北海道の小樽で古くから愛される自鳴琴の老舗、それがオルゴール堂です。数万点に及ぶオルゴールをはじめ蒸気時計やパイプオルガンなどがあり、哀愁が凝縮されたノスタルジックスポットとして知られています。そこはまさに懐かしさの音色が刻まれた観光スポットと言えるでしょう。
今回は北海道にあるオルゴール堂の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ国内旅行の計画にお役立てください。
オルゴール堂は無数の音色を奏でる自鳴琴の聖地!
この記事では「北海道にあるオルゴール堂の観光情報」「蒸気時計やパイプオルガンの見どころ」をまとめるよ!
1.オルゴール堂の概要
まずはオルゴール堂の概要を見ていきましょう。
- 国:北海道
- 地域:小樽
- 特徴:ギフトショップ
- 目玉:蒸気時計/パイプオルガン
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
オルゴール堂は小樽の堺町通り商店街、その終点にあるメルヘン交差点のシンボルとして長年この町を見守っている存在です。悠然と時を刻む蒸気時計をはじめ重低音が響くパイプオルガンなど、癒しの音色が聞こえてくる観光スポットとして地元民から愛されています。
1967年に開業したレンガ造りの本館は歴史建造物に指定されており、3階建てで5つのフロアを有しているのが特徴です。今では約3,200種類、約3万8,000点にも及ぶ品数を誇り、国内外から観光客や旅行者が訪れる小樽の定番スポットとなっています。本館の前にはからくり式の蒸気時計もあり、精巧な機構に魅了されること間違いありません。
同じ通りにはアンティークミュージアムの2号館や遊工房などもあり、本館とは一風変わった楽しみ方も可能です。例えば、2号館では巨大なパイプオルガンによる演奏を堪能できる他、別館の遊工房では手作りオルゴール制作や手作りガラス工芸製作も体験できます。
まさにオルゴール堂は小樽観光の思い出作りにぴったりな場所なのです。
北海道を訪れるならオルゴール堂は外せないね!
札幌を拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.オルゴール堂の観光情報
次にオルゴール堂の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:5万円~10万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額は北海道旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:9時00分~18時00分
- 所要時間:30分~1時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:北海道/小樽
- 住所:北海道小樽市
- 行き方:電車/バス/タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- 電車:30分~1時間
- バス:1時間~1時間30分
- レンタカー:30分~1時間
- バス:10分~20分
- タクシー:10分~20分
- レンタカー:10分~20分
- 徒歩:20分~30分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「札幌⇒オルゴール堂」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:寒くてやや雨が降りやすい気候
- 4月~6月:やや寒くて晴れやすい気候
- 7月~9月:やや暑くて晴れやすい気候
- 10月~12月:寒くてやや雨が降りやすい気候
- ベストシーズン:2月/6月~9月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | -1℃ | -7℃ | 130mm |
2月 | 0℃ | -6℃ | 105mm |
3月 | 4℃ | -3℃ | 85mm |
4月 | 11℃ | 2℃ | 60mm |
5月 | 17℃ | 7℃ | 55mm |
6月 | 20℃ | 12℃ | 60mm |
7月 | 24℃ | 17℃ | 80mm |
8月 | 26℃ | 18℃ | 135mm |
9月 | 22℃ | 13℃ | 115mm |
10月 | 16℃ | 7℃ | 150mm |
11月 | 8℃ | 1℃ | 140mm |
12月 | 2℃ | -4℃ | 140mm |
2-5.服装
- 1月~3月:厚手の服装
- 4月~6月:体温調節できる服装
- 7月~9月:体温調節できる服装
- 10月~12月:厚手の服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- 良い
北海道は総じて治安が良く、旅の拠点となる札幌も治安良好です。
2-7.注意点
- 商品への接触
2-7-1.商品への接触
オルゴール堂は繊細な商品が置かれているため、商品への接触には気を付けたいです。館内には壊れやすいものや割れやすいものも陳列されており、高価な製品も販売されています。当然ながら許可なく触ったり動かしたりしてはいけません。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.オルゴール堂の見どころ
ここからはオルゴール堂の見どころをまとめます。
3-1.蒸気時計
おすすめ度:
哀愁漂うレトロな時計台。
3-2.オルゴール
おすすめ度:
数万点を超える自鳴琴。
3-3.パイプオルガン
おすすめ度:
重厚な音色の管風琴。
※仮画像
オルゴール堂は蒸気時計やオルゴール、パイプオルガンなど見どころ満載です。
本館の脇に佇む蒸気時計は哀愁に溢れ、ボイラーが組み込まれたからくり仕掛けの時計台としてノスタルジックな雰囲気を吐き出しています。刻一刻と時を刻む姿はまさに堺町通り終点のシンボル……1時間ごとに時刻を告げ15分ごとに5音階のメロディーを奏でる姿には思わず通行人も足を止めます。
館内には数万点を超えるオルゴールが置かれており、所狭しと並べられた自鳴琴は壮観な眺めです。中でも本館の洋風・和風フロアやアミューズメントフロアが広がる1階には小型オルゴール、ブランド・アンティークフロアや工芸品フロアが広がる2階には中型~大型オルゴール、夢の音フロアが広がる3階には曲を選べるオルゴールが展示されています。
2号館のアンティークミュージアムには明治41年にイギリスで製造されたエオリア社のパイプオルガンもあり、営業時間内に6回(各20分)の演奏も開催されています。内部に組み込まれた大小690本のパイプから奏でられる重厚感たっぷりの音色は海外旅行気分を味わわせてくれるはずです。
オルゴール堂では蒸気時計とオルゴール、パイプオルガンが目玉!
個人的にはノスタルジックを吐き出す蒸気時計がおすすめ!
4.オルゴール堂の体験談
最後に管理人が2022年2月に訪れたオルゴール堂の体験談を記しておきます。等身大の国内旅行記としてお楽しみください。
オルゴール堂に到着!レトロなレンガ調の建物が渋い……これぞ小樽って感じがするよね。
やっぱり小樽に来たらここは外せないよね。もう何度も来てるけどいつも新鮮!
凛とした空気と夕暮れに染まる蒸気時計が哀愁を纏いながら時を刻む……エモさの極み。
小樽はこのノスタルジックな空気がたまらない。冬の小樽は空気も澄み切ってて美味しいや。
向こうには小樽銘菓、ルタオの本店も見える!
ドゥーブルフロマージュ食べたくなってきた。
オルゴール堂の名物、それがこのオルゴールの展示方法。まるで逆さまにしたシャンデリアみたい。
1つ1つのオルゴールだけでも繊細で見事だけど、ここまでずらりと並べられると圧巻だよね。
さながらオルゴールのピラミッド。眺めてるだけでうっとりしちゃう。
この迫力は写真だとなかなか伝わらないのが残念なところ……ぜひ実物を見てほしいところ!
小腹が空いてたところにお寿司!やっぱり小樽といえば海産物よ!
マグロにサーモンにエビにイカに……これは外国人ツーリストが黙っちゃいない。お土産にも最適なオルゴールだね。
収録曲はもちろん「スシ食いねェ!」だよね?
……うん、普通に他の歌も収録されてるからお好みのものを選ぼう。
この品揃え!どのオルゴールを選ぶかはあなた次第!
こんなに種類があると迷っちゃうね。ここに展示されてるだけでも数万点以上あるらしいし……選べないよぅ!
ウィンドウショッピングや写真撮影だけでもOKとのこと……さすがは北海道!器がでっかいどう!
もちろん気に入ったものが見つかったらお土産にどうぞ!
この天使のオルゴール、子供の頃からずっとある気がする。懐かしい。
オルゴールとガラス工芸が溶け合った素敵な工芸品……まさに小樽の名物を凝縮した逸品と言えるかも。
奥の階段を上って1階から2階へ。吹き抜けのようになってる回廊からの眺めはなかなかの迫力!
歩幅に合わせてギシギシとレトロな音を奏でる木製通路も味がある。
このオルゴール堂そのものが音色箱。ここではみんなの足音が音符代わりさ!
歩くほどに聞こえてくる無数の音色も風情があるね。居心地も抜群よ。
ちなみにオルゴール堂では1階に小型のオルゴール、2階に中型~大型のオルゴールを展示してるとか。
3階まで上がると曲と箱を選べるオルゴールもあるから、こだわり派の人はぜひ!
こうしてオルゴール堂を歩いてると子供の頃を思い出して胸がポカポカしてくるよね。
真冬だって言うのになぜか暖かい。道民の心の故郷は小樽にあったんだ。
お土産のオルゴールは数百円~数千円だけど、中には腰が抜けるような値段のものもあるよ。
数十万円のものや数百万円のものなどコレクター向けの商品もあるね。
ふわあぁぁあ……それにしてもランプの柔らかい光も相まってなんだか眠たくなってきたよ、パトラッシュ。
誰が金物屋に酷使されてた大型犬やねん。そろそろ日も沈む頃だけど、この時期の小樽はこれからが本番だよ。
最後にパイプオルガンの演奏を聞きながらノスタルジックなエネルギーを充電するとしようね。
いや、そんなことしたら一気に爆睡モードに突入しちゃうから!笑
5.まとめ
今回は北海道にあるオルゴール堂の観光情報、蒸気時計やパイプオルガンの見どころをまとめました。
国内旅行で北海道を訪れるならオルゴール堂がおすすめです。中でも蒸気時計やパイプオルガンは見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。