなっています。
アメリカを訪れるならフーバーダムは外せないね!
ラスベガスを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.フーバーダムの観光情報
次にフーバーダムの観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:10万円~30万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はアメリカ旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:30分~1時間
- 必要期間:5日~15日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:アメリカ/ボールダーシティ
- 住所:Boulder City, Nevada 89005, USA
- 行き方:バス/タクシー/レンタカー/ツアー
- バス:2時間分~2時間30分
- タクシー:20分~30分
- レンタカー:20分~30分
- タクシー:10分~20分
- レンタカー:10分~20分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「ラスベガス⇒フーバーダム」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:やや寒くて晴れやすい気候
- 4月~6月:暑くて晴れやすい気候
- 7月~9月:暑くて晴れやすい気候
- 10月~12月:やや寒くて晴れやすい気候
- ベストシーズン:3月~4月/10月~11月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 15℃ | -2℃ | 15mm |
2月 | 19℃ | 1℃ | 15mm |
3月 | 22℃ | 4℃ | 15mm |
4月 | 27℃ | 7℃ | 5mm |
5月 | 32℃ | 12℃ | 5mm |
6月 | 39℃ | 16℃ | 0mm |
7月 | 41℃ | 20℃ | 5mm |
8月 | 40℃ | 19℃ | 25mm |
9月 | 36℃ | 14℃ | 5mm |
10月 | 29℃ | 8℃ | 10mm |
11月 | 21℃ | 2℃ | 10mm |
12月 | 15℃ | -3℃ | 10mm |
2-5.服装
- 1月~3月:厚手の服装
- 4月~6月:体温調節できる服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
アメリカは総じて治安が悪いものの、旅の拠点となるラスベガスは治安良好です。
2-7.注意点
- 水中への落下
- 検問の実施
- 時差の変化
2-7-1.水中への落下
フーバーダムはミード湖を擁するため、水中への落下には気を付けたいです。スマホやカメラを落とすと大変ですし、自分自身が落ちると危険です。興奮して撮影に夢中になったり過度に騒ぎ立てたり暴れ回ったりすると湖に転落するので、湖畔では静かに過ごしましょう。
2-7-2.検問の実施
フーバーダムは出入口で検問が実施されています。このダムは過去にテロの標的にされたこともあり、常に厳戒態勢の警備が敷かれています。観光客・旅行者はほぼスルーなもののアメリカ軍のチェックが入る場合もあるため、検査を求められた際は指示に従いましょう。基本的に軍事施設は撮影も禁止です。
2-7-3.時差の変化
フーバーダムはアリゾナ州とネバダ州の境目にあります。両州はそれぞれタイムゾーンが異なるため、コロラドリバー橋を越えると1時間の時差が発生します。そのため、アメリカ大陸横断やグランドサークル周遊を考えている方は旅程が狂ってしまわぬよう時差も考慮して日程を組みましょう。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.フーバーダムの見どころ
ここからはフーバーダムの見どころをまとめます。
3-1.ミード湖
おすすめ度:
アメリカ最大級のダム湖。
3-2.コロラドリバー橋
おすすめ度:
同国最大コンクリート橋。
フーバーダムはミード湖やコロラドリバー橋など見どころ満載です。
中でも無骨で堅牢な重力式アーチ型ダムはダムマニア必見……目の前に広がる岩肌とダムの筋骨隆々なコントラストはなかなかの威圧感があります。併せて、北米最大級のダムによって形成された膨大な貯水量を誇るダム湖も見逃せません。
青く輝く人造湖はミード湖と呼ばれ、荒涼とした砂漠からは想像できない色彩を放っています。その水を活用して行われる水力発電では毎年約40億kWhにも及ぶ電力が生み出されており、周辺都市の生命線となっています。そこはまさに眠らない不夜城ラスベガスの主電源とも言えるでしょう。
それだけでなくコロラド川を一望できるコロラドリバー橋も必見です。この橋は日本の大林組が建設したもので別名フーバーダムブリッジとも呼ばれます。その眺めはダムの全貌が見渡せる迫力満点の絶景なので、併せてチェックしてみてください。
フーバーダムではミード湖とコロラドリバー橋が目玉!
個人的には北米最長のコンクリートアーチとされるコロラドリバー橋がおすすめ!
4.フーバーダムの体験談
最後に管理人が2016年2月に訪れたフーバーダムの体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。
フーバーダムに到着!荒涼とした赤褐色の岩肌に透き通るような青色のミード湖が映えるねぇ。
ここはラスベガスを含む地域一帯の貴重な水源。ある意味荒野に佇むオアシスと言える場所だよ。
こんだけの水があれば使い放題じゃない?飲み放題の出し放題!遊び放題の濡れ放題!
……貴重な水源って言ったよね?荒野のど真ん中に縛られたまま放置されてミイラになりたいの?
それはそれとしてここは空気も新鮮で美味しいね。目の前に広がる景色もなかなかのものよ。
黒い岩と白い岩のコントラストが絶妙だね。これは隠れた穴場スポットの発見かもしれないよ。
ちなみに昔はあの境界線まで水位があって周辺には沈んだ集落もあるんだってね。最近は水不足で量も減ってるみたいだけど。
日によってはセントトーマスの廃墟も見えるよ。ラスベガスは慢性的な水不足でゴルフ場を新しく作ることも禁止されてるみたい。
なるほど、ラスベガスの噴水では大量の水を使ってるのにそこだけは厳しいんだ……なんだか不思議。
そこはやはり砂漠の町だからね。ここから見渡す風景もカラッカラよ。
周囲を囲むように広がる岩壁も迫力満点。ここはレイクミード国立保養地の一部……ということで合ってる?
たぶん……なお、この断崖絶壁が連なる渓谷はブラックキャニオンと呼ばれてるんだってさ。
ちなみに重力式アーチダムは堤高221m、堤頂長379mを誇るそうで。
ミード湖に至っては全長117km、周長885km、最大深度152m、湛水面積639km²……ボートをはじめスイミングやフィッシングもできるとか。
向こうの山あいには日本の大林組が建造したコロラドリバー橋!
文字通り、アメリカとの架け橋になってる重力式アーチ型ダム。
ちなみに、ここフーバーダムはUFOの目撃情報もあるとのことで……早速宇宙人を呼んでみるよ!
あぁ~……だからメタボなお腹丸出しにして変なポーズ決めてたのね?ってかそれでUFO来るの?
そこはノータッチっ!そんなことよりUFOが飛んでこないか見てて。
UFOなんてないよ。それより現実から目を背けてないでその贅肉をなんとかしないと……。
まあまあ、未確認“脂肪”物体の話は良いじゃない。今は宇宙人を呼ぶのが先決なんだし。
UFOの話をしてる場合じゃない……ってある意味、未確認“脂肪”物体もUFOか。
……ほら、コロラドリバー橋の奥に何か光るものが!
話を逸らしても無駄だよ。このアメリカ旅ではファーストフード禁止だからね!
あぁああぁぁ……宇宙人さんよぅ、このお腹に溜まった脂肪だけ連れ去っておくれよぅ。
脂肪と一緒に筋肉と内臓と血液も吸引してもらったらどう?ちょっとはグレイみたいな体型に近づけるかもよ。
それはもう宇宙人ってよりエイジアンとかプレデターの類じゃない。モンスターじゃない。
もう贅沢だなぁ。じゃあその贅肉だけブラックホールに転送してもらいなよ。
そんな超次元のキャトルミューティレーションは御免だよ!こっちは楽して痩せたいだけなのに!
宇宙人さん……今です!!!!!!!!
5.まとめ
今回はアメリカにあるフーバーダムの観光情報、ミード湖やコロラドリバー橋の見どころをまとめました。
海外旅行でアメリカを訪れるならフーバーダムがおすすめです。中でもミード湖やコロラドリバー橋は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。